夏の自由研究2021 ~海外ちらし寿司クエスト~

先日は、夫の誕生日でした。それに合わせて、いつもよりちょっとステキごはんを作りたいなぁと、メニューに悩んでいたときのことです。「きのう何食べた?」という漫画での、誕生会のエピソードを思い出しました。読み返すと、お祝い感もあって美味しそう!ということで、ちらし寿司作りinNYにチャレンジすることに。

漫画内でシロさんが作ったちらし寿司(江戸前ばらちらし)は、トッピングに、えび、だし巻きたまご、アボカド、煮あなご、漬けマグロ、イクラ、を使ったもの。これを参考に、ちらし寿司のメンバーを考えます。

えびは、冷凍のえびをうま煮にしよう。だし巻きたまごは、自分で作ろう。アボカドは、冷蔵庫に入っていたはず。(こちらで買うアボカドは、ハズレも少なく美味しいです。)この3つはクリアできそう。

気がかりなのは、煮あなご、漬けマグロ、イクラ、の3つです。
暮らし始めて知ったのですが、こちらのスーパーに並ぶ魚介類は、種類が少なく、びっくりするほどの高級品!たとえば、スーパーで売っている海鮮丼(サーモンとマグロが数枚ずつ乗っている)が15ドル(約1600円)くらい。最近ウーバーイーツで、寿司8巻+海苔巻きが35ドルというのを見かけました。物価が高いNYとはいえ、なかなか勇気の要るお値段…

まぁ、レシピ通りに揃えられたらベストだけど、きっとこの通りでなくても美味しいはず。漬けにする刺身、タレも美味しい蒲焼きか煮魚、華やかで彩りのあるもの、と脳内で置き換え、魚の取り扱いが多い日系スーパーに行ってみました。

まずはタレも美味しい煮魚か蒲焼き。冷凍ならお値段も手頃なんじゃないかな~と覗いてみたら、びっくりして目玉が飛び出しました。ウナギの蒲焼きが、1枚30ドル近いぞ・・・!!?

誕生日くらい、奮発してもいいんじゃない?いやいや、お金を払うなら、冷凍品じゃないものがいいし、ウナギはお店で出来立てを食べたい。
今からメニューを替える?いやいや、そんなに時間もないしなぁ・・・・床に落ちた目玉を拾いながら途方に暮れました。

何か、アイディアはないかしら・・・店の中をウロウロしていたところ、缶詰コーナーで目に入ってきたのです。サバの蒲焼きの缶が2ドルくらい!これだーーー!!!

救いのサバ缶を手に取った瞬間、私は決めました。お金を掛ければレシピ通りの材料は、きっと集められる。でも、今回は、コスパを考え工夫して具材を集めるクエストを楽しもう。

次は、漬けにする刺身。マグロもあったけれど、隣に並んでいたサーモンの方がピカピカで美味しそうだったので、今回はこちらを採用!

最後に、華やかで彩りのあるもの。イクラは、値段と内容量を見て、すぐに諦めがつきました!ここまでくると「ほかの具材と味が被らなければ、2人が好きな魚でいいんじゃないか…」と思いはじめ、気が付けばしめ鯖(冷凍)を手に取っていました。当初のテーマからは離れたけれど、まぁいいか。

ということで、今回の召集メンバーは、サバの蒲焼き(缶)、漬けサーモン、しめ鯖、えびのうま煮、だし巻きたまご、アボカド、となりました。

具材クエストに夢中で、すっかり忘れていたのですが、普段玄米を食べる我が家には白米がなかった・・・しょうがないので、初めて玄米で酢飯を炊きました。

最後までバタバタしましたが、けっこう美味しくできました〜!シロさんのレシピとは違うけれど、ちらし寿司って、テーブルが華やかになりますね。大皿料理で彩りもあり、お祝いごはん感が出て良かったです。

帰国したら、成田でお寿司、食べるぞ!!!

☆ちらし寿司は、どんな材料も包み込んでくれる。
☆限られた中で工夫するのが楽しかったりする。その結果、できたものが意外と美味しかったりする。

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