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短歌が多いですが、たまに詩や小説、歌詞を書きます。 自分自身も励みになりますので、コメ…

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短歌が多いですが、たまに詩や小説、歌詞を書きます。 自分自身も励みになりますので、コメントもらえたら嬉しいです。

マガジン

  • 気まぐれ短歌

    まぁ、気まぐれに。解説も気まぐれに行います。

  • 歌集「遠ざかる情景」

    目に見える情景の中には、時に胸を締め付け、そして、時に凍り付いた心を溶かしてくれる不思議な温かみを感じる何かがある。しかし、それは、これ見よがしに情味を見せたり、人情や温かみを押し付けてくるようなものではない。多くは、切なくなるような風景や、揺蕩うような情景の中に、潜んでいる。そして、我々はそれに静かな涙を流す。その風景の多くは、日常の中に潜んでいる。 しかし、この世に、永遠というものはない。季節が移り変わっていくように、今さっきまで見えていた情景は、すぐに姿を消し、気づけば新しいものに変わっていく。 情景は、遠ざかっていくのだ。 私は、その情景を短歌として、残しているく。 遠ざかるその情景を、どこかで思い出したいから。 私は、一つ一つの情景を歌として、映し出し、推敲していくつもりである。

  • 歌詞類

    拙い歌詞たちです。 読んであげちゃってください、喜びます。

  • ブラック短歌

    黒い部分を書いてみる。 本気にしないでね。

  • 歌集「らくがきノート」

    新しい歌集です。 のんびり見てください。

最近の記事

短歌

痛々しい撫でた鉄筋の錆の赤失えぬのは過去なりと泣く 夕鶴という美しいラベル貼る程に夕陽にたちし”つう”は美し 羨ましい 言うては愚者らが貪るを 見て過ごす 夕のシチリアーナよ 巨匠らの 愚が喰い荒らす 抒情拾い 泣く悲劇演ず 四畳半にて 

    • 短歌、俳句 「冬」

      短歌と俳句をセットで、読んで見たいと思います。 そろそろ、クリスマスですね。 人里の灯のみを知る仔らを見て去る我は裏切りのユダ 火を灯す、冬のあばら家、青春が潜むと思い通り過ぐ夜 汚れた手、そのままにして見るテレビ、「酒買っとけばよかった」と冬 冬の灯を憩う蛾払う闇夜かな 里の浜冬に死す魚打ち上げん 凍てし冬ザァザァと鳴くを”泣く”と読む

      • 冬短歌

        寂しさややるせなさを今は叫びだすほかない、みんな、そうです。 ポップと言うか、明るいニュアンスの歌をうたいたいのですが、その気持ちが大上段に構える結果となりどうもうまくいかない。 まだまだ、勉強です。 生水を気まぐれに飲む薄暗き絶望の部屋の朝は悲しき 赤い眼をした友を転校で無くす、駆け上ってた遊具は寂しい 契り交わし孕んだまま死せる母魚寂しき朝の市場の事です 国言葉、大声で交わす朝市に海の命の死は荒涼と

        • 落書き、冬短歌

          冬が始まりましたね、でも、冬の青い空や、心地よい肌寒さはいいですよね。あと、人間描写にも力を入れ始めました。見守ってやってください。 冬支度、終えし朝には、初雪が 降るワケはない ただ寒いだけ コンビニの おでんを 買う学生の群れ 押しのけられて あきらめる朝 この出会いが 決まっていると いうように 僕のいる場所に 立つ君、笑顔 ポップ聞く 朝は爽やか であることが 楽しい思う 出勤愛おし  黄泉路近い 死にかけた 祖父を ジィジと呼ぶ 妹の子を絞め殺したい

        マガジン

        • 気まぐれ短歌
          27本
        • 歌集「遠ざかる情景」
          17本
        • 歌詞類
          7本
        • ブラック短歌
          2本
        • 歌集「らくがきノート」
          2本

        記事

          短歌

          色彩や、ある種の色気にこだわってみました。あくまで思ったことを、固く重く歌おうとしたが、これでは、読者の心に溶けていかない。 透き通る 水面の石を見る 君の 背の丸み見て 凍るわが胸    花咲く樹の 下で 逢瀬を 繰り繰りて 今は秋にて 葉も落ち始め 繰り返す 逢瀬の春と夏、過ぎて 秋の今、君は 遠くで生きる 清張を 読んで見る海は 蒼くても 灰色と思う ひとり旅にて 

          短文「ひねり出すということ」

          どーも、今回は、短歌ばかりでなく、自分の創作論もどきを吐き出します。 推敲なんかしません、叫びです、これは。 文章であれ、何であれ、何かを表現するというのは、具体的な行動なんですよね。 それは日常のモノ、家事だったり、仕事だったり、遊びだったり、誰かとのトークもそれかもしれませんん、セックスだってそうでしょう。 どうも、人間の人生の分岐点をつかさどるのは、妄想や空想ではなく、具体的な行動のようです。勿論、何もしないことも。 何かの小説の中で、頭でこさえるだけではダメだ。と

          短文「ひねり出すということ」

          久しぶりに短歌

          久しぶりに更新します。やっぱり、愚痴と言うか、涙と言うか……。 絵にかいた幸福とは、その人、いや、その人たちが、幸福と言うものをえとして書いて生きているからだ、とは思う。 何もないのがいい、惨めでも、馬鹿みたいでも、平たんに終わればいい。 バイトする、少女は、冷たい目をしてる、コンビニはどうもブラックらしい 妬み妬み 恨み恨み 怒り怒り 泣き泣き 笑い泣き グショグショ泣く 海の中 漂う夢をみる君を 沈めて殺す だってクルシイ 潮砕ける 荒海に 我が見出すは いにしへ

          久しぶりに短歌

          俳句のみ

          夏の昼、ぬる水を飲み、ボーっとす 青い春、書いて消しては、夏のまま 夏の海、泳がず、通り過ぎる今日 ノスタルジー無くして大人になる真夏 引きこもる理由失いシャバは夏 青いプール、太陽射せど背を向ける ノスタルジーに慕情を持ちながらも、結局、現実を生きるには、それは一旦わが身から、捨て去らなきゃダメなんですね。 確かに子供のころは、懐かしいけれど、戻れるわけではないし、子供の遊びにも、結局、それが、遊びであって、それは嘘である言う、前提のものが多いでしょう。大人になると、嘘っ

          俳句のみ

          短歌、俳句

          気まぐれに作りながらも、ことに自分の憂鬱は晴れない。 しかし、どこかそ憂鬱が、心地よく思う。 明るいほうがいいとは思うのである。 イスラエルや、キリスト教についての知識はあまりなく、とりあえず、本などで見知った知識から絞り出してるだけである。あまり調べてない。 だとしても、多くの人がそうであるように、幼き頃見たテレビで、みた海外の風景は、不思議と心に残り、不思議な安らぎを、与えていると思う。 短歌 夕沈む、ヨルダンの川を物売りの老婆を乗せた船は過行く 花売りの少女は、歌を歌

          短歌、俳句

          短歌、俳句

          俳句にも挑戦してみます。 少し、気持ちが緩んでいるんでしょう、感情が歌にこもってると思う。 いちごパフェ、あの子が描いた絵を貰う、思い出すだけ、甘かったこと 水をやる、手がとまったのは、この花があのひとが置いていったという理由(わけ) 鉢の中、藻のなかにひそむランチュウを、もういない人とかさねては泣く 赤い実を甘酸っぱいねと食べあった、あれは昨日、違う、何十年まえ 健康のためと紅い実を食べる朝、タンクトップの大きな背のひと 終わりゆく、刻を予想する日曜は、ウジウジした雨、も

          短歌、俳句

          短歌 「近況」

          キャラバンを見送り、我木陰に行かず、見送っているよ日が暮れるまで 石工らが、汗して創る 聖堂に 巡礼者集い、また去っていく 灼熱の砂漠は海と同じだから、僕はまだいるよ寂しき街に 砂漠の街、温き川には、洗濯をする女らのため息を聴けり 桜咲き、緑匂う、あの日の、夢は、幻だったらいいなと思う 汗ばみし、シャツとて、風が吹き去りて、爽やかなりし、30の夏

          短歌 「近況」

          冬歌

          冬なので、暗い歌を歌います。 人生の凍えし冬に、陋屋の蛍光灯よ淡く輝け 恋などと、若人はまた溺れ散る、寂しき冬の路地裏の闇 凍えし道、業背負う僧は通りすぐ、もっと歩けよ、さらに凍えろ マッチ擦り、幸福な日を灯すなど、野暮さ苦しめ、もっと苦しめ 復讐とか、怨嗟すら燃えぬ、冬の日に、我に蹲る、泥の寝床で コメント、待ってます。

          冬歌

          せっかちですが春歌

          こんな寒いし、心くらいは春に。 散っていく花ゆえ、嬉しき僕の春、とほり過ぎゆくそれ故に恋 赤い実がなる薄紅に染まる花に沸きたぎる血よたぎれたぎれよ 身をちぎる、狂情を見る、儚げな顔で舞う人の愛しきに酔い 山路を過ぐ愛し人見る花を何より美しいとみる春よ 春といえば来いなんです、でも、叶わないっていいですよね。 結構、寒いですよね。

          せっかちですが春歌

          歌「フリフリ」

          フリフリ、振り回されるのよ、あらゆる何かに ワタシを取り囲む、ものたち、囲まれて出られない フリフリ、頭を回し、頭ふらふら セットした髪もぐちゃぐちゃになっちゃうわ 何があるんだろ、どうせ、いやなこと 悪条件に慣れてる今日この頃 愛してください、もちろんあなただけ 調子に乗ってなんかない 古着のワンピースの極彩色が目を指す ワタシが着るだけで、松本清張みたいなタイハイ ハハハ、ワカんないよね、ワタシ意味わかんないやつ 頭フリフリ、またオカシクなっちゃう フリフリ、振り回

          歌「フリフリ」

          短歌、俳句

          俳句 堕ちる水、地に落つ音に 泣く月夜 長い夜が 明けるを待つは 秋涼み ふと下着 濡らす秋の夜 我ひとり 女やもめ、ふと下着濡らす 月夜かな わが横顔、満月に映る 人に似て 冬の海、清張思い出し うずく 短歌 検非違使の ごときは姉の婚約者 薄化粧の我 哀れ見る顔 他人の子、夫は尻を触ってた、なぜか私がざわついている 今の子は なんていうけど ユーチューブ 夫に咎められたる昨日 その後を 想像し凌ぐ 頭の中、また騒ぎ出す不幸の予感

          短歌、俳句

          気まぐれ短歌

          塾がえりの子が飲む、飲料水の味、今日も明日も汚れ太りて 潮風がこの街に迷い込む時刻、黒猫を通り過ぎるを見送る 錆びつくは、人生を刻む柱時計、ガタガタガタとまた壊れゆく 頬を打つ、雨よ、我を捨て行く女(ひと)よ、愛なんてない夢なんてない

          気まぐれ短歌