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中学校の部活を見て驚いたこと 〜時代の変化〜

私は物流関係のバイトのため、ある公立中学校を訪れました。

私は中学校のグラウンドを見て驚いたことがあります。

それはサッカーと野球部の部員が少ないということです。

サッカーと野球はあらゆるスポーツの中でメジャーで競技人口が多いスポーツです。

しかし、その中学校のサッカーと野球部員は13人前後しかいませんでした。

10年ほど前、私は中学の軟式野球部に所属していましたが、部員が多く、下級生の時はほとんど試合に出場した記憶がありません。

当時の野球部とサッカー部が人数は多く、試合に出場するのさえ難しい状況でした。

今の状況でしたら、簡単に試合に出場することはできても、チームの誰かが辞めたり、ケガをしてしまったりすると、人数不足で大会にさえ出られない危機も考えられるような状況です。

私の時は試合に出場できずに落胆するときがあり、部員が少なくなれば試合に出れていいなと考えたことがあります。

けれど、少ない部員の中で練習を回すのは大変なことだと感じています。人数が少ないことで起きる問題もあります。グランド整備に時間がかかりますし、実践的な練習をするのも難しいと感じました。

このサッカーと野球部員減少の原因を私なり考えました。

そこには2つの理由が考えられます。

・レベルの高い選手は学校外のクラブチームに所属する
・スポーツの選択肢が広がった

時代の変化と共に、教員の労働負担を減らすといった理由もあり、今の部活では週休2日1日2時間の練習です。この状況のため、本気で競技に取り組みたい選手は学校外のクラブチームに分散してしまいます。実際、私もそうでしたが、初心者で野球部やサッカー部の割合が10年前と比べて増えています。

昔はよくプロ野球の試合やサッカーの試合も中継されていました。そのため、スポーツをやるなら野球かサッカーという感じでした。しかし、今では、野球やサッカーの中継が減り、テニスや卓球やキックボクシングやバトミントンなどが中継されるようになりました。そのため、様々なスポーツに分散してしまったのだと考えられます。特にラケット系や格闘技は1人や2人でも試合に出場できることも理由かもしれません。

少子高齢化が進む中で、この状況ですから尚更減少傾向です。

この状況の移り変わりから、昔と同じやり方では今の部活では全く通用しないと考えられます。

時代に対応することは難しいと痛感させられた一日のバイトでした。

私は大学で50年もの伝統のある専修大学キックボクシング部に所属していますが、現在コロナの影響もあり、部員不足で存続の危機です。
大学も同じような状況なのかもしれません。

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