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詩)群像劇

白き棟立ち並ぶ敷地内
空に伸びていく緑地帯
何にでもなれる否
何にもできやしない
僕らモラトリアム謳歌していたい

わかり合いたいお芝居か
ソシアルダンスを踊って
リアルに手を伸ばす
声なき声が画面に流れる
ここで興るはit's aマスカレードショー

睦みあいたい
密なコミュニケーション
距離感バグって関係壊した
自由の中では簡単に孤独だ
大衆への媚びは一旦ゴミ箱に捨てろ

マスク必須の食堂で座談会
顔舐め回すように陽隠ラベリング
緊張と弛緩の狭間で
一喜一憂疲れたな
昨日徹夜した俺にほら拍手喝采

両手一杯に構想を抱えてる
機械仕掛けの本棚を動かす地下室
現実の眩しさに免疫はない
死者との対話で済むなら本望だ
相も変わらず物語症候群

ないものねだり
殺人犯のモラルへの訴え
傍聴者の呟きは時間より金をくれ
烏は群れに帰る時間だ猶予を
下卑た笑いがほら空に響くでしょう

助けに行きたい
純粋な動機と職業
浮雲時代にメスを入れる迷いの果てに
君の夢を見た
群集の中少しでいいからこっちを向いてよ

青き光射しこんで印象的
ここで繰り広げる群像劇
何にでもなれる否
何にもできやしない
僕らモラトリアム謳歌していたい

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