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【読書感想文】中小ベンチャー企業を壊す!人事制度17の大間違い

白潟総合研究所の代表、白潟俊朗さんから献本いただき、拝読いたしました。ありがとうございます!というわけで、遅まきながら読んだ感想を!

ひとつ、これは間違いないと思ったのは「会社に評価制度を入れなきゃな~」と思い始めた経営者は、まず手に取って読んでほしいと思う内容だということですね。

その評価制度は本当に今つくる必要があるか

私も「人と組織のイキイキ」を支援する事業を展開していることもあり、時々「人事制度をつくれませんか」とか「評価システムの導入を考えているんだけど」というようなお問合せやご紹介をいただくことがあります。当社は制度づくりの専門ではありませんので、信頼できるコンサルタントをご紹介することが多いです。

が、まだ十数名の規模の会社の経営者からそういった相談があった時に、まだ必要ないのでは?と思うことがあり、やんわりとお断りすることもありました。
「人事評価制度が無いのは問題だから導入しましょう!」という無茶などこかの営業担当者の口車にのってテンプレ的な評価制度を導入したものの全く運用されず機能不全に陥っているケースも何度も聞いたことがあります。

こうしたケースの失敗はまさしく白潟さんの著書にある「17の大間違い」に含まれるものでしたし、なぜ間違いなのかということが分かりやすく書かれていて納得度が高いものでした。

組織が少し大きくなり始めると、人事評価制度を導入しなきゃ、と思い始める経営者は多いと感じていますが、いざ導入しようと思う前にまずはこの本を読んでみては?と本当に思います。現実的に冷静になって考えられると思います。

長年のコンサルタント経験からのノウハウがまとめられた書籍!だと思いました。私もとても学びになりました!改めてきっかけをいただきありがとうございました。

マネジメント、対話、コミュニケーションのチカラは大切だ

最後に。個人的に思ったことは、人の育成や、人のモチベーションや、事業を推進していくための組織づくりなどは、制度を導入しても成し遂げられないということが明確だと思います。
成果を上げるには。成長をするには。部下のモチベーションを健全に高めていくためには。そこには、ひとりひとりの自信やメンバーどうしの信頼関係を築くマネジメントが最重要だなと思いました。(いや、ほんとそれが心理的資本に着目したマネジメントなんです。ガイディングです。)しっかり私も大切なことを発信していこうと気持ちを引き締めました!

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