加藤 翠 - Midori Kato

1992年生まれ 北海道出身、東京都在住。加藤芸術合同会社 代表。写真を主に芸術を生業…

加藤 翠 - Midori Kato

1992年生まれ 北海道出身、東京都在住。加藤芸術合同会社 代表。写真を主に芸術を生業にしてるひと。X(Twitter),instagram…@1992midori

最近の記事

成績優秀だった私が大学を2年で辞めた理由

タイトル通り、もう10年以上前の出来事になりますが学生時代のお話です。 私は札幌にある中学から短大まで一貫で、珍しく芸術に特化した学校に通っておりました。クラスの数は普通科が多かったものの、それに加えて音楽科と美術科が中学から存在したのです。 私は勿論美術科に通い続け、中学と高校では油彩画を主に学びました。 そして短大に入学する頃、ちょうど学校が四大に生まれ変わる時期だったのです。そして私の代だけ ①短大で卒業する ②四大に進む かを選べるという特殊なタイミングを迎えたの

    • ピンポンが気になる in バンコク

      2月、バンコクに行ってきました。 行きは朝の便に乗り夕方前に現地到着。 帰りは深夜の便に乗り翌朝に帰国。 というハードながらも現地満喫を優先したプラン。 私は人生2度目のタイ訪問となりました。 初回は11歳の頃、たまたま親が見つけて来てくれた学生向けのツアーがあり友人と参加。現地の学生と交流したりサファリパークのような自然公園に宿泊したり。 ただまだ子供だった私はタイ料理の美味しさも理解出来ず、良い経験をしたものの勿体なさを感じていました。 それから二十年の時を経て再び。

      • 母と私

        実は昨日、遠くで暮らす母との電話の際に、泣いて謝られました。 きっかけは数日前に私の広汎性発達障害について解り易くまとめられた記事を、母に理解して貰いたく送った事でした。 母は長い記事を丁寧に読んでくれたようです。 その時に母は「このような苦しみを持った子を産んでしまった」と罪悪感を抱いたこと。 私が幼少期、長く不登校を繰り返していた時に、他の子達は元気にランドセルを背負って学校に行くのに、「何故そんな普通のことが翠は出来ないんだろう」と悩み、何度も私に強い口調で責めて

        • 弱いまま逞しく

          こんばんは加藤翠です。 最近将来、5年後10年後のことを考えながら行動するようになりました。 私はもう少しで32歳。5〜10年後となると身体の変化も出てくる頃ですし、このまま会社を続けるにも様々な努力が必要になります。 そしてやはり新たなことに挑戦し続ける気持ちも捨てずに居たいのです。 そこで私が辿り着いた目標。 「弱いまま逞しく」。 広汎性発達障害 境界知能 HSP etc…… それなりに生きづらいものを中身にぎゅうぎゅうに押し込まれて生きています。取り出すことの出

        成績優秀だった私が大学を2年で辞めた理由

          鬱 to do for 労働者

          今回は働いている方が鬱になったらやることをリスト化していきます。 学校では就活については色々と教えてくれるのに、働けなくなった時のことは教えてくれません。 知識のないままですと鬱に限らず、その他病気や障害があっても無理して働かなくてはいけないと思っている方も少なくありません。 当てはまる方に少しでもお役に立てば幸いです。 まず自身については広汎性発達障害・境界知能、それと併発し非定型鬱があります。精神疾患のてんこ盛りセットですね。 それ故に私も様々な苦労をしましたが、幸い

          鬱 to do for 労働者

          変な島、カモテス。

          昨年2023年の5月、フィリピン セブ諸島の一つ、カモテス島に赴いた。 付き合いの長い友人が「観光地じゃないよくわからない島にボーッとしに行く」と言うので便乗したのだ。彼女は長期滞在であったが私は4日間のみのため彼女の滞在の途中で現地集合・解散とした。 マニラ乗換であったが遅延のため予定通り乗り換えできず、海外の空港の恐ろしさを味わい、時間は大幅に過ぎたものの無事セブに到着。しかしカモテスへはフェリーでしか行けないため、フェリー乗り場近くのホテルに宿泊し翌朝フェリーに乗るこ

          変な島、カモテス。

          生き過ぎるということ。

          今回は独り言なので短い記事となります。 長寿大国日本。 長寿という言葉は"寿"が付くだけあって幸福な長生きを指すと思っているのですが、実際はどうなのでしょうか。 私は「長く生き過ぎているな」と思ってしまう。 医療の進歩は素晴らしいものだが、床擦れが出来る程の寝たきりや脳が追い付かずボケたり、終わりのない長期間の入院などを、私は「長寿」とは思えない。 必要以上に長く生き過ぎる。 大病を乗り越えたりすることは確かに素晴らしい。 だがその後に訪れる長い長い退屈と苦痛は、きっと

          生き過ぎるということ。

          個展" BODY AND SOUL "

          画家復帰記念・10年ぶりの個展です! カストリ書房さんの美味しいコーヒー☕️やアルコール🍷もありますのでゆっくりしていってネ。 お待ちしております。 加藤 翠 個展 " BODY AND SOUL " 2024/1/13(sun)-21(sat) ※15,16定休 12:00-19:00 カストリ書房 / 店内ギャラリースペースにて 〒111-0031 東京都台東区千束3丁目21−14 @kastori.bookstore --------------------

          個展" BODY AND SOUL "

          短編小説:芝生上のエトセトラ

          俺を虐めていたB也が死んだ。 家のベランダから転落し、即死だったという。 俺はB也が自宅のマンションのベランダに腰掛けて過ごしているのをたまに見かけていた。 大きなマンションの三階で、いつもチューハイみたいな缶を飲みながら大声で笑いながら通話をしていたり、ぼけっと煙草を吸っているのが目立っていたため、気に留めなくても目に入っていたのだ。 親は酒やタバコはともかく、あんなところで頻繁に座っていることを注意しなかったのだろうか。三階とはいえ落ちれば怪我をするし、遂に打ち所が悪く

          短編小説:芝生上のエトセトラ

          タトゥーいれたい

          と、突然思い立ってタトゥースタジオへ赴いたのは昨年の春だった。 それまでタトゥーまみれの友人、彫り師などと多く交流を交わしてきたが、自分はギャラリー側でしかなかった。 きっかけは特にない。 あ、こんな絵をいれたいな、と思い付いたくらいである。 一番最初に彫って頂いたのは、私の名前である翠(みどり)は鳥の翠(かわせみ)とも読める。そのかわせみにオリーブの葉を咥えさせて、平和の象徴の鳩の図を模した。 とても気に入ったため、すぐに母に写真を送った。 だが母は泣いた。 泣いた

          タトゥーいれたい

          米か、人生か、悦びか。

          こんにちは、加藤翠です。 今回は仕事との向き合い方と人生観について書かせていただいております。 「仕事」の捉え方は複数あります。 主にライスワーク、ライフワーク、ライクワーク。この三つがあります。 ライスワーク…お米・つまりは食べていくために働くこと。仕事内容の満足度や好んで取り組むかどうかは該当しません。 ライフワーク…自分の人生をかけて取り組める仕事のこと。天職のようなものです。 ライクワーク…文字通り好きなことを仕事にすること。 ありがたいことにフォトグラフ

          米か、人生か、悦びか。

          自分という名詞に付帯する形容詞(自己肯定感について)

          自分自身や他人についてを第三者に説明する際に、形容詞及び名詞が付帯します。 今回はその考えに基づき、最近よく耳にするself love(自己愛)、自己肯定感にまつわるお話です。 例えば自己紹介では ○○年生まれで、○○学校を卒業して今は○○の仕事をしています。性格は○○で周囲にはよく○○と言われます。 ○○の中身は十人十色です。 私が残念に思う事は、日本人の自己紹介は必要以上に謙るというか、遠慮の多いケースばかりに思えます。 もし相手が褒めてもいやいや、とんでもない。大

          自分という名詞に付帯する形容詞(自己肯定感について)

          インドは寒かった

          2023年1月。 ひとり、念願のインドへ赴いた。 昔から何故かインド人と縁があり、フィジー留学中のホストファミリーもインド人の家庭で、英語の先生もインド人。成人後、今もたまにデッサンをしに行く教室の先生もインド人である。 フィジー留学中は毎日インドカレーでも苦では無かったどころか嬉しかったし、先生の影響で私の英語は少しインド訛りがある。 向かうはDelhi(デリー)。 首都であるため国内でも人口は多く、発展した都市である。 数ある街の中でデリーを選んだ理由は単純に飛行機

          インドは寒かった

          夏休みの終わりは革命の始まり

          夏休みの終わりが近づく8月の終わり頃、「学校に行きたくない」「生きることがつらい」と悩む若者の声を受け止めてきたプロジェクト「#8月31日の夜に」というハッシュタグがこの数年続けられてきました。 私はしつこいようですが、幼稚園〜中学生まで不登校を繰り返していました。 詳細は以前の記事「私の長い不登校戦記#1-3」をお読みください。 社会人になり夏休みの感覚が消えてからも、この時期に昼間に歩いている子供たちを見て「ああ、そうか、夏休みなんだ」と微笑ましくも心のどこかが冷え

          夏休みの終わりは革命の始まり

          8月と水木しげる

          今年も8月15日がやってきた。 78回目の終戦記念日である。 子供の頃は「まだ60年しか経っていないんだ…」などと少し前のように思えたが、その後なんとか無事日本が戦争に手を染めずに78年経過している。 その経過と共に慢性的で非常に厄介な麻痺が国民病と化しているような気がしてならない。 風化と言うよりは、麻痺だ。 噂では「はだしのゲン」が教科書や図書館から姿を消し……ではない、抹消されたのだ。大人の手で。 金曜ロードショーもいつからか、「火垂るの墓」の放送を辞めた。 教

          8月と水木しげる

          頭悪!IQが超低い私の日常(2)

          前回の続きです。 今回はIQが低い事で実際にどのように日常に支障が出ているか等、私個人の生活にフォーカスします。 IQが低い人の共通点は多少はあるかと思いますが、その誰しもが私と同じ特徴や悩みを持っているとは限りません。 あくまで一例として知って頂けると幸いです。 IQが低い人の特徴を調べ、私の実例を一つずつ触れていきたいと思います。 ・勉強が苦手 苦手でしたが、好きです。 私は長い不登校期間を経てなんとか高校から毎日通えるようになり、授業も積極的に受けるようになりまし

          頭悪!IQが超低い私の日常(2)