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理解より信頼「違国日記」感想

新垣結衣の観る

事故で両親亡くした中学卒業間近の朝。
葬儀の席で親戚盥回しの恐怖に落ち着かない朝を
見かねその場の勢いで引き取る!と宣言する叔母槙生
後戻りも出来ずに二人の共同生活始まるが

親戚とは言え疎遠な二人
槙生は姉である朝の母とは険悪状態のままで

槙生の中には肉親であっても他者と総て理解し合うことは
ほぼ不可能というのが前提にある。
この生き方は冷たそうだけどその裏には信頼し合うがあり
理解より信頼の方を大切にしてるようにも思う。
絶対な信頼関係があれば理解するかされるかはまぁいいか
で理解出来なくても無条件に寄り添えるほどの甘チャンで
は無いと思いますが

数少ないと思われる友人との付き合い方見てるとそんな気
がする。因みに信頼関係無いのに理解し合えると思ってる
と間違い起こるのに気づかない人多いよね。
「あなたの事思って。。。」が反発されると逆切れする人
は完全にこのタイプでないですか。
まずは信頼関係作りましょう

彼女はとても優しい人なんだけどこの優しさは伝わり難く
彼女も信頼関係ある人にだけ伝われば良いと思ってる節も。
相当に難しい人ですけど魅力的な人でもあり新垣結衣はか
なり上手く演じてる様に思いました

映画自体が槙生のキャラにかなり引っ張られるので作品の
感想にも成ってないけどそういう映画ではないかな。
槙生の様なスタンスの人間関係は親子にこそ必要なんじゃ
ないですかと言ってるような所はあるようですけど

朝と暮らし始めて間もなく槙生が朝に掛ける何てことはな
い一言がとても良い。
この一言でこの人好きになる。
日常のふとした瞬間に自然とこんな言葉出る人が増えれば
ギスギスした社会にならないのにねと思う


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