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「心の熱さ」と「論理的な思考力」を両立する

みなさんこんにちは、ヘルスケア&フィットネスのお仕事や学びをサポートしている工藤です。

本日のテーマは『熱意と論理の両立』です。

こちらの本から着想を得たテーマになります。

著者の三枝匡(さえぐさただし)さんの実体験を基にした、ビジネス小説です。

30代半ばの主人公(三枝匡さんがモデル)が会社を立て直すサクセスストーリーです。

半沢直樹のようなイメージを持つとわかりやすいと思います。

ただし、半沢直樹は話を面白くするために現実離れしたストーリーが一部あります。

『戦略プロフェッショナル』はそうではありません。

実話が基になっているので、作られたドラマ以上に感情移入をしやすい構成になっています。

ああ、仕事をしているとこういうことあるよな…。

いわゆる、「仕事あるある」。

読んでいてそんなシーンがいくつもありました。

全体を通して、論理的に考えるべき部分と、熱くるしいほどの熱意が入り混じっています。

時間をかけて考える場面。

感情をむき出しにして前進する場面。

共に大切です。

三枝匡さんはコンサルタントのキャリアや、スタンフォード大学でMBAを取得している経緯などから、一見するとひたすらロジカルに物事を考える人と思われがちです。

もちろんそういった面は多分にあるのですが、それ以上に、熱い

情熱の人です。

仕事をする上で基本的で、最も大切なこと。

私はそれを思い出すことができました。

ただし、精神論だけでは結果を出し続けることは難しくなります。

気合いだけでは再現性がない。

そのために、戦略、論理、などの武器も必要になります。

三枝匡さんは、実践的な「戦略プロフェッショナル」になるための3つの条件を挙げています。

①トップとして、強いリーダーシップを発揮する覚悟があること。
②新しい戦略を考えだす作業手順をマスターしていること。
③多少のリスクは気にせず、何があっても「夜はグーグーとよく眠れる」性格であること。

やはり、熱意と論理が含まれています。

熱い気持ちも、論理的な武器も、どちらかでは過不足があります。

両利きにならなくてはなりません。

本書はグラフや図の挿入が豊富で、ロジカルな思考力も養うことができます。

5つある各章の終わりには、「戦略ノート」として解説も挿入されているので、内容が大変わかりやすいです。

なお、本作の後には同ジャンルで下記作品も出版されています。

共に実話が基になっていて、私は仕事をする上で大きな学びになりました。

学者の記述する理論よりも、すっと身体に沁み込んでくる。

きっと実話がベースにあるからですね。

この3冊、おすすめです。

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