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ヘルスケア事業✖️人事と総務の困りごと

みなさんこんにちは、工藤です。

私は現在ヘルスケア業界で、商品の企画開発や、マーケット開発の仕事に就いています。

以前のキャリアはフィットネスクラブやホテルなどの施設運営が主軸でした。BtoC(企業→消費者)が大半を占める仕事です。

現在はBtoB(企業→企業)、またはBtoBtoC(企業→企業→消費者)が仕事の中心になっています。

それぞれビジネスの特徴が異なるので、初めは基本ルールを覚えるまでに時間がかかりました。

特に、BtoCと違って、

BtoBは誰に商品を販売するのか?

どんなニーズがあるのか?

そのイメージを掴むことがなかなかできませんでした。

施設運営を中心としたキャリアを持つ私の弱点です。

 

よくBtoBのイメージ図で表現されているビルや建物・・・そのような固まりを頭に浮かべても企画を作成することはできません。

冷静になって所属組織の「顧客」を分析してみると、企業や自治体の「人事・総務」を対象するケースが多いと分かりました。

いわゆる間接業務系の部門です。

 

🥚アウトソーシングから企業のニーズを探してみる

所属組織の顧客対象は見えてきました。

次に、人事や総務のニーズをどうやって探せば良いのか?疑問が発生してきます。

間接業務系のニーズを把握するためにはたくさんの方法があると思いますが、一例として「人事・総務関連のアウトソーシング」の調査が挙げられます。(※アウトソーシング=外部調達、外部委託)

本業に集中したい企業のニーズに対応するのがアウトソーシング。

では、アウトソーシングにはどのような領域があるのでしょうか。

【人事業務アウトソーシング】
 ・給与計算
 ・勤怠管理、ASPサービス
 ・企業向け研修
 ・採用アウトソーシング
【総務業務アウトソーシング】
 ・EAP(従業員支援プログラム)
 ・健康診断、健康支援サービス
 ・福利厚生アウトソーシング
 ・PR(広報代行など)
【人材関連業務アウトソーシング】
 ・人材派遣
 ・人材紹介
 ・再就職支援

代表的なものをピックアップしてみました。

フィットネスクラブで働いていた頃には、全く分からない領域ばかり…。

ASP?EAP?

当たり前に飛び交うこれらの用語は一体…。

まずは最低限、上記の領域について基礎知識を身に付けました。

そして、これらをヘルスケア事業と結び付けてみます。

 

🥚ヘルスケア✖️人事・総務業務

上記領域をヘルスケア事業と結び付けやすそうなものに絞ってみます。

【人事業務アウトソーシング】
 ・企業向け研修
【総務業務アウトソーシング】
 ・EAP(従業員支援プログラム)
 ・健康診断、健康支援サービス
 ・福利厚生アウトソーシング

大分すっきりしてきました。

ちなみに、EAP(従業員支援プログラム)はおおむね下記のような内容を示しています。

企業が行う産業保健業務のうち、職場環境の改善を目的とした従業員のメンタルヘルス支援を請け負うアウトソーシングサービス全般。
(人事・総務関連業務のアウトソーシングレポートより引用)

メンタルヘルスの予防や対処、健康支援、職場環境の改善提案など、多岐に渡ります。

 

最後に、すっきりした分野と、ヘルスケアの領域を結び付けてみます。

ヘルスケアの事業領域について、一例です。

①医療分野
 疾病の治療・医療器具・医薬の製造・医療施設の運営、建設など
②介護分野
 在宅介護、居住系介護、介護施設など
③健康増進分野
 健康管理、栄養管理、リフレッシュ、その他生活支援、金融(保険)など

例えば、

①医療分野×健康支援サービス

③健康増進分野×企業向け研修 などはすぐに思いつくモデルだと思います。


このような手順を踏むと、新規事業の企画も大分シンプルになり、企画職出身でない私でも仕事に取り組めるようになりました。

 

どのような仕事も、まずは『仕事の型』を覚えることが大切なのだと思います。

型を身に付けていれば、その型を元にチャレンジできる仕事の幅が広がっていくことを、実体験を通して感じました。

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