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And I Love Donut🍩

ドーナツが好きだ。
もはやドーナツ巡りはライフワークと言えるだろう。
(今も蒲田の高橋商店の焼きドーナツを食べながら書いている。ふかふか)

なんでそんなに好きなのかは分からないけど、いいんです。
好きになるのに理由はいらないでしょう?

過去に何度かドーナツnoteを書いてきたが、今回はそれまでのまとめと、春から初夏に食べたドーナツの思い出話と、世界のドーナツを食べたいと言う話をしよう。


・そもそもドーナツが好きなのは

4年前、仕事のストレスで疲れ果てていた休日の朝、ドーナツが食べたくなって朝から晩までドーナツ巡りをした。
チェーン店、個人店、揚げ、焼き、蒸し、豆腐、はてはドーナツラスクも、ベーグルまで食べた。

どれも美味しかったし、良い想い出だ。
が、あの日は一気に食べ過ぎてそっからしばらくドーナツを食べてなかった。

リトルマーメイドの揚げドーナツ

それが去年の夏の日”なんたってドーナツ”という小説を読んで再度ブームが復活した。
そうだ、俺はドーナツが好きだ!!ってね。

再ブームがきた時に書いたnoteは勢いのある(むしろ勢いだけ??)文になっている。
この時の表紙ドーナツはリトルマーメイドの揚げドーナツ。
チェーン店のパン屋と侮るなかれ。

そっから10ヶ月。様々なドーナツを食べた。
といっても毎日とかじゃない。平均して月に10~15個くらいかな。充分か。
お腹周りにドーナツ状に脂肪ができないように気をつけつつも、少し太った気がする。
ま、いっか。美味しくて幸せな方が良い。

フジパンの豆乳ケーキドーナツ

好きなのはプレーンの揚げドーナツ。
あとはシナモン、きな粉、などなるたけシンプルな物が好き。
色んなのが乗ったスイーツっぽいのも好きだけど、おやつらしい素朴なドーナツが好きだ。

・ドーナツは情報社会へのアンチテーゼなのだ。

とか言ってみたり。

現代は情報過多だ。どんな料理にもランキングがあり、点数がついている。
そりゃ~まぁ確かに便利ですよね。俺も食べログとか使うしさ。

けどね、ドーナツという食べ物はそこへ一石を投じるんです。
というのも、ドーナツは評価されにくいんです。
特に俺の好きなプレーンドーナツは、今のネットの力を持ってもまだまだ把握しきれない。

OKストアの揚げドーナツ

なんでかって言うと、ドーナツは専門店以外のお店でも出しているから!
喫茶店、豆腐屋、ケーキ屋、パン屋、惣菜屋、スーパー、レストランなどなど、メインにならないポジションにいる隠れ名ドーナツが沢山いるのだ。

パン屋でカフェのドーナツ

その手の店は主軸の商品が評価の対象になりやすいので、ネットの評判とドーナツの美味しさは比例しにくい。
そもそもネット上だけの情報じゃドーナツがあるか分からない事も多い。
だから面白い。

・プレーンドーナツという独特な土俵

ドーナツ専門店以外のドーナツはプレーンが圧倒的に多い。
あとはシナモン、きな粉、ココア、ゴマ、チョコくらいかな。
メイン商品じゃないしそんな多種展開はしないよね。

逆にドーナツ専門店はプレーンをあまり売らない。
そりゃね、専門店だもの色々工夫するでしょ、トッピングが多い方が単価もあがるしね。

ミスドとピエールエルメのコラボドーナツ

だからか分からんけど、プレーンドーナツという土俵では専門店もそうじゃない店も張り合う。
ドーナツという広いジャンルでは専門店に軍配があがるが、プレーンは別なのだ。面白いでしょう。

豆腐屋のドーナツは豆腐やおから、きな粉、豆乳などを使った優しい甘さが特徴で
パン屋のは揚げパン的な美味しさで、小麦粉の扱いも上手い、
みたいな個々の強みが出やすいのがプレーンドーナツの世界。奥深い。

ミスドとポンパドールの半分ずつ

コレはミスドのシュガーレイズドとオールドファッション、横浜で有名なパン屋ポンパドールのシナモンシュガーとプレーン。

どっちも魅力的でどっちも美味しい。
当たり前だけど、全然違うんです。
最終形もそうだろうけど、この美味しさに行き着くまでの経過も違うだろう。そういう事を考えて食べるのも面白い。

・2022の目標ドーナツ達成度は約60%

年始に書いたnote。行きたい、いや行くべきドーナツ屋さんについて。
行きたい20店舗の内12店舗は行った。
まぁ閉店してたり、支店の方だったり、目当てのドーナツに出会えてなかったりはしたけど半分以上は行けた。

中でも東京神奈川で行きたかった10店は行けた。あとは旅しなくちゃいけん。
ドーナツを通して様々な事があった。まずは冬から春までをザッと。詳しくは後ほどのnoteに。

ハリッツ

東京随一のドーナツ屋、ハリッツは3度目の正直でやっと買えた。
本当に素晴らしかった、人気の訳が少し分かった気がした。

関豆腐店のプレーンドーナツ

春夏秋の晴れた土曜日限定という希少価値の高いドーナツ。
想像以上に俺の好みど真ん中だった。最愛。

キャプテンズドーナツの揚げドーナツ

なんだか懐かしいドーナツからはおやつとは御褒美であると教えてくれた。

YUPのシュガー

酸味の尖ったコーヒーとドーナツで安らぐ時間が必要だと言う事と、どうやらドーナツにクラフトビールが合うらしいと知った。

ドーナツを通して人の温かさに触れて泣きそうになったり
もう一度食べたかったドーナツがお店ごと、いやその一帯ごと更地になっていたり…

色々あった。詳しいことはこのnoteで↓

・晩春から初夏、ドウナッた?

さて、過去noteの振り返りはおわり。
これからは最近の話だ。

・べつばらドーナツ 鎌倉

最近の1番の出会いは間違えなくここ。
べつばらドーナツだろう。

その店は鎌倉にある小さなドーナツ屋だ。
前にも行ったのだが、その時は売り切れでリベンジをね。

ドーナツはその日次第だが6,7種。全部を1個ずつ買った。
そして店員さんとドーナツ話しをしているとコレを売ってくれた。

素ドーナツ

ここは同じ生地に様々な味付けをするタイプのドーナツ屋なんで、ジャリッと砂糖をまぶしたシュガーが1番シンプルな物だ。
が!これはそれ以上にシンプル。ようは揚げた生地だ。

コレが美味しくって!!揚げたてのをくれたのもあると思うけど、この美味しさのがベースにあるなら全部美味いやん。と確信した。

サクッとしててモチッとしててもそっとしててね。
キメは細かすぎず粗すぎず、ようは良い塩梅なのよ。
大好きなタイプです。
大きめなのも良い。大きな幸せ。ビッグラブ。

チョコドーナツ

生地の美味しさがあのレベルなんだ。そりゃチョコも美味い。
口溶けの良いチョコと滑らかな生地、合う~~

そんでな、このチョコの厚みが不均一なのが堪らんのじゃ!!
手作りならではの不均一性、恋しちゃいそう。

そんでな、ここのは1個が大きいからチョコドーナツを食べる場合は口の周りにチョコがつく。
そりゃそう。それも魅力です。
恋は盲目、あばたもえくぼ。

・蒸気屋 博多

お前は地方に行ってもドーナツを食べてるのか??って
もちろんです。
むしろ地方に行くチャンスがあるからこそ行くんです!!

焼きどうなつ

蒸気屋は九州の銘菓である、かすたどん、かるかん、などを作っている有名な会社。
銘菓だらけの中でひっそりいるのがこの焼きどうなつ。

博多駅の地下では、その場で焼きたてを買えるという嬉しさ。
専用の丸い型に多めの油を塗って、生地を流しこんで両面じっくり焼く。
もう香りがたまりません。甘くて香ばしい。

まだ温かい内に囓りつく。
ふわっとしててしっかりしてて、しゅわっと消えていく感じ。

流石はかすたどんの会社、生地の口溶けやきめ細かさが似ている。
硬めのシフォンケーキみたいな?
九州行ったら行こう、いかねば。
あ、あと俺への九州土産はコレでお願いします。

・ヒグマドーナッツ 学芸大学

そう、ここはドーナツじゃなくてドーナッツ
北海道の食材をふんだんに使った素敵なお店。

ハニーマスカルポーネ

いただいたのは看板メニューのハニーマスカルポーネ
いつもプレーンを食べる用にしてるけど、どうも気になったのと、これならプレーン部分も味わえるからね。

サクッとした薄めの表面、ふわもちのいいバランス、細かすぎず荒すぎない絶妙なキメ、滑らかだけど食べ応えのある優しい甘さ。

見た感じ柔らかそうなマスカルポーネはけっこう硬くて、ドーナッツの熱で少しずつ柔らかくなっていく。この温度差も心地よいです。
マスカルポーネのまったりした酸味と蜂蜜の華やかな甘味、それに優しく寄り添うドーナツ。いい相性。好きだ~!!

・ダンボドーナツ アンド コーヒー 麻布十番

写真で分かるかもだけど大きなドーナツ。
まさにダンボサイズ🐘、ってダンボよー知らんけど。

シナモンシュガー

前にnoteでドーナツの記事を読んで知ったこのお店。素敵でした。
でっかいからこそ揚げられた表面積の割合は少なく、意外にも軽やか。
ドーナツってより揚げパンっぽい感じ。
口をかっぴらいてかぶりつく幸せ。

砂糖のジャリジャリ感が好み。
生地はちょっと粗め。
コーヒーがたっぷりなのも嬉しい。
1個でかなり満足感があったけど種類が豊富なので何度も行きたいなぁ。
グレーズ系が面白そうだ。

・nicoドーナツ 麻布十番

nicoドーナツ、残念ながら関東圏ではもう無い…
行った少し後に閉店になってしまって、悲しい。けどギリギリでも行けてよかったのかな。

九州は大分県、湯布院に本店があり九州で8店舗かな。
あとは山形に一店舗、そして東京の麻布に一店舗あったのだが、そこが閉店。残念だ。

プレーン、きな粉、シナモン、ごま、チョコ

系統で言うとはらドーナツっぽい生地。もちもちです。
大豆を使ってるタイプのドーナツって美味しいよね~
大好きなタイプの生地。甘さも丁度良い。控えめ過ぎないのが良いわ~

プレーン、きな粉、シナモン、ごま、チョコの5種を食べたのだが、コーティングの粉類はかなり細かくてしっとり。染みてる感じ。
どれもすっごい好き!!!!
こんな美味しい物があるの、もっと早く知りたかったなぁ。
本店に行きたいです!

・高橋商店 蒲田

高橋商店は昔ながらのドーナツ屋さんだ。
駄菓子屋っぽい店。

シナモンリング、卵ドーナツ、南瓜サーターアンダギー

値段も駄菓子屋っぽく、1個50円~だ。うわ~お
この日はタイミングが微妙だったのか、リングドーナツがシナモンしかなくて、卵ドーナツという丸いのとカボチャのサーターアンダギーを。

しっとりホロホロ、これぞおやつドーナツというドーナツ。
牛乳とかコーヒー牛乳と一緒に食べるのが合う。
キメは粗めで、手に油はつくけどこれはそういうのをひっくるめて良いドーナツだ。ノスタルジー。分からんけど。

写真にはいないけど、焼きドーナツもふかふかで美味しかった。
バニラっぽい甘い香りが幸福感。

カリンドーというかりんとうとドーナツの間の子も気になるので次回はそれも食べたい。
こういうドーナツ屋さん貴重だなぁ。

・関豆腐店 平間

やっぱ好きなのはここ。関豆腐店。
前回のドーナツnoteにも書いたけど、また行きました。好きすぎて。
順位つける気は無いけど、すっごい好きなドーナツです。

売ってる日が少ないから買える時は1度に10個とか買う。
月並みだけど、塩梅が絶妙なんです。
固さ、歯応え、生地の荒さ、甘さ、口溶け、油のキレ、喉こし、色んな面で俺の好みにドンピシャ!
コレをプレゼントされたら恋に落ちます。知らんけど

あ~好き~

・ドーナツ巡りは世界へ?

なんとなく入った沖縄料理屋でサーターアンダギーがあったので食べた。
揚げたてのカリッカリの物で、めっちゃ美味かった。

そう、サーターアンダギーもドーナツなのだ。
数少ない日本固有種のドーナツと言ってもいいんじゃないかな。
あとなんだろ、あんドーナツくらいかな。

あぐぅーん たまプラーザ

ドーナツと言えば丸くて真ん中に穴があるリングドーナツが定番だが、世界には他にもたくさんある。
どこまでをドーナツと呼ぶかは難しいけどね。

俺はこれまでかなり狭い範囲でドーナツ巡りをしていた。
揚げか焼きのリングドーナツ、それもプレーンドーナツがメイン。
けれどそろそろ世界を見たい。そんな欲が少しずつ芽生えてきたある日の事だ、

ペルー料理の店に行く機会があった。
そこで出会ったのがコレ、ピカロネス。

荒井商店 御成門

インカ帝国、アンデス文明の地、ペルー。
様々な国や文明がカオスに混じり合ったこの国は食文化もかなり多様で、美食の国としても有名。

その美食の国で定番のおやつがピカロネスである。
サツマイモとカボチャが主材料で、もそっと酸っぱい生地。発酵なのかスパイスなのか。
シロップはアニスやシナモンの効いた酸っぱ苦甘い黒蜜のような物で合う。

ちなみにこのアイスは荒井商店のオリジナル?で、定番のには無い。
日本人向けのアレンジなのかもしれない。

ピカロネスは1個が小さく、直径5cmほど。
駄菓子屋で売ってるミヤタのヤングドーナツみたいなサイズ感。

一口二口で食べれるが情報量はかなり多い。
これまでのドーナツとは違い、酸味や苦味が主張している。
生地も小麦粉だけではなく、サツマイモとカボチャのの魅力が溢れている。

うむ、面白い。
世界のドーナツが様々あるのはなんとなく知っていたが、実際に食べると衝撃的だ。

・日本で食べれそうな世界のドーナツ

は、意外に多い。
チュロス、マラサダ、ポンチキなんかは知名度があるかな。

けどね、そんなもんじゃないんです。
だって小麦粉と卵を混ぜて揚げて甘くした物ですよ、そりゃ~世界各国で生まれるでしょ。

丸以外にも三角や細長かったり、芋やトウモロコシを混ぜたり
揚げ油がラードだったり、スパイスを使ったり、クリーム詰めたり、ジャム詰めたり、あんこ詰めたり、、、
世界各国で違いがあって、それが面白いし美味しい。

というわけで、俺がいま気になっている日本で食べれそうな世界のドーナツを紹介します。
結局食べログ使ってるじゃんって?保存するのに便利なんです。許して。


ポルトガル生まれのハワイ名物ドーナツ マラサダ

ポーランドのドーナツ ポンチキ
前行った時はポンチキが売り切れだったからリベンジしなくては!

イランのドーナツ ハトゥン

ルーマニアのドーナツ パパナシ

ドイツのドーナツ クラップフェン

ギリシャのドーナツ ルクマデス

インドのドーナツ グラブジャムン ワダ

オランダのドーナツ オリ-ボーレン
ドーナツの原型と言われているらしい?


って所です!!
今のところ。

ウクライナのパンプーシュカ、トルコのピシ、キルギスやモンゴルのバウルサク、イランやアフガニスタンのパンジェレ、などなど
他にも食べてみたいのは沢山いるのだが、日本のどこで食べれるかは捜索中。

なにか知ってたら教えて下さいね!!

アーンド!!俺と一緒にドーナツ及び、外国の料理を食べに行こうって方ぜひ行きましょうね~

さ、次のドーナツnoteはいつかな、秋頃かな。
とりあえず今日はここまで。

みなさま良いドーナツライフを!!

だけど好きなんだ良いだろう
こんなにも愛しているよ


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いつもありがとうございます。 書くの大好きだけどやっぱ大変だから、サポートして貰えると持続性が増します。