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学生と社会人の決定的な違いとは何か?

「学生と社会人の違いって何ですか?」

そう聞かれたら必ず答える言葉がある。


「学生は受動的で社会人は能動的だよ」と答えている。

学生は親が学費を支払って、授業を受け取る。

社会人は自分が労働力を支払って、給料を受け取る。


学生はそもそもが受動的な立場であり、社会人は能動的な立場なのだ。


そんなこと知らずに僕は社会に出たので、たくさん失敗した。

「何で社会人はこんなに冷たいんだよ・・・」

そんな風に考えていた、新人時代の僕のできごとを話そう。


初めて配属された職場の先輩に、仕事でわからないことを素直に「わかりませんから、教えて下さい」と訪ねたら、「少しは自分の頭で考えろやボケェ」と怒られたのだ。

「おいおい、勘弁してくれよ」と心の中で文句をタレたのはいい思い出。

さて、この事実だけを捉えると「先輩、性格悪すぎだろ」で話が終わってしまうと身も蓋もないので、もう少し一緒に考えてみよう。


先輩は学校の先生でも僕の親でもない。

僕と同じ目線で働いている、会社の一員だ。

もちろん年齢や経験は異なるが、同じ会社の一員という点でいうと、同じ立場である。


仕事だって決められた持ち分をこなさないといけないし、先生のように教えるのが仕事ではない。

つまり、僕に仕事を教えるのは、一種のボランティア活動なのだ。


ボランティア活動が大好きな人もいれば、好きじゃない人もいる。

おそらく、先輩はボランティア活動が好きじゃなかったのだ。

それなのに僕が「わかりませんから、教えて下さい」と聞いた。


先輩にはこう聞こえたに違いない。

「先輩〜、ボランティアで僕に仕事教えてくださいよ〜。手取り足取り教えてくださいよ〜」

な、なんと。ウザすぎるではないか。


百歩、いや千歩、いやいや億歩ゆずっても、広瀬すずじゃない限り許されないだろこれは。


そうか、わかったぞ。

社会人は相手の立場にたって、物事を考える必要があるようだ。


学生のように「うぇーい、今日から俺たち友達だよ☆」みたいにキラキラしちゃいかんのだ。


自分が常に下手に出て、相手になるべく負荷をかけずにコミュニケーションを取る必要があるようだ。


よしっ、理屈はわかった。

では、実践してみようということで実践した。


「お忙しいところすみません。いまお時間ありますか?この仕事の●●の部分がどうしてもわからなくて、☓☓先輩なら詳しいと思うのですが、5分でよいので僕に教えて下さい。」


「そうか、ここが分からないのか。教えてやるよ」

おぉ、先輩優しく教えてくれた。先輩、やればできるじゃん。

なんだよ、ただのツンデレかよ。


ということで、社会人に物事を教えてもらう際は、しっかりと相手の立場を考え、時間を割いて頂けてると身をわきまえれば、勝確なのだ。


学生と社会人の間には、レベチともいえる相手への気遣いを能動的に考える必要があるわけだ。

学校の先生には内緒だぞ。


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