PFR&CSTR

ラボ用フローリアクター(PFR&CSTR)普及のために情報発信します。具体的に…

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ラボ用フローリアクター(PFR&CSTR)普及のために情報発信します。具体的には、基礎的な情報、連続フロー合成のオリジナル実施例(モデル実験)、注目の論文、製薬業界等における連続生産の最新の動き、等々、様々な関連情報をnoteから発信します。

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    主なテーマは「連続フロー合成」、想定する対象読者は、「有機合成は一通り学習し実験してはいるものの、(ラボスケール)連続フロー合成は初めて行うという研究者(いわゆる実験屋)」を対象としています。リアクターのみならず、周辺装置、反応そのもの、あるいは、レギュレーションなどについての話題もできるように頑張ります。

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    3マガジンへ発展する前の「マック技報」の記事をまとめています。基本的に新しい記事が追加されることはありません。

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    テーマは「マックエンジニアリングが提供する連続生産(連続フロー合成)に関連する実験装置」、想定する対象読者は、「有機合成は一通り学習し実験してはいるものの、(ラボスケール)連続生産(連続フロー合成)は初めて行うという研究者(いわゆる実験屋)」を対象としています。

最近の記事

マック技報Talk_008 〜普段使いのフローリアクター_その1(エステル化反応編)〜

マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》  普段使いのフローリアクター(連続フロー式反応器)である「常圧型マイクロスケールCSTR®」を使用したラボスケール連続フロー合成(連続生産)の実施例です。久し振りのマック技報更新となりましたが、今回もまた、長文になることを気にしつつも、写真や動画を交えてお伝えします。 1.はじめに 今回の内容は「常圧型マイクロスケールCSTR®」を使用したラボスケール連続フロー合成の実施例です。  この記

    • マック技報Talk_007 〜CSTRによる連続接触水素化(水添)反応 Ver.2〜

      マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》  「密閉型マイクロスケールCSTR®」を使用した連続フロー合成(ラボスケール)の実施例です。連続接触水素化反応については、先のマック技報_21TR07、マック技報Talk_003、ならびに、006において取り上げましたが、今回を(現時点での)完結編の位置付けでお伝えしたいと思います。今回もまた、長文になることを気にしつつも、動画も交えてお伝えします。 1.はじめに 近年、医薬品の連続生産に注

      • マック技報Talk_006 〜CSTRによる連続接触水素化(水添)反応・進化継続中〜

        マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》  密閉型マイクロスケールCSTR®を活用した連続フロー合成(ラボスケール)の実施例です。先のマック技報Talk_003にてお伝えしましたが、このリアクターをより良く活用して頂くために、その後も実験操作・手順の検討を継続し進化させています。現在もその途中ですが、興味深い結果が得られましたので、速報ベースでお伝えします。 1.はじめに 繰り返しになりますが、今回の内容は「密閉型マイクロスケールC

        • マック技報Talk_005 〜マイクロスケールCSTR®開発裏話〜

          マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》  マイクロスケールCSTR®の開発の経緯を、裏話としてまとめてみました。 1.はじめに 今回は少し趣向を変えて、マイクロスケールCSTR®を開発した経緯、製品に対する想いについてお伝えしたいと思います。  マイクロスケールCSTR®は「ラボスケール有機(連続フロー)合成実験用機器」として開発しましたが、そもそも、この用途でCSTR(Continuous Stirred Tank Reacto

        マック技報Talk_008 〜普段使いのフローリアクター_その1(エステル化反応編)〜

        • マック技報Talk_007 〜CSTRによる連続接触水素化(水添)反応 Ver.2〜

        • マック技報Talk_006 〜CSTRによる連続接触水素化(水添)反応・進化継続中〜

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          マック技報Talk_004 〜PFRとCSTRの使い分け〜

          マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》  今回は「PFRとCSTRの使い分け」について説明します。ただし、あくまでもラボ用実験器具の視点からの説明であることを、ご了承下さい。 1.はじめに 前回のマック技報Talk_003の記事に「(化学品を大量生産する)工場において連続生産に用いられる反応器には大別して2方式(PFRとCSTR)あり、(それぞれのメリット・デメリットを勘案し)ケース・バイ・ケースで2方式を使い分けるのが一般的だか

          マック技報Talk_004 〜PFRとCSTRの使い分け〜

          マック技報Talk_003 〜CSTRによる連続接触水素化(水添)反応〜

          マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》  「密閉型マイクロスケールCSTR」を使用した連続フロー合成(ラボスケール)の実施例です。長文になることを気にしつつも、動画も交えてお伝えします。 1.はじめに 繰り返しになりますが、今回の内容は「新開発製品の密閉型マイクロスケールCSTRを使った連続接触水素化反応の実施例」です。  この接触水素化反応(いわゆる水添反応)自体は、化学、薬学、および、それらの関連産業において重要な役割を果たし

          マック技報Talk_003 〜CSTRによる連続接触水素化(水添)反応〜

          マック技報Talk_002 〜マイクロスケールCSTRによる初めての連続生産(その2)〜

          マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》  前回(マック技報Talk_001)に引き続き、今回も「マイクロスケールCSTRによる初めての連続生産(その2)」と題して、具体的な実験操作を詳しくお伝えします。 1.はじめに 今回の実験テーマは「連続(フロー式)エステル交換反応」とし、前回同様、練習実験の位置付けです。前回の連続晶析と違い、(通常は)還流等もあり有機合成の練習実験らしいテーマです。  なお、長文にならないように、特に重要な

          マック技報Talk_002 〜マイクロスケールCSTRによる初めての連続生産(その2)〜

          マック技報Talk_001 〜マイクロスケールCSTRによる初めての連続生産(その1)〜

          マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》  この度、従来の「マック技報」をテーマ別に3分割して読者の皆様にお届けすることになりました。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。 1.マック技報Talk 2.マック技報Products 3.マック技報Applications 1.はじめに 今回から、マック技報Talkを配信開始します。テーマは「連続生産(連続フロー合成)に関連する様々な話題、知ってお得な情報」、想定する対象読者は、「有

          マック技報Talk_001 〜マイクロスケールCSTRによる初めての連続生産(その1)〜

          マック技報_21TR09

          マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》  この度、マック技報を「より分かりやすく、より充実させる」ために、執筆者を増員するとともに、下記のとおり、テーマ別に3分割して読者の皆様にお届けすることとしました。 1.マック技報Talk 2.マック技報Products 3.マック技報Applications  ※各マガジンの詳細につきましては、それぞれの初回号をご確認下さい。  新たなスタートを切るマック技報シリーズを、今後ともどうぞ宜

          マック技報_21TR09

          マック技報_21TR08

          マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》  今回は、マイクロスケールCSTR(弊社製品)には欠かせない「反応液抜き出し装置」のご紹介です。  既報(マック技報_20TR03の3)にてチューブポンプ(ローラーポンプ)の使い方をご紹介しましたが、ポンプに少し無理をさせて反応液を抜き出していました。そこで、チューブポンプを負担無しで使用する「反応液抜き出し装置」を新たにご紹介します。 1. 装置1-1. 反応装置全体イメージ  既報(マッ

          マック技報_21TR08

          マック技報_21TR07

          マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》  久し振りの技報アップです。コロナ禍の中、しぶとく、装置改良や実験に取り組んでおりますが、なかなか公開できませんでした。今回、速報ベースではありますが、興味深いデータが得られましたので報告させて頂きます。  今回のテーマは、「CSTRによる連続接触水素化」です。当社のマイクロスケールCSTRの活用範囲を広げるべく、試作品を組み合わせるなどの工夫を凝らして実現しました。  既報(マック技報_20

          マック技報_21TR07

          マック技報_20TR06

          マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》   今回は、前回に引き続きFlow Chemistry(以下FC)に関連する有用なサイトの紹介(その2)の「企業」編です。FC関連企業は、考えている以上に(国内外に)多くありますので、全部はとても紹介しきれません。悪しからずご了承下さい。 1. FC関連企業1-1. フロー精密合成コンソーシアム(FlowST)法人会員  公式ウェブサイトの「コンソーシアムの体制」の欄には、法人会員として(こ

          マック技報_20TR06

          化学工学概論

          【FC Books_03】最終更新日:2020/5/21 はじめに  前回に引き続き、今回も(初級ではありますが)化学工学の本です。いかついタイトルですが、「まえがき」に記載されているように「高等学校用教科書を底本として制作」されていますので、構えずに読めると思います。ご安心を! 1. 書誌情報(Amazon.co.jpより)タイトル: 化学工学概論(First Stageシリーズ) 著者: 小菅 人慈(監修) ページ数: 382ページ 出版社: 実教出版 出版社サイト(

          化学工学概論

          晶析の強化書

          【FC Books_NO.2】最終更新日:2020/5/19 はじめに  今年、改訂出版されたばかりの最新刊「増補新版・晶析の強化書〜有機合成者でもわかる晶析操作と結晶品質の最適化〜」を紹介します。あわせて「分離プロセス工学の基礎」についても少しだけ紹介します。 1. 書誌情報(Amazon.co.jpより)タイトル: 晶析の強化書【増補新版】〜有機合成者でもわかる晶析操作と結晶品質の最適化〜 著者: 滝山 博志 単行本: 147ページ 出版社: S&T出版 出版社サイト

          晶析の強化書

          マック技報_20TR05

          マックエンジニアリング株式会社・技報担当 《マイクロリアクター専用ウェブサイト》  今回は、Flow Chemistry(以下FC)に関連する有用なサイトの紹介です。たくさんありますが、食傷気味になることを恐れていますので、厳選した上、2回に分けて紹介します。  その1:「論文誌、コンソーシアム等、公的機関」編  その2:「企業」編 何事も「百聞は一見に如かず」で、筆者の説明とは比較にならないくらい驚きがあるのではないかと思います。  では、「論文誌、コンソーシアム等、公的

          マック技報_20TR05

          有機合成のためのフロー化学

          【FC Books_NO.1】最終更新日:2020/5/19 はじめに  これから、フロー化学(Flow Chemistry / FCと略す)に(広義に)関連する本を少しずつ紹介します。多分、連続フロー合成やマイクロスケール有機合成に関連するものが多くなりそうです。  基本的に、筆者が購入するか図書館等で借りるかして、多少なりとも目を通した本に限ります。このため、本の種類はさほど増えませんが、悪しからずご了承下さい。その代わりと言っては何ですが、図書館検索結果については、定

          有機合成のためのフロー化学