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怒羅獲者・伸太と狂人教団・その1 必需品のお店現る!!!の巻
Love~♪Love~♪Love~♪
この胸に~♪
Love~♪Love~♪Love~♪ 伸太は走り出していてた。鼻歌を歌いながら。静華ちゃんの喜ぶ顔が目に浮かぶ。今度の静華ちゃんの誕生日に、このプレゼントならきっと喜んでくれる。
週末、伸太はいつもの空き地にいた。
邪意暗の集会があったのだ。
帰り際、巣寝夫が話しかけてきた。なんでも町外れに、とても変わった雑貨屋が出来たという、店の名前はニード
怒羅獲者・その5・物の価値は人それぞれ~!の巻
バブルの産湯でBlue~Blue~♪End of Showdown No down のたまう~♪どんどん 下がる 地価 価値が~♪世界の皆さん アニュハセヨ~♪ 静華ちゃんは泡姫だ。1日の大半をお風呂に浸かって、歌を唄って過ごしている。子供の頃から静華ちゃんはお風呂が大好きだったから、今の仕事は静華ちゃんにあっているのかもしれない。子供の頃、僕は、静華ちゃんのお風呂を覗くのが好きだった。静華ちゃん
もっとみる怒羅獲者・その4・邂逅するふたつの巨星!!!の巻
夜。幸せな家庭では、誰もがぐうぐう眠りこけ、おいしい朝飯の夢をみる、そんな夜。男が独り、暗い夜道を大声で歌を唄いながら、ふらふらと千鳥足で歩いている。男は、子供達からアンパンマンと呼ばれ、慕われている。なにか困ったら、アンパンマンに連絡しよ!それが、この辺りの子供の合言葉になっている。アンパンマンは、困ってる子供達に優しい。何時でも、何処にでも、すぐに駆けつける。だからアンパンマンは子供達の人気者
もっとみる怒羅獲者・その3・金は天下のまわり物で~す!の巻
「今週の分はえらく少ないな…伸太……お前にとって俺の言葉の価値は、これだけ…か?そう、俺は…受け取っていぃんだな!伸太…」 ただでさえ、うすら寒い空き地の温度が、武志の言葉でグッと下がる。少しだけ、僕の背筋は寒くなる。また、激しく殴られるかもしれない。想像力は恐怖や痛みを倍加させる。だから、なにも考えないように、出来るだけ、この先起こるかもしれない出来事を想像しないのが、僕が身に付けたコツだ。邪意
もっとみる怒羅獲者・ その2・叶えてお願い怒羅獲者の巻
小さな頃僕等は、夜の公園のジャングルジムの上でいつもそんな話をした。それは幸せの話だったと思う。僕には幸せがどうゆう事なのかわからないが、僕も大きな白い家に住めば幸せになれるだろうか。僕も白い子犬たくさんを飼えば幸せになれるだろか。子供の頃から、欲しいと思える物も僕には無かった。なにか気になった物は、店から持ってくればよかった。見つからないように。でも、持ってきても、だいたいすぐに捨ててしまった
もっとみる怒羅獲者・その1「怒羅獲者参上!!!の巻」
「有機物から無機物へ、ただそれだけのことだ……だからこそ貴重なんだ生きるとは………さぁ、言え!お前は何が欲しい!!!」 初めて逢ったとき、怒羅獲者はそう言った。大きな街の片隅にある、真夏でもうすら寒いような空き地が、僕等の溜まり場だ。吹き溜まりの屑とは僕等の為にあるような言葉。「万引きして来いよ!」と、冷たく猛志が言う。巣寝夫がにやけながら、僕の頭を小突く。「脳足りんの伸太くんには、万引きしてきて
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