うえの

何をやっているか分からない、どこで働いているか謎と言われる30代後半。日々の中で感じた…

うえの

何をやっているか分からない、どこで働いているか謎と言われる30代後半。日々の中で感じたことや思ったことを気まぐれに更新していきます。

最近の記事

日常はつづく

「良いお年を」と声をかける間もなく、2021年が終わりに近づいている。 1年を振り返ってみようと思い、久しぶりにnoteを書いてみた。 何せ今年は人生の一大イベントである結婚をしたからだ。 まさか去年の同じ時期に自分が結婚するなんて想像すらしていなかったし、未だに新しい名字で呼ばれるのも慣れないし、「奥さま」と言われるのもくすぐったい感じがするし、「妻」という漢字を書くとき、間違えて「毒」にならないように、といつも緊張している。 夫とは出会ってから半年も経たず結婚した

    • 今こそ、フィルムを

      混沌とした雰囲気にのまれたような日々が続いている。 メディアから流れる危機感を煽るニュースや嘘か本当か分かりづらい情報、親切心から送られてくる怪しいトピック。 ありとあらゆる言葉に疲弊している。 未知のモノに出会うと、こんなにも世の中が乱れるのか、と痛感した。 どうなるか未来を知っている人はいないが、誰もが「普通」に生活できない状態。 仕事がなくなった人や解雇された人、経営が立ち行かない企業もある。 そんな中で、心の底から楽しんだり、笑ったりすることが悪いことのよう

      • 惜しみなく愛を注ぐこと・IKEUCHI ORGANIC 牟田口さんのおはなし

        先日、あるイベントに行った際に講演を聴いた、IKEUCHI ORGANIC 牟田口さんのお話しがとても響いたので、きちんと残しておこうと思い書きました。 IKEUCHI ORGANICについてはこちら。 ファンコミュニティについて 今回のイベントはコミュニティなどがテーマになっていたため、講演は『ファン』についてのお話しが軸になっていました。 そもそもファンづくりとは、『商品(サービス)』×『コミュニケーション』 商品(サービス)は自信を持っておすすめできるもの、と

        • また会えたら、笑顔で会いましょう

          3月の最後の金曜日。 実家の部屋で東京事変や星野源を聴きながら、細かく残った仕事や部屋の片づけに手を付ける。 数字がピッタリ合うと何て気持ちの良いことか。 月曜日の最終出勤日を終えて、穏やかな日々を送っている。 新しいプロジェクトが動き出すはじまりのタイミングに呼んでもらったり、お世話になった方に会いに行ってご飯を食べたり、家族と他愛のない話をしたり、こんな風にゆっくり過ごせるのは仕事をしていなかったニートの時期か入院していたときくらいだな、と思う。 ずっといた場所か

        日常はつづく

          何気ないことも笑って話せるのなら

          昨年くらいから似たような仕事をしている同年代の2人と顔を合わせる機会が増えた。 友人でもあるけれど、それぞれ尊敬しているところがあって言わば同志のような存在だ。 服装の趣味や好みはそれぞれ違うので、きっとまだまだ若い頃(高校生くらいのとき)に知り合っていたら友達付き合いなど無い3人だっただろうなぁ、とぼんやり思う。 心を許せる相手にはとことん甘えて、寄りかかりたくなる。 ちょっとしたことも、他の人には言えないモヤモヤしたことも、深い悲しみも、隠していたい辛い部分も見せら

          何気ないことも笑って話せるのなら

          ただ、あなたに幸せでいてほしい

          関西空港からバスに乗り、向かうは京セラドーム。 降りだした小ぶりの雨で濡れた地面の上を沢山の人たちがゆっくりと、でもはやる気持ちを抑えられないような空気を醸し出しながら歩いていた。 ぎっしりと人で埋め尽くされたドーム。 誰もが彼の登場を待ちわびている。 カウントダウンをするように鼓動が早くなっていった。 今か、今か、と待ちわびていると突然、大きな歓声が会場中から溢れ、視界に現れた星野源の姿。 「この人は本当に実在しているんだ」といつも不思議な気持ちになる。 広い広い

          ただ、あなたに幸せでいてほしい

          日常と非日常のはざま

          新しい1年がはじまりました。 昨年末から「年末感がない」としきりに言っていて、年が明けた今も「新年感がない」と言ってしまっている。 それほど日常感が強い日々だということだろうか、と思う。 違うことと言えば、いつもよりも「家族と過ごす時間が増えた」ということだけ。 とは言え、日中はひとりで過ごす時間も多かったので、とりあえずいつもと違ってダラダラ過ごそう!とネットで見逃したテレビ番組を観て笑い、昼間からビールを飲み、お雑煮を食べるという非日常も味わった。 テレビ以外で

          日常と非日常のはざま

          その場所が「あなた」になるように

          今の仕事に行き詰まりを感じて、何かしらの突破口が欲しいと思っていた。 自分の限界を痛感したり、周りからの声を聴いたり、どんどん視野も考えも狭くなっていくような感覚になっている。 そういうのを感じ取って、今月は出来るだけ知らない場所に行くことを繰り返している。 そんなときに知り合った人のもとへ、家から2時間くらいかけて会いに行った。 次第に相談事みたいになっていったのだけど、その人の言葉は胸にスーッと入り込んできて、頭の中で想像が膨らんでいくような瞬間がいくつもあった。

          その場所が「あなた」になるように

          あなたのいる世界をつくりたい

          腹立たしいのを通り越して、悲しいな、残念だな、と思うことがあった。 普通なら一気に湧き上がる感情がシューっと萎んでいく。 自分がきちんと受け止めた、ということなのだろうか。 世界観、という言葉を最近耳にする。 私が創りたいものが、今のままでは創れない。 どうしようかなぁ、困ったなぁ、と思った。 だけど創りたいし、その世界観の中に尊敬する人、すきな人、大切にしたい人がいてほしい。 頭の中で思っていることや考えていることをストレートに伝えれば、一瞬はすっきりするだろうけ

          あなたのいる世界をつくりたい

          自分の居場所がほしかった

          昨日、とある場所に出かけた。 1人で行ったけど、会場に知り合いの人が何人か居てソロ感が全くなかったので思ったよりも楽しく過ごせた。 新しいことや考えていることをカタチにするための挑戦をする人たちを見ながら、ただただ『すごいなぁ』と感じる。 私は随分、こんな風に不特定多数の誰かに想いを伝えたり、考えを述べたりすることをしていないかもしれないな、と思った。 そういうことに挑める姿勢を、今の自分は持ち合わせていない。 伝えないといけないな、と。 プログラムが終わって、数人で

          自分の居場所がほしかった

          輪郭を形作るもの

          ここのところ、ぼんやりと自分が興味のあることについて考えている。 何となく、その片鱗みたいなものはチラチラあって。 今朝、ふっと腑に落ちたことがあった。 凄い・素晴らしいと言われている人や時代を創っている人、何かしらの目覚ましい活躍をしている人たちの周りにいる人たちを知りたい。 と思った。 その人自身がクローズアップされて、こんな人なんだよって伝える。 それもとてもおもしろいし、聞きたいのだけど、周りの人たちってこの人のことをどんな風に感じてるのだろう。 友人、家族

          輪郭を形作るもの

          ひとりになりたい

          以前から自覚しているのだけど、私はコミュニケーション体力があまり無い。(身体的な体力もあまり無いけど) これはどういうことかというと、人に沢山会いすぎたり、無理して人と付き合ったり、余裕がなくなったときに『あぁ、人に会いたくない。』から始まり『ひとりになりたい。』、そして誰にも会わずに引きこもりになる状態。 SNS上では普通にやり取りしていても、リアルで人に会いたくなくなる。 人に会いたくない週間。 誰かを嫌いになったり、嫌になったりしたわけではなく、自分を元の状態に戻

          ひとりになりたい

          転がしながら走り続ける

          いつもと同じように仕事に向かうけど、その日その日で巡る場所も取り掛かる業務も話す相手も違う。 よく「変わった仕事の仕方をしていますね」とか「色々やっていて大変ですね」って言われるけど、こうした働き方は数年前からあまり変わっていないから私にとっては当たり前だ。 変わったことと言えば、単独で進めていたものが誰かと一緒に進めることになったり、仕事相手とのバランスを調整したり、仕事をしていく中での人間関係の複雑さの度合いだったりする。 どんなに自分が頑張っても「あなただけが頑張

          転がしながら走り続ける

          クリエイターの不幸とは一体何なのか

          『半分、青い』を観ていて気になった場面があった。 主人公の鈴愛が涼ちゃんから離婚を言い渡された後の話し合いのシーン。 なぜ「映画を撮る」というだけのために離婚を選んだのか。 一言一句すべて覚えているわけではないし、前のことなのでおぼろげな雰囲気としては「かわいい子供と奥さんとの日々だけで心が満たされるから」というような内容だった。 そのとき『クリエイターは不幸じゃないと良いものをつくれない』という考え方の人物なんだ、と感じると同時に以前、星野源の著書でも似たような話を読ん

          クリエイターの不幸とは一体何なのか

          あなたの見ている先に「私」がいるだろうか

          (面倒くさいなぁ)と思った。 色んな話をしても、どんな側面から語りかけても、分かり合えない。 延々と続く、この話に私はどういう風に耳を傾ければ良いのだろう、と。 先が見える、これからを一緒に創ることができる、と確信できる話はとてもおもしろいし、前のめりになる。 あれをしてみよう、これはどうかな? 自分の想像力を掻き立てて、起こるであろう未来の何かに想いを馳せる。 逆に見えないもの(おそらく実現しないだろうと感じるもの)に対しての言葉は、湿り気を帯びていて、ずしんと重く

          あなたの見ている先に「私」がいるだろうか

          気持ちのいいひと

          ここのところ、夏バテなのか体調が優れない日が続いていた。 夜も早い時間から寝るようにしているのに寝た気がしない。 季節の変わり目は必ずと言っていいほど毎年、本調子ではないので体のケアは年を重ねるごとにきちんとしなければ、と痛感する。 昨日は久しぶりにお世話になった方に会う日だったから、絶対に体調を整えて「一緒にいる時間をしっかり楽しもう」と意気込んでいた。 ちょっとだるさはあったけど、炎天下の中を歩いて汗をかくと、ちょっとずつ体が正常な感じになっている気分になる。 途

          気持ちのいいひと