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「若返り」は大切です

リーダーは、短期的な視点はもちろん大切ですが、中長期的な視点なくして未来を切り拓くことはできません。中長期的な視点をより強くもってリスクに挑めるのはいろんな要素がありますが、「若返り」は重要なキーワードではないかと思っています。

20代、30代もありですし、経験を求められるなら40代、50代半ばくらいまでが感覚値としては、良いのではないかと思います。(あくまでもリーダーを引き受けるタイミングの話ですが。)それ以降、歳を重ねれば重ねるほど、短い時間で若い時同様にパワフルに挑むか、ここまでの実績によって得たポストでその期間を無難に過ごすか、極端にいうとこんな選択になるのかなと思います。

それ以降の年齢になり、若い時のように時間とエネルギーを全面的に注ぎ、リスクをとることを覚悟して仕事に打ち込める人は、相対的に少ないのではないでしょうか。もちろん、60歳を過ぎてもエネギッシュな人はいますが。だからこそ、「若返り」をはかり、常に組織にエネルギーが注がれる状況を意図的に生み続けるべきではないかと思います。

前述した理由から企業や組織のリーダーはもちろんのこと、政治家など国を動かす人たちは尚更かなと思っています。目先の課題が山積しながらも、未来の子供たちのためにどうあるべきか、若く未来に対してコミットできる人でなければ真剣になることは、難しいのではないでしょうか。

人生100年時代、時代を作ってきていただいた先輩方へ最大限のリスペクトは持ちつつも、今こそ日本社会が「若返り」というエコシステムを作り出す必要性を感じています。

若手のリーダーが就任しても、優秀が故に長居し続けることで再び衰退が始まるというイノベーションのジレンマが襲いかかるので気を配り続けなければなりません。残念ながら、リーダーの循環が早ければ万能の組織を生み出し続けるという単純なことではないというのが難しいところです。

ベストな解はありませんが、リーダーが最も組織にとって良い働きをせざるを得ない状況を作り続けることが大切ど、そのひとつの解決策として「若返り」があると考えています。

自身に今の職務に対しての引導を渡すならいつ?と問うならば3つの答えを用意しています。

自分が退いた後、その先の未来のバスケ界、スポーツ界、組織の発展のためになると信念を持って仕事ができなくなった時。また、事業継続に必要な収益を生み出し、体制を継続できなくなった時。最後に「若返り」の時と感じた時。

この3つを肝に銘じて仕事をさせていただきます。


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