人生2個目の会社作りました ~ヘルスケア事業への挑戦~

こんにちわ。猛烈にバタバタしてます。
なんで、そんなにバタバタしてるかと言うと、表題の通り、
人生2個目の会社を作り、新しい事業への挑戦が本格稼働したからです。

この4月に仲間と人生2個目の会社を創立しました。
社名は「スターフィールド・コンサルティング・ジャパン」です。
社名の由来は結構ノリなので、ここでは解説しないとして、
「今までブランディングとかマーケティングの仕事やってた西川がなんでヘルスケア？」
という話なわけです。
それを下記に整理して、赤裸々な話も含めて、ご紹介します

●WHY（なぜやるのか）
ご存知の方も多いかと思いますが、107 Designは2人の創業者によって作られた会社です。
私ともう一人なのですが、その人間は医師です。
なぜ医師とマーケッターが会社を？というのはあると思うのですが、いつかはヘルスケア領域へのチャレンジはぼんやりとありました。しかし今回、その相方が本気で行動を開始したので、急に動き出したのです。

何をやるのか、という話にも繋がるのですが、私たちが感じている課題感については、
弊社の人事マネージャーが素晴らしい採用広告のコピーを書いてくれたので、それを引用して紹介します。

私たちの身の回りで、こんなことを感じませんか。
◆世界の中で、日本の競争力は低下の一途をたどっている
◆通勤電車は疲れ切った顔の人ばかりだ
◆明らかにメンタル不調な中で働いている人が多い
GDPは世界第3位でありながら、時間あたりの労働生産性はOECD加盟国の主要国の中で下のほう（2019年で21位）。このまま何もせずに傍観してればきっと国際競争力は地に落ちてしまう。そして社会保障費も増える一方だ（給料の手取り額が増えないと感じている人が多いのは、社会保険という名の税金の額が毎年上がっているからです）。
それが日本の現実です。
また、働く＝しんどい＝帰ってから何もしたくない＝不幸だ　みたいな負の連鎖みたいなものも、きっと他人ごとではないはずです。
そんな中で私たちは、働く＝幸せである　という社会に変えたいという強い想いがあります。
サッカー、野球、ゴルフ、水泳、陸上、バスケ、ラグビー、バレーなどプロスポーツの世界では専任のスポーツドクターが、選手たちにより高いパフォーマンスを発揮してもらうためにメンタルとフィジカルの両面を支えています。病気やケガする前からです。
でも、経済社会というフィールドで毎日戦っているビジネスパーソンにスポーツドクターのような存在は
いるのでしょうか。残念ながら、体調を崩してしまってから初めて会うことになります。
そこで私たちは、ビジネスパーソンに提供する医療ソリューションを「産業予防」と名付けました。
<中略>
私たちスターフィールド・コンサルティング・ジャパンは、働くすべての人たちのパフォーマンスを支え、「働く＝幸せである」を体感できる社会実装にチャレンジします。そして、その先には、この日本にキラキラと輝く未来を届けたい、そう考えています

実は綺麗事に見えて、私個人の体験からもすごく思うところがあります。
今から4年前、急成長する107 Designを創業期に近いところから支えてくれたメンバーが、
突然体調を崩し離脱しました。
彼女は非常に重要なキーマンで現場の司令官だったのですが、
当時の私は会社を成長させたい、という焦りや変化への対応から
期待値もあり、彼女に大きな負荷をかけてしまったり、時に強い言葉で叱責してしまっていました。
本人もギリギリまで「頑張ろう！」って言ってくれてたので、カフェに呼び出され「体調的に無理かもしれない」
と聞いた時は、目の前が真っ白になったのを今でも覚えています。
彼女の離脱は大きく、会社の成長に大きな曲がり角になったのは事実です。

ベンチャー/スタートアップの組織は、側から見るとイケイケで楽しそうに見えるかもしれません。
実際に楽しいし、エキサイティングではあるのですが、成熟した大手企業に比べると変化が激しく、
知らずのうちに大きなストレスやプレッシャーがかかります。
しかし、だからと言って、健康から目を背けてはいけない。
自分たちは日本の国際競争力や強い産業を生み出していくために、一人一人が健康でイキイキと働ける社会を黒子から支援したいし、きっと同じ課題を抱えているところは多いはず。
そう感じたのがヘルスケア事業に乗り出したきっかけです。

●WHAT（どんな事業をやるのか）
私たちが取り組む事業は、BtoB医療であり、企業向けに生産性・組織開発につながる医療ソリューションを提供する、です。
具体的には4つ
1) 能動的に健康経営を推進する産業医紹介＆コンサルティング
2) 防げる病気リスクを予防するワクチン接種サービス
3) 主にメンタルヘルス悪化の予兆を早期に発見するIoTモニタリングサービス
4) 働く人に最適なUXを提供し、リアルな現場に入っていく医療機関運営支援(医療機関と提携し、実地に入っていくつもり）
の4つを含めた”医療×ITを前提とした産業予防ソリューション”事業です。
”産業予防”という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、弊社創業メンバーの医師が提唱した
新しい概念として、医療界かビジネスパーソンに対する新しい提案です。

オンラインもオフラインも混ぜ合わせて、このビジョン実現のための事業を広く展開していくつもりです。

●HOW（どのようにやるのか）
私たちは、単にITのワンプロダクトで課題を解決します！みたいなシンプルな構造ではありません。
なぜなら、ヘルスケア領域というのは、課題や業界事情も含めて非常に複雑系な世界です。
課題も含め複雑性の高い業界に対して、課題解決策をシンプルに研ぎ澄ましたITのプロダクトをドカンと入れても、なかなかフィットしません。
複雑性の高い業界に対しては、複雑性の高いソリューションで望むべき。そう考えています。
つまり私たちは医療法人の現場にも入ったり、泥臭くスケールしなさそうな事業も含めて入っていく。
その中で共通課題を見つけて、ITで課題解決策をスケールさせていく。
そういったアプローチを考えています。
なので、このような事業体を選択しました。

医療界という、ビジネスシーンから見ると、圧倒的に入り組んでいて遅れている部分も多い業界において、
最先端のテクノロジーや、マーケティング＆セールスの手法を徹底的に取り込んで、ビジョンの普及を加速させていく。それが私のこのプロジェクトにおける役割です。
立ち上げ期というのもあるのですが、COO兼CMO兼CTO兼CFOやってます（笑）
しかし、不謹慎になるのでかけませんが（笑）、ビジネスチャンスがデカすぎてやばいです。
なので、とにかくスピード重視でグロースさせていく必要があります。

●最後に（お願い！）
もともとファッション/アパレル業界から社会人をスタートし、エンタメやクリエイティブとかを好んでやってた人間が、この年にして医療ヘルスケア！？って感じですが、逆にこのチャレンジがそれだけエキサイティングに感じるのですよね〜。
本当に社会課題であり、少子高齢化が進みお先が若干暗く感じる日本のマーケットを良くできるという実感をすごく感じられる仕事だと思います。

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