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#754 スタッフ同士の対立構造の原因は、情報不足

どうも!バリスタ店長です!

このブログでは

カフェの店長として働く私『バリスタ店長』が、"次世代の若者の良き踏み台になりたい"という想いのもと、自らの経験や失敗から得た気づきや学びをたくさんの人に伝えるためにアウトプットしています。

日々店長としてやっていく中で遭遇するトラブルや難題課題にどう立ち向かっていけばいいのか?というお話をメインに、昨今の業界情報、たまにバリスタらしくコーヒーの話なんかもしています。

というわけで今回は「スタッフ同士の対立構造の原因は、情報不足」というテーマでお話ししていきます。

現場でスタッフに対して思いやりを持って相手に伝えたり、話を聞くようにしようね、と伝えることが多々あります。



たまにスタッフ間の対立(とか揉め事や喧嘩や陰口)が起こったりするのですが、大体の対立は誰も悪くないパターンがほとんどです。誰も悪くないのに争いが起こって悪口を言い合ってます。


原因は単なる『誤解』や『決めつけ』であって
さらにその原因は『情報不足』です。


その根底にあるのはミスコミュニケーションで、簡単に言うと「ちゃんと伝えきれてない人」と「ちゃんと聴くことができていない人」がたくさんいるということ。

同じ会社に属していても、同級生でも、恋人同士でも家族であっても、他人である以上価値観や考え方のズレはありますし、関係性や状況を理由に話せない事情もあったりします。コミュニケーションにおいては、その情報のズレや抜け漏れを認識する作業が必要です。



そんなこんなで、大事なことを伝えるために、新しくスタッフが入ったらこんなことをよく伝えます。

朝出勤してあなたが初めて会う新人の大学生スタッフ(A君)に挨拶した時、A君は目線も合わせず小さい声でぼそっと返事をしてきた。
あなたはないがしろにされていると感じたし、最近の若い子あるあるで、マナーがなってないな、とも思った。
一応、「元気ないの?どうしたの?」と理由を聞いたが、「いや、別に。」とA君。
あなたは「なんだよ、じゃあ挨拶くらいちゃんとしろよ」とちょっとイラッとした。
場合によっては無視されたようにも感じるので、こんな状況ではイラッとしてしまうのも当然ですよね。

でもA君はそんな態度をとりたくてとったんじゃなかった。
実はお父さんが病気で入院してて、余命がもう半年もないことを病院の先生に告げられていました。
ろくに親孝行していなかったA君はひどく落ち込み、自分の生き方を後悔していた。
元気はなかったが職場に迷惑はかけられないとなんとか出勤したものの、お父さんのことで頭がいっぱいになり、余裕がなくなっていた。

この事情を聴くことができたなら、ほとんどの人がイラッとはせずに、相手のことを思いやることができると思います。
「そっか、そんな時にチームのために出勤してくれてありがとう!でもあなたのことも心配だから、あまり無理しなくてもいいよ。今日は休んでもいいしその分はみんなでカバーするから、限界がきたら言ってね!」なんて言っちゃいそうです。
そんなチームが作りたいし、そういうチームで働ければ良いよね、と新人さんに伝えます。

このように情報が十分伝わっていなければ、誤解によってイライラが生まれますが、情報が過不足なく伝われば、誤解が思いやりに変わります。


こんな極端な例はあまりありませんが、大なり小なり情報が十分に伝わっておらず、誤解に発展するケースが多いこと多いこと。

なので
伝える側は「言ったから伝わったはず」なんて思ってはいけません。大事なのは「相手に何を伝えたか?」ではなく、「相手に何が伝わったか?」です。

伝えられる側は、「相手が伝えきれていない情報がないか?」「自分が知らない事情がないか?」を深掘って聞いてあげる姿勢が大事です。
完璧に伝えることができる人なんていないので(役職が違う人など、そもそも相手の身になれないこともありますし)、能動的に聴くことが求められます。
昔の超コミュ障の僕のように、考えていたり事情があっても何も言ってくれない、そんな厄介な人もいるわけですし…
表面に出てきている情報なんて氷山の一角なので、その部分だけで全てを判断してしまったら決めつけに繋がって誤解が生まれて対立構造が生まれます。

ちゃんと伝えてちゃんと聴いて、みんながしっかり事情を理解すれば、話し合いさえすればもっと楽しく生産的に生きていけるのになあ〜なんて思いながら、何度も何度もコミュニケーションの大切さをコツコツと伝えております。

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