動作や姿勢はどうやって作られるのか
こんばんは
オリンピック、終わりましたね。
選手達の、純粋な頑張りには本当に、胸を打たれる日々でした。。
また、TOKYO2020を目指し、自国開催のためにその選手達を強化し導き、サポートしたコーチスタッフの皆さんにも、お疲れ様と思う日々でした。。。
さてそんな中。
先日、私がよくチェックしている先生の投稿で
”姿勢はインプットの反映であり、次の姿勢をフィードする” という記事が上がっていました。 ここで解説されていた文献は、2015年の古いもの。
中殿筋の筋力低下は、膝や足の障害発生に影響はあると言われていますが
中殿筋の出力の低下を人工的に誘発させた被験者では、トレンデレンブルグ歩行(マリリンモンローみたいな歩き方)や膝外反(X脚)は出現しなかった。
これは、どういうこと?という話なんですが。
要は、
筋力が低いから、そういう姿勢になる
のではなく
何か(動きの癖?)の結果、その筋力の低下が起こったのではないか
という話。
例えとしては
猫背になるのは、腹筋や背筋の 筋力が弱いからだ
なのではなく
猫背をする癖が長かった結果、腹筋や背筋の筋力が弱くなった
のではないか。ということ。
では、
みなさんがよく悩みである猫背。
何が猫背にさせているんだろう?
という問題。
そこでポイントになるのは、
人間の”動き”というのは、”知覚循環行為”というシステム。
”知覚”;五感で感じたもの を 神経回路(上行性)を使い情報を、”脳” にあげて状況を判断し、神経回路(下降性)を使い伝令、”筋肉”を動かして、”動き” と成る。
このシステム。
一般企業さんで例えると、、
お客様窓口で聞いた苦情を、上司に連絡をして判断を仰ぎ、その判断を聞いてから、その対応をする(改善をする)、みたいな話。
でも、社長(意識)はそんなこと全部把握している必要はないわけで。
無意識の動作や癖、はこのパターンで動いていると言えるわけです。
ただ、ことが重大になると、上司が、社長(意識)まで上げてからの判断を仰ぐ、という感じでしょうか。
なので、私たちの身体も、全部の”身体で起こっていること”は、意識まで上がってこない中で、判断されて動いているのです。
ということは。
猫背になりたい理由があるのです。
それが解決しない限りは、筋力をつけてもまた、猫背になってくることでしょう。
なので、猫背だから、普段から背筋を伸ばしましょうね!言われても。
この筋トレをすれば治ると言われても
整体をして”治された”としても
なかなか変わらない方が多いのです。。
(社長に、なんでそんな無駄な動きをしてるんだ!しっかりしろ!と、現場に急に出てきて怒られても、、。その前のオーダーを受けたからなので。その間のシステムを変えない限りは、変わりようが無いですよね。。)
ポイントは、
その方の、どんな ”input" =入力 が変われば
その方の癖になっている動作”=output”が変わるのでしょうか?
動作は、基本無意識に”癖”として起こります。
人間は、ずっと昔からの習性で、基本省エネで生きたいので。
新しいことを始めて、慣れないことをするよりも
いつもと同じプログラムで、ショートカットキーのようにオーダーされた方が、動きやすいのです。
”いつもの”プログラムを変えるには
どんな入力を変えてあげたら
その人のoutputが変わっていきそうでしょうか?
いつものプログラムのup date ができそうでしょうか?
そんなことを少し考えてみて
動きや姿勢の介入をしてみたらどうでしょうか?
質問等ある方は、
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