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記事一覧

アスペな私が幼稚園になじめず小学校になじんだワケ(連載③)

アスペな私が幼稚園になじめず小学校になじんだワケ(連載③)

[冒頭画像は昭和42年(1967年)5月17日。幼稚園の遠足]
 酒での大失態以降、飲酒、躁うつ、アスペルガー、そして記者の仕事について自らを見つめ直す記事を書いています。まずはどうしても酒の話が中心で、次いで躁うつの話題になります。
 しかし人生で現れた順序としては「アスペ」がそもそも持って生まれた障害としてあり、それに付随する形で後から「うつ(後に躁うつとわかる)」や「飲酒癖」が現れたはずです

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僕らはラ・サール・タイムズ編集部(自己を見つめる連載⑦)

僕らはラ・サール・タイムズ編集部(自己を見つめる連載⑦)

[冒頭はおそらく高校2年生の時の写真]
【2020年9月28日配信】
 前回、中学でロックと友だちが人生を救ってくれたことを振り返りました。生きる力を取り戻した僕が高校で出会ったのが「記者の仕事」です。私の人生を決定づけた新聞部の体験を記します。
(本記事は、9月27日に配信した「ロックと友だちが人生を救う」に続く、連載7回目です)

《高校進学時の“格差”が生んだ部活の重要性》 その前にラ・サー

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42年間封印されていた性被害の記憶(自己を見つめる連載④)

42年間封印されていた性被害の記憶(自己を見つめる連載④)

【2020年9月25日配信】(冒頭画像は鹿児島・城山から臨む桜島。ラ・サール学園の目の前にそびえていた)
 前回、我が幼少期を思い起こしながら「アスペな子」の成長を小学生まで振り返りました。続いて中学時代のアスペの記憶を思い起こす前に、4年ほど前のある出来事から記したいと思います。
(本記事は9月13日に配信した「アスペな私が幼稚園になじめず小学校になじんだワケ」に続く、連載4回目です)

《男性

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酒の大失態の後、3日間の禁酒で考えた、躁うつ、アスペルガー、記者の仕事

酒の大失態の後、3日間の禁酒で考えた、躁うつ、アスペルガー、記者の仕事

 財務省近畿財務局で公文書を改ざんさせられ、それを苦に命を絶った赤木俊夫さん。その妻、赤木雅子さんを取材し、俊夫さんの手記や国などを相手の裁判を週刊文春で報じてきた私、相澤冬樹は、8月25日の夜、酒に酔ってライブ配信番組の出演をすっぽかすという大失態を演じました。その直前、呑んでいた大阪・西成の立ち飲み屋で撮ったのが見出しの画像です。呑んでいるのにちっとも楽しそうじゃありません。

 その時の経緯

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日本ジャーナリスト会議賞受賞に思う「人の不幸」の取材

日本ジャーナリスト会議賞受賞に思う「人の不幸」の取材

《受賞御礼》 財務省近畿財務局の赤木俊夫さんが死の間際に書き遺した、公文書改ざんの実態に迫る「手記」を公開し、真実を知りたいと国などを相手に裁判を起こした、妻の赤木雅子さん(49)。忘れられかけていた森友事件に世の関心が再び集まりました。

 その赤木雅子さんと、手記を報道した私に連名で、日本ジャーナリスト会議賞(JCJ賞)が贈られることになりました。受賞決定を受けて大変多くの方からお祝いのメッセ

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