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鬱 to do for 労働者

今回は働いている方が鬱になったらやることをリスト化していきます。

学校では就活については色々と教えてくれるのに、働けなくなった時のことは教えてくれません。
知識のないままですと鬱に限らず、その他病気や障害があっても無理して働かなくてはいけないと思っている方も少なくありません。
当てはまる方に少しでもお役に立てば幸いです。

まず自身については広汎性発達障害・境界知能、それと併発し非定型鬱があります。精神疾患のてんこ盛りセットですね。
それ故に私も様々な苦労をしましたが、幸い諦めず様々な救済要請スキルがあります。
その中で得た情報を紹介致します。

【鬱になったらまずやること】

・心療内科に行く、できたら診断書を入手する

精神科と心療内科の違い
精神科……心の不調のみの場合
心療内科……心の不調により身体に影響を及ぼしている場合

起きられない、寝てばかりいる、出かけられない、胃痛、不眠や過眠などの不調があれば心療内科へ行くべきです。
上記は鬱の自覚症状にもなりますので当てはまる方は多いかと思います。

診断書の発行について
金額:どの病院でも4000円程で当日発行して貰えます。
内容:病名とそれによりどんな不調を起こしているか・休養が必要な場合はそれも合わせて記載。

しかし、その病院によっては初診とはいえ流れ作業のように診察時間が短いところがあります(嫌ですね)。
それにより伝えるべき不調を全て伝えきれない事もありますし、ただでさえ調子の悪い時に初対面の医師と長く話すのがしんどいという方も多いかと思います。
そこでおすすめなのは、事前に紙に不調を全て書き留めて渡せるようにしておく

そうすると伝え漏れもなく、丁寧な医師であればこれについてはどうですか?などと細かく話を聞いてくれます。

・休職する

とにかく休む事が大切なので、勤め先に事情を話し診断書を提出します。勇気の要ることですが、これ以上つらくならないよう頑張って…!
スムーズに休職できたら仕事の事はすっきり忘れて治療と休養に専念しましょう。
もし拒否されたら……と思う方、必要な休職を拒否する企業は違法になる可能性があります。それを伝えても受け入れてくれない場合は、弁護士事務所などに相談してみるのも重要です。違法となれば会社側もそのままでは居られないでしょう。会社と戦うには精神力を削られますが、弁護士さんが味方についてくれれば安心です。

・傷病手当金の申請をする

無事休職が決まったら、傷病手当金の申請をします。
社会保険に加入していて働けなくなった場合、傷病手当金が受け取れます。但し仕事以外の原因かどうかが大切になりますので詳しくは調べてみてください。
こちらは申請が通れば給料の2/3程の金額が受け取れます。ただし社会保障加入期間が一年未満か超過しているかでも金額が変動します。他にも休業中も給与の支払があったり、労災保険から休業補償給付を受けられる方などは受給できません。

ただ何もなく突然収入がゼロになった……
という絶望から逃れるためにも知っておいた方が安心です。

・自立支援医療の申請

精神疾患の場合に医療費が通常3割負担のところ1割にまで減らす事ができます。自己負担の上限もあり、通院や薬代の負担軽減ができる有難いシステムです。
こちらについては近くの役所で申請できます。


・もし障害があった場合

障害者手帳の申請をお勧めします。しばらくフルタイムで働くことが難しかったりすると、とにかくお金の心配が付きまとうかと思います。
上記のような支援に加え障害者手帳を取得できると
公共料金の割引・所得税や住民税の控除などを受けられます。
また、障害年金と言って審査があり等級によっても金額が異なりますが年金を受給できる制度もあります。

・生活がままならなくなったときは

収入減少により生活が破綻しそうなときこそ生活保護の出番です。勿論一定の条件がありますが、生活費・住居費・医療費など最低限のサポートが受けられます。
無理をして消費者金融などに頼る前に、福祉事務所に相談してみてください。


いかがでしたでしょうか。
「あーー、つらい。」を続けている方、無理はしなくていいのです。
自分を救済する手段を知って手遅れになる前に行動しましょう。

そして今の苦しみやつらさからどうか抜け出せますように。


写真は障害者手帳の申請で立ち寄った区役所の薔薇です。寒い中でも綺麗に咲いていて、大変だけど無理せず頑張ろうねと思いました。

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