最近の記事

充実と楽しさ

全く楽しくない。 大学の頃は、新歓で新入生がどうだとか最近の彼氏はああだとか、今よりずっと自由で法律さえ守れば許される世界にいたような気がする。 今はどうだ。 ふるさと納税の話、転職の話、仕事の話。 窮屈で法律にも社会にも縛られて生きているような話しかしない。 社会に出て6年目。そんなもんか。 大学の頃の日常を時々思い出す。 苦しくて誰も助けてくれない時に思い出す。 その度に「あぁ、なんて自由だったんだろう」 と思い黄昏、もっと憂鬱な気持ちになって、水を一口喉を通す。

    • クソったれ世界に用があるんだよ

      何もない。何者にもなれない。友達もいない。 そんな私に「クリープハイプ」だけがあった。 今から10年前、私は高校生だった。 その頃から邦ロックブームの気配がし始めていた。 私のマイブームは、「誰よりも早く新しいバンドを見つけること」だった。いわゆる何か鼻につくサブカル女子の前線だった。 朝からスクールバスの1番後ろの席の窓側に座ってヘッドホンを当たり前のように装着し、3Gと4Gの狭間でYouTubeを漁っていた。 ある日、関連動画を見ると他のバンドとは雰囲気が違うバンドが

      • ホントウの大人

        本気でライブに行くことが無くなったなぁとふと思った。 チケットを取るために授業中トイレに行ってこもったり、放課後の掃除をサボってライブに行くためにバスでパーカーに着替えたり、バンドマンの出待ちを狙ってサインを貰ったり。 そんな日常が無くなったんだと思って、大人になったなと感じる。 大人になると熱が無くなる。 徐々に徐々にお風呂のお湯が冷めていくように。あの頃狂ったように聴いた曲が並んだセットリストは聴けない。 そうやって、学生時代の自分の気持ちだけその頃に残されてどんどん

        • 月が綺麗ですね

          20歳を超えた日本人は誰もが知っているであろう、この一文。 夏目漱石のエピソードで、英語の「I Love You」を意味する言葉である。 「死んでもいいわ」という返しとセットで聞いたことがある人もいるでしょう。 でも、待って欲しい。明らかに問いかけである。 「愛しています」と伝えたいならば、 「月が綺麗です」の方がいいと思わないだろうか。 ※いや、きっと「月が綺麗ですね」と言える人って言うのは愛している人であろう。という、話なのは理解している。(今どきで言うエモいってや

        充実と楽しさ

          パックのミルクティーくらい甘い父親

          父に怒られたことは、右手(左手でも可)で数える程しかない。 怒られたのは小学校低学年の時、ホットもっとのハンバーグ弁当をよそ見をしてぶちまけた時。 高校の時にバンドのライブが押しに押して帰りが予定よりかなり遅くなってしまい、2時間くらい待たせた時。 本当にそのくらいしか記憶にない。 かなり父親には甘やかして育てられた。本当に怒られた時がない。 校長室に人生で3回くらい呼ばれたことがあった。その度わざわざ仕事を休んで来てくれた。 その時も「なんか、美味しいものでも食

          パックのミルクティーくらい甘い父親

          市役所と裏切り

          市役所に来て手続きすると、実家を捨てた気になってしまう。 別にそんなことないのに、罪悪感というか本当に住民票を移してもいいのか?という気持ちになる。 ついこないだ、実家に帰ったから尚更裏切った気持ちが強い。 住民票も、免許証も、何もかも実家の形跡は無くなっていくのがすごく寂しい。 多分、ものすごく実家が好きなんだろうと改めて感じた。 自分自身で決めた選択が本当に合っていたのか、これで良かったのか、ぐるぐるぐるぐる考えるけど過去は変えられないので、少しづつ受け入れて当たり

          市役所と裏切り

          転職完

          転職終了 なんとか転職活動終了した。 めちゃくちゃキツかった。 転職で大切なこと とりまエージェントは使え!比較も含め2社くらいは頼るといい! 質問されたら何でもいいからとりあえず返す 愛嬌をみせて笑ってみる 相手の話はリアクションしてみる 上手くいくよううになったきっかけはこんなのを意識した時だった気がする。 相手のペースに飲まれずに、自分のいつもの雰囲気を出して話すとわかってくれる気がしたし、話を聞いてくれた気がした。 場馴れが大事なのかも。結局。 そん

          転職完

          退職理由

          仕事を辞めることにした。 別にお客さんが嫌な訳じゃないし、仕事の内容が嫌いな訳でもない。 給料も悪いわけじゃないし、福利厚生だってちゃんとしてる。 じゃあなんで辞めるのか。 【同僚に気を使いすぎるから】 これは、誰も悪くないと思うし仕方ないことなんだと思う。 私の性格が繊細すぎるから引き起こったことなのである。 ちょっとした態度、言い方、行動、上司からの言葉とか一つ一つが気になって不安になってしまう。全部が私のせいみたいに思えてしまう。 それが原因で休職してたのだが、や

          退職理由

          目まぐるしい一年まとめ

          1月 特に何もなく仕事をする日々 2月 静岡の海岸に友達と行って天ぷらを食べた 人生初ジブリ美術館に行った 川越に行った 3月・私の誕生日 北斎展に行った 東京タワーの見えるビュッフェを食べに行った M-1ツアーに行った 婚約指輪を貰った 実家に帰る 4月 高校の時の友達が転機するらしく仲がいい3人でパンケーキを食べてノリで沼津まで行った 5月・彼氏の誕生日 おばあちゃんが亡くなる(精神的に大ダメージ) 実家に帰る 大学の友達と大学ぶりに東京で会う 彼氏の友達に婚約

          目まぐるしい一年まとめ

          2022

          今年も終わる。 年末になると、 毎年毎年早くなっていく感覚に陥るのは「身体の機能が鈍くなってくる為。」だと どっかの誰かさんが言ってたのを思い出す。 今年は人生で1番休憩をとった一年だった。 その期間の大抵はムダに過ごしたのだが、普段なかなか会えない友達と遊んだり、アニメを沢山観たり、実家に帰ったり、初めての結婚式に行ったりと自分なりにかなり充実していたと思う。 (会ってくれた皆さん、本当にありがとう。) 私は人生に不要な出来事なんて無いと思っている。楽観的思考の持ち

          価値観

          今まで付き合った人に思うことは 「いま死ねば、この人にとって一生忘れられない人になれるな」だった。 でも、今付き合ってる人に思うことは 「死ななければ、この人と少しでも長く過ごせる。」になった。 若さゆえの考えだったのか、今が幸せだからか分からない。 けど、死にたいから生きたいに変わったことは、自分の中で大きい気がする。 「また明日ね」と言って寝るのが心地いい。 価値観は変わっていく。 今日思ってたことも、明日には変わっているかもしれない。 誰といるか、何を見たか、

          価値観

          普通を歩く

          いつの間にか歳をとっていた。 振り向けば地底まで届くんじゃないかと思うほどの谷が出来ていた。 中学、高校は生きづらかった。 自分をさらけ出すたびに輪からはみ出た。 何度も這い上がるのを諦めようと思った。 そんな時、出会った音楽たち。 憧れたバンドマン。 救ってくれた曲。 そんなバンドマンと同い歳になってて、 周りを見渡せば「普通」を歩いてる。 もっとロックな道を歩むと思ってた。 あの頃のとがったバンドマン達も歳をとってた。 憧れたバンドマン達の新譜は「普通」を描いてる

          普通を歩く

          狭い世界と今

          若い子を羨ましいと感じるようになった。 25歳のくせに何言ってんだって言われちゃうかもしれないが、 「テスト勉強頑張らなきゃ」とか「朝から学校やだ」というツイートを見ると胸がギュッとなる。 私も高校生の時同じような事を言って、親に「そう言えるのも今のうちだよ」って言われていた。 当時は、私のことなんて何にも知らないくせに!って思っていたけど、今思えば親も学生を経験してきている。 多分今の私が思ってる『羨ましい』と同じ気持ちだったのかもしれない。 私は高校生のあの頃の濃密

          狭い世界と今

          パンドラの箱

          過去にパンドラの箱を開けたことがあるだろうか。 私はある。 その時付き合ってた彼氏のパンドラの箱を、彼氏が寝てる時に開けた。 箱を開けるための呪文も手順も何もかも知っていた。 知っていたのではない、知らされていた。 今思えば試されていたのかもしれない。 そっとそっと、私以外の全てが私に気づかないようにそっとパンドラの箱を手に取る。 呪文を唱え、手順を間違えないように慎重に作業を行う。全て終えると凄く光る。 真夜中だから余計光ってみえる。 その光に目を細めながら、箱の中身

          パンドラの箱

          眠い

          やる気が出ない。 外は曇りで肌寒いからか、 何をしても焦点が合わない。 YouTubeを見ても、 スプラトゥーンをやっても、 どうもがいても根本に「眠い」が居座り続ける。 自分は眠いのか。 そう思ってベットに横になっても、寝れる気はしない。 でも「眠い」は居座り続ける。 何を見ても、何をやっても、「眠い」が頭に居る。 徒歩1分のコンビニに行くのさえ躊躇う。 「眠い」からだ。 でも寝れない。 寝たら一生起きれなくなりそうだから。 それくらい「眠い」。 台風が来るらし

          こんな日に

          今日は雨。 起きたのは昼の12時。 低血圧と低気圧を理由に自分を正当化させる。 ボーッとしながらコンビニへ行く。 雨はまだ弱い。 買ってきた、ピザマンとあんまんを食べトマトジュースでそれらを起きたばかりの胃へ流し込む。 (ピザマンはカタカナであんまんは平仮名のイメージあるよね) テレビを付け、ゲームをやる。 負け続けゲームが嫌になった。 負け続けたのは低気圧で眠いせいだ。 ベットに倒れ込む。 ボーッと携帯をながめる。 ピカっと空が光っ、、くらいでけたたましい音が空から

          こんな日に