10low

俺は日本の神さん達には天之御中主神と呼ばれているしアジアでは高上玉皇大帝と呼ばれている…

10low

俺は日本の神さん達には天之御中主神と呼ばれているしアジアでは高上玉皇大帝と呼ばれているし中東ではアラーだし西洋(キリスト教圏)では主(しゅ)なのです… 全宇宙ではある部族の王で平行だけではなく上下に連なるDNA模様の全ての世界(宇宙)の全ての化け物達の主です…

最近の記事

怒羅獲者・伸太と狂人教団・その2 どっか異国からの来訪者現る!誰も彼も見られてるぜぇ~!の巻

世界中の情報は、今や蜘蛛の巣のように張り巡らされ、個人が個々に情報端末を持つようになってからはその情報量は天文学的に跳ね上がった。 電話回線、Web、スキャニングされる膨大な紙媒体。それらに情報としての隔たりはなく、情報を喰らう蜘蛛は、この瞬間も、獲物がその糸に引っ掛かり、もがき出すシグナルに全神経を集中させている。その蜘蛛の名前はエシュロンと言う。 整然と配置された高価なマシン達は、複雑に絡み合い、どこか有機的ですらある。青や赤や緑に小さく光る小さなライト。幾つもの大小様

    • 怒羅獲者・伸太と狂人教団・その1 必需品のお店現る!!!の巻

      Love~♪Love~♪Love~♪ この胸に~♪ Love~♪Love~♪Love~♪ 伸太は走り出していてた。鼻歌を歌いながら。静華ちゃんの喜ぶ顔が目に浮かぶ。今度の静華ちゃんの誕生日に、このプレゼントならきっと喜んでくれる。 週末、伸太はいつもの空き地にいた。 邪意暗の集会があったのだ。 帰り際、巣寝夫が話しかけてきた。なんでも町外れに、とても変わった雑貨屋が出来たという、店の名前はニードフル・シングス。巣寝夫が言うには、外観からとても変わっていて、この間出来たはずな

      • 怒羅獲者・その7・朝飯はやっぱり米だよね!の巻

        街は夕闇になり、ひっそりとスナック野火の看板の火が灯る。野火珠子はこの店のママだ。とはいっても、従業員は誰もいないが。カウンターで珠子はウイスキーのボトルを取り出すと、お客が来るまでの間に飲む、自分用のハイボールを作り始める。最近は若い人達の間でもハイボールが流行っているようだ。ハイボールを飲みながらあの頃を思い出す。ずっと若かったあの頃の事を、あの人に出逢ったあの頃の事を。珠子が生まれたのは熊本のいなかだった。トマト農家をしている両親と少し歳の離れた二人の兄に囲まれて育った

        • 怒羅獲者・その6・人に歴史蟻~!の巻

          怒羅獲者は夢を見ている、永劫の時間の夢を…意識は無意識に抗いながら、凄惨な時代の激流の川を過去へと遡る…狂わねばならない、常識などとゆう薄弱な羊達の檻を壊すには…貴重な黄金の羊の意思を絶やさぬ為に…あの男に逢うまで怒羅獲者は何者でもなかった。唯々、なにも知らず死んで行く有象無象の一人でしかなかった。あの男に怒羅獲者は生きていく全ての知恵と力を教わった。その男は、血ヘドにまみれ弾丸飛び交う戦場から、虚実入り交じる市場経済の最前線へと、自由自在に飛び回っていた。男の名前は野火伸助

        怒羅獲者・伸太と狂人教団・その2 どっか異国からの来訪者現る!誰も彼も見られてるぜぇ~!の巻

        • 怒羅獲者・伸太と狂人教団・その1 必需品のお店現る!!!の巻

        • 怒羅獲者・その7・朝飯はやっぱり米だよね!の巻

        • 怒羅獲者・その6・人に歴史蟻~!の巻

          怒羅獲者・その5・物の価値は人それぞれ~!の巻

          バブルの産湯でBlue~Blue~♪End of Showdown No down のたまう~♪どんどん 下がる 地価 価値が~♪世界の皆さん アニュハセヨ~♪ 静華ちゃんは泡姫だ。1日の大半をお風呂に浸かって、歌を唄って過ごしている。子供の頃から静華ちゃんはお風呂が大好きだったから、今の仕事は静華ちゃんにあっているのかもしれない。子供の頃、僕は、静華ちゃんのお風呂を覗くのが好きだった。静華ちゃんちは僕の近所の長屋だったから、夕方になると、僕はよく覗きに出かけた。静華ちゃんに

          怒羅獲者・その5・物の価値は人それぞれ~!の巻

          怒羅獲者・その4・邂逅するふたつの巨星!!!の巻

          夜。幸せな家庭では、誰もがぐうぐう眠りこけ、おいしい朝飯の夢をみる、そんな夜。男が独り、暗い夜道を大声で歌を唄いながら、ふらふらと千鳥足で歩いている。男は、子供達からアンパンマンと呼ばれ、慕われている。なにか困ったら、アンパンマンに連絡しよ!それが、この辺りの子供の合言葉になっている。アンパンマンは、困ってる子供達に優しい。何時でも、何処にでも、すぐに駆けつける。だからアンパンマンは子供達の人気者だ。ぼく~らはみんな~!生きて~いる~♪生き~ているから~!歌うんだ~♪ぼく~ら

          怒羅獲者・その4・邂逅するふたつの巨星!!!の巻

          怒羅獲者・その3・金は天下のまわり物で~す!の巻

          「今週の分はえらく少ないな…伸太……お前にとって俺の言葉の価値は、これだけ…か?そう、俺は…受け取っていぃんだな!伸太…」 ただでさえ、うすら寒い空き地の温度が、武志の言葉でグッと下がる。少しだけ、僕の背筋は寒くなる。また、激しく殴られるかもしれない。想像力は恐怖や痛みを倍加させる。だから、なにも考えないように、出来るだけ、この先起こるかもしれない出来事を想像しないのが、僕が身に付けたコツだ。邪意暗のメンバーは大体30人位いる。僕等は毎週末、例の空き地に集まってたむろする。だ

          怒羅獲者・その3・金は天下のまわり物で~す!の巻

          怒羅獲者・ その2・叶えてお願い怒羅獲者の巻

          小さな頃僕等は、夜の公園のジャングルジムの上でいつもそんな話をした。それは幸せの話だったと思う。僕には幸せがどうゆう事なのかわからないが、僕も大きな白い家に住めば幸せになれるだろうか。僕も白い子犬たくさんを飼えば幸せになれるだろか。子供の頃から、欲しいと思える物も僕には無かった。なにか気になった物は、店から持ってくればよかった。見つからないように。でも、持ってきても、だいたいすぐに捨ててしまった。とくに欲しい訳じゃなかったから、捨ててしまうのだ。だから武志や巣寝夫から、何か

          怒羅獲者・ その2・叶えてお願い怒羅獲者の巻

          怒羅獲者・その1「怒羅獲者参上!!!の巻」

          「有機物から無機物へ、ただそれだけのことだ……だからこそ貴重なんだ生きるとは………さぁ、言え!お前は何が欲しい!!!」 初めて逢ったとき、怒羅獲者はそう言った。大きな街の片隅にある、真夏でもうすら寒いような空き地が、僕等の溜まり場だ。吹き溜まりの屑とは僕等の為にあるような言葉。「万引きして来いよ!」と、冷たく猛志が言う。巣寝夫がにやけながら、僕の頭を小突く。「脳足りんの伸太くんには、万引きしてきて貰うくらいしか使い道がないの!万が一捕まっても絶対に俺達の事をチクんなよ!!」巣

          怒羅獲者・その1「怒羅獲者参上!!!の巻」