【図解まとめ】緊張しいを根本から改善・治す方法
「大勢の人の前に立つと、緊張で足がブルブルと震えてしまう」
「会社のスピーチで、プレゼンで、もっと物怖じせず堂々と話せるようになりたい」
このように、緊張しいな性格ゆえにスピーチやプレゼンに苦手意識を持っている人は多いのではないでしょうか。
僕も昔から、大勢の人の前に立つと緊張してしまって思うように話せず、後から自己嫌悪に陥ってしまうという経験を何度もしていました。
もちろん、「ゆっくりと何度も深呼吸をする」「聴衆をカボチャだと思う」など、ググって出てきた様々な緊張しい克服テクニックを試してみました。
しかし、どれもそれほど効果を感じられず、また、その場しのぎで根本的な解決になっていない気がしてモヤモヤしていました。
そんな中、出会ったのが『一対一でも、大勢でも人前であがらずに話す技法』という書籍です。
この本には、「そもそもなぜ人前で緊張してしまうのか」から丁寧に解説されていて、単なるハウツーに止まらない点で他の緊張しい克服本と大きく異なっています。
この本に書いてあることを普段やプレゼンの時に意識するようにしたら、びっくりするくらい緊張が改善されるようになりました。
(依然として、100人くらい聴衆がいるプレゼンでは多少緊張してしまいますが、昔は見知らぬ人が集まった少人数の打ち合わせでも緊張していた自分からすると大きな進歩です笑)
今回は『一対一でも、大勢でも人前であがらずに話す技法』の中でも、僕が特に参考になったり、普段大事にしている部分を図解とともに紹介していきます。
人前で「堂々と話せる人」と「ガクガク震える人」との決定的な違い
堂々と話せる人とガクガク震える人との決定的な違いは、「見ている側」に立つか「見られている側」に立っているかどうかです。
あなたが過去に緊張したなぁと思う場面を思い出してみてください。
これらはどれも「見られている」と思っているときです。相手に見られているという意識が自分を緊張させてしまうのです。
学生の頃の授業を思い出してみてください。集団授業で先生の話を聞いているときは別に緊張はしませんよね。これはあなたが授業をする先生を「見ている側」だからです。
しかし、先生が急な質問をして当てられ、みんなの視線が集まると急に緊張し始めませんか?これはあなたが「見られている側」に立ったからです。
このように、人は「見られている」と思った時に緊張するものなのです。
逆に見ている側にさえ立ってしまえば、どんな人でも緊張しません。
「見ている側に立つ」。これが一番の緊張を取る方法であると著者は断言しています。
それでは、なぜ見ている側に立てないのか、見られている側に立ってしまうのか。
それは、すぐに緊張してしまう人は自分のことしか考えていないからです
人前でスピーチすることになった時に、あなたはこんなことを思っているのではないでしょうか。
これって全部自分のことばかりですよね。
このように、緊張してしまう人は自分のことばかりで、スピーチを聞いてくれる人のことなんて考えていません。
(自分も以前は聞き手のことをあまり考えていないくて、自分がよく見られたいという思いが非常に強かったです。)
見ている側に立つには、自分のことよりも聞いてくれる相手のことを考えてあげることが大事です。
このように考えて話すと、自然と相手を見るようになります。
相手に気持ちを向ける相手視点を意識すると「見ている側」に立つことができ、結果的に緊張せずに話せるようになります。
「すごい人に見られたい」「尊敬されたい」という気持ちは一旦捨てて、どれだけ相手のためになるか、相手がハッピーになるかを念頭に置いてスピーチやプレゼンに臨むようにしましょう。
それでも、やっぱり周りからできる人に見られたいと思うかもしれません。しかし筆者は、相手に気持ちを向けて話すようにすれば、出来るように見せなくたって、自然とできる人に見られるようになるものだと断言しています。確かに、自分が尊敬する人、すごいなと思う人は他人のことをよく気にかけられる人だったと思います。
あがり症を克服する効果絶大の3トレーニング
相手をよく見るようにすればいい、相手視点に立てばいいということはわかりました。しかし、それでもやっぱりどうしても「見られている」という意識は働いてしまうものです。
そこで大事になってくるのが、「見ている側」に立つための癖付けトレーニングになります。
このトレーニングを普段から行なっていると、自然と相手を見る癖がつき、意識しなくとも見ている側に立てるようになります。
本書では6つのトレーニングが紹介されていましたが、普段の生活から簡単に試せる3つのトレーニングを今回は紹介します。
●トレーニング1:褒めたら喜ぶところをキャッチする●
相手と会った時に、
を探す癖をつけましょう。
相手の長所を見つけようと思ったら、自然と相手のことをよく見るようになります。
いざやってみると分かりますが、相手の長所を見つけようと思ったらなかなか難しいものです。
しかし、「正直なんでもいい」と筆者は言います。あなたが相手のことをよく観察しているということが大事なので、あなたが良いと思ったところがあたっているかどうかは重要ではありません。
なので、考えすぎずにどんどん相手の長所を見つけていきましょう。
●トレーニング2:相手の目の動きに注目する●
話している相手の目線の動きを観察することも見ている側に立つ癖をつけるために有効なトレーニングです。
目線の動きを観察するようになると、相手の考えていることがわかるようになります。
なぜなら、ポジティブなこととネガティブなことを考える時では目線の動きは違っていて、人によって一定の位置にあるからです。
最近の嬉しかったことを思い出してみてください。そして、次に悲しかったことを思い出してみてください。
その時の目線の位置はどうでしたか?嬉しい思い出の時と悲しい思い出の時では、見ている方向が違ったと思います。
(例えば、僕なら嬉しいことを考えるときは目線がやや右中央に行き、悲しいことを考えると左下に目がいっています。)
このように目線から相手の感情を察することができます。
相手と話す際には目線の動きに注目してみましょう。
●トレーニング3:顔色の変化・顔の動きを見る●
トレーニング1の「褒めたら喜ぶところをキャッチする」、トレーニング2の「相手の目線から感情を察知するができるようになったら、今度は相手をわざと喜ばすような話やイライラさせるような話をしながら、ちょっとした顔色・表情の変化を見てみましょう。
具体的には、
に注目します。
人の感情は私たちが思っている以上に体の仕草として現れるものです。
相手の表情の変化から感情を読み取ろうと意識することで、より「見ている側」に立つことができるようになります。
あなたが感じる緊張は3分の1以下にできる
見ている側に立つ癖をつけるためのトレーニングを紹介しましたが、最後は、そもそも緊張しいの人が感じる緊張は3分の1以下にできるという話をします。
緊張には3つの種類があります。
プレゼンやスピーチで感じるべきは、「今の実際の緊張」だけでいいのですが、緊張しいの人は往々にして「過去の体験からくる緊張」と「勝手に想像して作った未来の不安からくる緊張」とを合わせて、緊張を3倍に膨れ上がらせてしまっています。
本来感じるべき緊張は1/3でいいのです。
例えば、幼い時に犬に噛まれてしまい、それ以来、犬が大嫌いになった人がいるとしましょう。
しかし、幼い時に噛まれたからって、今もまた同じように噛まれるとは限りません。
犬を噛まれた当時とは、自分も犬も大きく違っているからです。
それと同じように、過去にプレゼン失敗したからといって、今回もまた失敗するとは限らないのです。
また、現実問題として、大勢の前でスピーチをすることになったとしても、命を脅かされる危険があるわけでもありません。
だから、これからは緊張した時には、
と落ち着いて考えるようにしましょう。
こう考えるだけで、「過去の体験・トラウマから来る緊張」と「勝手に想像して作った未来の不安から来る緊張」を緩和することができます。
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以上になります!
本書には他にも、
など、緊張しいの人にとって参考になる内容が盛りだくさんでした。
緊張しいを治したい方はぜひ書店などで手にとってみてください!
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