世間は狭く…世界は広い♾
今やSNSは、社会で必要不可欠な情報発信&コミュニケーションツールになりました。
いくつもあるSNSですが…使う世代や用途によって、フィールドが分かれますよね?
オジオバのソーシャルメディア〜と呼ばれるFacebookを、私は一番活用しています。
始めたのは2008年…
まだ日本法人が設立されていない時代、こっそりと始めました。
当時はmixiとかアメブロ全盛期。
ダンス関係はネットの掲示板で充分告知出来たので、SNSには全く興味ありませんでした。
始めたきっかけは、共演したフランス人ダンサー・Mae Pigaさんとの再会〜共演がきっかけです。
2005年にフロリダで行われたIDOダンスワールドカップにて、ソロでジャズダンスとモダンダンスの第1位だったMaeさん。
あまりに素晴らしいテクニックと美しさ!(しかも当時の彼女は19歳)
世界には、まだまだ知られていない凄いダンサーがいる!と鮮烈な衝撃を受けました。
このイベントに、私は監督として教え子達と参加。
モダンダンス部門でデュオ銀メダル、グループ銅メダルを受賞しました。
その後の2008年夏…
私がダンサーとして出演したユネスコ関係のイベント〜インターナショナルダンスコンサートで、偶然にも彼女と共演することに!
互いのダンスに触発され、共に何かを創りたい!と意気投合したけれど。
公演活動が忙しく時が過ぎる中で、FBを彼女に勧められ交流が続いたのです。
そして2011年3月11日…
あの日の様子が世界中に報道され、日本が壊滅してる様な印象だったのでしょう。
彼女からメッセージが来て、「ダンスの仕事を紹介するから、家族全員フランスに来て!」と言われ、涙が出るほど嬉しかった記憶があります。
だからFBをメインに使う習慣が出来たのです。
オジオバのSNSと揶揄されようと、眼中無し!笑
匿名性が低いから、攻撃的な感情の垂れ流しも少ない気がするし。
私は結界を張って、リクエストを承認した人としか繋がっていないから…SNSがストレスになるということは、まず無いんですね。
それが私的には、SNS上の「世間」。
人にとって「世間」や「世界」とは、あくまで意識や想像が及ぶ範囲。
地球の裏側で起きていること
目に見えない菌の生活圏
光の届かない深海や宇宙の果て
全て実在するのに…
意識しなければ無いものと同じですよね?
SNSも見ること・読むことで、意識の中に存在する「世界」。
しかし、SNSのユーザー全てとは繋がっていないのだから…
自分の繋がりを「世間」と定義出来るわけです。
「世間」の外側に、何層もの「世界」があって、それをどこまで感知したり想いを馳せるのか?は、人それぞれ。
「世間」と「世界」をごっちゃにして、無駄に傷ついたりする人もいるんじゃないかな…
身近な「世間」で躓いても、「世界」はびくともしません。
狭い「世間」で思考が固まるから、身動きが取れないわけで…
広い「世界」を見れば、視野は広がり身軽になるでしょう。
理想的なバランスは「世界」が広いことを認識しつつ、"自分らしく"居られる「世間」に身を置くこと。
プロアスリートなど…
スランプの時、「世間」から憶測で色々言われることもあるでしょう。
「アイツはもうダメだ…」とか
「アイツは終わった…」とか。
その声に潰されてしまったら、本当に終わる可能性もあるけれど…
所詮、声の主は無責任な「世間」。実態が無い空気みたいなもの。空気は流れますからね。
始めるのも終わるのもアスリート本人…彼・彼女次第なんです。
スランプを脱して浮上したら、それを持ち上げるのも「世間」でしょ?
「諦めない強さ!」とか
「奇跡の復活!」など。
本人にしてみたら奇跡でも何でもなかったり…
ダメだなんて最初から思うことなく、当たり前にやるべきことを続けただけかも。
私には匿名性の高いSNS等は、無責任の極みに思えるんですよね。
そんなSNSで批判されて嫌な気持ちになるなら、SNSなど辞めても良いんです(辛いのに辞められないのは、依存してるだけ)。
「世界」は広いのだから。
私が多用しているFBも、そもそもはザッカーバーグ氏が学生の頃に「出会い系」SNSとしてスタートしたもの。
所詮はそんなものなんです。
さて…SNSという生き物の細胞といえる、ユーザーの私達。
私達の嗜好性に合わせた広告が頻繁に出てきたり…
ウォール(タイムライン)には、友達全ての投稿が表示されず、繋がりの頻度で表示の優先順位も決まります。
これらも「縁」というべきかもしれませんよね。
ただあくまで「世界」の中の「世間」。
「世界」に目を向けた分だけ、「世間」が広がるのです。
狭い「世間」から離れると、視野が広がり発見が沢山あります。
知らないことを知る歓びに出会えるでしょう。
そして新鮮な空気が吸えますよ。
私は長年、女性中心のダンス界で「先生」をしてきたので…
男性社会の武道武術を「生徒」として学ぶことで、精神のバランスを取ってきたのです。
(写真の八神流体術は二段取得で、三段審査前に離れてしまいました)
トレーナーや整体の勉強をして、民間資格を4つほど取得したけれど…どれも資格発行の協会ビジネスなので、更新しませんでした。
しかし良い経験でしたね。
全く違う世界の人達との学びは、貴重な体験だったし。
ダンス村の外に触れたことで、確実に思考の幅と奥行きが広がりました。
ダンスの先生とか振付家というと、「凄いですね〜!」と言われる事が多いけど…
凄くも何ともありません!
好きなことを探求してきただけ。
ダンスがちょっと上手い程度で調子に乗るような、謂わゆる"勘違い野郎"なら、ダンスも続けられたかどうか(多分、続けて目が覚めるはず笑)
もし仮に私が凄いなら…
日々を実直に生きている人達は皆、もっと凄いでしょう。
そして私にとって一番凄い人は…やっぱり私の母親ですね(理由は書きませんが)。
私はSNSを有益に使っているので、人間関係が豊かになりました。
結局は自分次第!
ちゃんと中心(真・芯)を創ることですね。
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