働きたくない人間による仕事のマシ度5段階評価
社会人5年目の会社員+フリーランスです。中学の頃から「わたし絶対仕事に向いてないぞ」と思い始めて14年。実際に社会人になって5年目ですが、やっぱり仕事に向いてないというか、根底に流れる「働きたくない」という気持ちは変わらない。
とはいえ会社員やフリーランスとして色んな仕事をやってみて、実感することもある。それは「マシな仕事」も確かにあるということ。働きたくない人間にとって、マシな仕事は大変ありがたいこと。マシな仕事の割合が増えればまぁ生きてはいけるということ。マシな仕事にたどり着いたら及第点。
自分の気持ちに応じて仕事を5つのランクに分類できると思ったので、分類してみる。
↑マイナスの気持ちが強めの仕事
憂鬱だ
面倒くさい
マシだ
楽しさもある
まるで遊びのようだ
↓マシな仕事
仕事内容も人間関係もごっちゃになってるけれど、その仕事に対する気持ちだけにフォーカスするとこうなる。
1.憂鬱だ
まずは「憂鬱だ」と感じる仕事。仕事する前から憂鬱で、ズル休みしたくて、消耗して、「早くやめたい!!!!」「向いてない!!!!」などと激しいマイナスの気持ちを感じる仕事がここにあたる。
私の場合はこんな仕事が憂鬱だった。
・飲食チェーン店での接客
・受付事務での電話対応
・夜勤の保育士
・機嫌が悪く面識もほぼないおじ様とのミーティング
・古めかしい伝統に染まったおじ様との飲み会(仕事ではないけど仕事に付随すると憂鬱)
・相談に乗る、支援する系
・中学生の家庭教師
・イベントの司会進行
要素を抽出するとこんな感じだろうか。
・人とリアルタイムで交流する
・瞬発性が求められる
・人と深く関わる
・古い感じのおじ様に飲み込まれる
・自分も自信ないことを、自信ありげに教える
・生活リズムが狂う
・しゃべる
対人要素の強いものは「憂鬱だ」になりやすいので警戒してしまう。もしかしたら心に余裕のある今、ある程度の対人職はできるのかもしれないけれど、昔の癖で警戒してしまう。
2.面倒くさい
お次が面倒くさいと感じるもの。憂鬱というほどではないが、ついギリギリまで手を付けずに放置したくなるようなもの。いずれはこの業務を辞めたい、と感じるもの。
個人的なイメージだと、この「面倒くさい」を感じながら仕事してる人が世の中のマジョリティではないかと思ってる。
わたしの周りにはフリーランスやパラレルワーカーが多いので楽しそうに仕事してる人もいるけれど(なんてことだ)、世の中的には「面倒くさい〜〜〜〜」と思いながら生活費を稼いでる人が多いと思う。
憂鬱よりは全然いいけれどモチベが上がることはほぼ無くて、やっつけ仕事になりがちなもの。
わたしの場合はこんな感じ。
・単純作業(エクセル入力、資料作成、文字起こしなど)
・3次4次請けのSEO記事作成
・経理作業
・決まった資料で講義をする
共通するのは「自分の工夫を反映させる余地が少なく、機械的な作業を求められるもの」。
わたしはどちらかといえば考えたい人間で、かつ小さなミスをしがちなので、単純作業系はあまり気が乗らない。できるけど、面倒くさいし、モチベはわかない。できるにはできるけど、意志があまり無いものたち。これは「面倒くさい」に分類される。
3.マシだ
次がマシな仕事。マシと言ってしまえば楽しそうな感じではないし、上から目線な感じがするかもしれないが、そもそも働きたくない人間にとって「マシな仕事」は褒め言葉である。そこを分かってほしい。
マシな仕事とは、仕事をする上での苦痛はほとんどなくて、ストレス無しで取り組めるもの。
わたしとしてはこんな感じ。
・上流工程でのライティング
・サイトのコピー、テキストを考える
・LINEの設計を考えて実施する
・企画内容を考えて実施する
・ターゲットや競合を調べる
・占い(テキストに起こす段階)
要素を抽出すると、「一貫して自分が担当できて、工夫の余地が無限にある仕事」だ。お、これはいい気付き。
もしかしたら接客業をやるにしても、「一貫して自分が担当できて、工夫の余地が無限にある状態」を作れたら楽しめるのかもしれない。
自分のコントロールがきく、小回りのきく環境が良さそうだ。
この「マシな仕事」が8割ほどを占めるようになると、日々の仕事関連ストレスはほぼなくなる。「働く」をプラスにするための土台が整った、という段階。おめでとう。
4.楽しい
続いて楽しい仕事。業務のほとんどをシンプルに楽しいと思える仕事。
ここからはかなり少なくなり、体感としては今まで仕事をしてきた中の5%程度なイメージ。
・身内へのインタビュー記事作成
・占い(占う段階)
・キーワード調査
・アフィリエイトの戦略立て
要素を抽出すると、なんでしょう……「答えがなくて、自分のこだわりと勘で推し進められるもの」だろうか。外部から放たれる力を少し活用しながら、自分の感覚で探りながら正解を決められるものだろうか。
ちなみにこの仕事は楽しいので、休憩無しでやってしまう。
5.まるで遊びのようだ
もはや仕事ではなく遊びとしか思えないもの。
何度か被写体を有償でやったことがあるけど、それがここに当たるかな。
ただ被写体は全然頭を使わずに完了するから、「まるで遊びだ」と言っても「楽しい」というよりは「楽ちんだし、盛れてると気分が上がるしヤッター」という軽い感じである。楽であることは悪くないけど、たまにあるからいいのであって、自分の中心の仕事にはなり得ない。やりすぎると虚しさが出てきそうな雰囲気もある。
「楽ではないがまるで遊びのようだ」と思える仕事が増えたらいいなと願っている。願うというより作るイメージ。
楽ではないがまるで遊びのような仕事をするためにはどうしたらいい?
この段階の仕事については、自分の好きなジャンルで、自分で作った仕事を、自分でこなすことにより生み出せると考えている。あくまでもわたしの場合。
人を喜ばせることが楽しさの中心にはならなくて、自己満足要素の強い人は、同じかも。
たとえば自分の理想郷を作って、自慢するかのように人を案内するとか。
野菜をたくさん作って、無人販売所を作ってみるとか。収穫体験イベントをするとか。
お気に入りの文章がたまったら編集してZINEにまとめるとか。
自分の好きなジャンルで、自分の好きなように企画しながら、おまけに友達としか思えないような人を誘って仕事ができたら、さすがに遊びのように面白いだろうと想像している。
働きたくない人間であることは、これからも変わらないだろう。じゃあどうしたら楽しく働けるのか?といえば、もはや働いてるとは思えずに遊んでるとしか思えないような仕事を自分で作っていくこと。そんな風に想像がまとまった。遊んでたら金になる、そういう状態。
来年は遊んでるとしか思えないような仕事を作るために、まずはお金になるかを気にせずに、ただ遊ぼう。そんな気持ち。
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