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愚痴は百害あって一利なし

こんにちは。


*今回の話は愚痴の話です。前向きな課題の提案や問題提起に関しては自分は良いものだと思っているので、混同されないようお願いします。



僕は昔から人の愚痴をあんまり言わないタイプなんですが、未だに愚痴を言うことによって何を得ることができるのかがわかりません。

とは言ってもついつい愚痴のようになってしまうこともあるので、言いたい人の気持ちはわかります。なので「愚痴を言ってしまうのは人としてしょうがない部分もある。でもその時は改善策も一緒に考えないと生産性がないよ。君たちは社員としてアルバイトの模範となるべき立場なんだから」と部下には伝えるようにしています。

しかし、常に愚痴だけを言ってるような人を見ると愚痴を言う暇があるなら改善策のひとつでも考えたらいいんじゃないかな〜って思ってしまう自分も愚痴っぽくなってたりもしますが…笑



うちは愚痴が認められている職場でした


僕がめちゃくちゃにしてしまった以前の店舗も愚痴が絶えない職場でした。というかもうみんな愚痴しか言わない。そんな人たちを見て、どうやったら愚痴を言わない職場にできるかをずっと考えていたんですが、やはり採用の時点である程度ふるいにかけないと難しいのかなあと感じます。

職場において愚痴を言う人が大半を占めてしまうと、普段から愚痴を言わない人も愚痴を言う人たちに染められてしまうんで、まずは採用を厳しくして自分の考えをしっかり伝えていくことが重要だなあって、今の時点では感じています。

とはいうものの、その頃のトップの意向は「愚痴はガス抜きのために必要」というものだったので、一管理職の自分に止めるのは非常に厳しく、店舗の状態をめちゃくちゃにしていたことで会社内での発言権もほぼ皆無であり、どうすることもできませんでした…


ただ僕も相当に頑固なので、うつになるまで追い詰められてもその信念は曲げませんでした。


愚痴を言うのはだいたい大人の方


若い子も愚痴を言いますが、やっぱり目立つのは大人の方だなって思います。おそらく大人への期待もある分、裏切られて印象に残っている部分があるのでしょうが、なんというかこう、タチが悪い愚痴が多いですね。

大人だったら若者を先導して育ててあげるべきなんじゃないかって思うんです。人生経験も豊富だし、失敗もしてきていると思うんで。若い子に見られても聞かれてもいい言動を心がけて、こうあるべきという姿を見せつける。

そう簡単にできることじゃないと思いますが、せめて姿勢だけでも見せてあげるのが筋なんじゃないかと思ったりするんですが…愚痴しか言わない大人を見るたびに「大人ってなんだろう…」と何回思ったかわかりません。


考えすぎて、本が一冊書けそうです。



愚痴に一利なしの理由


ただ、会社の方針がどうであれ、自分は愚痴に関しては常に懐疑的でした。


そもそも愚痴ってなんのために言うんでしょうか?


言ったところで問題解決には繋がらないし、言う方も聞かされる方も不満とストレスしか湧き上がってきません。

愚痴って特定の人物の不満であることがほとんどなので、偏った意見でその人にレッテルを貼りまくって印象を悪くするし、言われてるのもなんとなくわかってしまうので、チームの雰囲気もすごく悪くなります。

ただ単にフラストレーションを伝染させているだけだと思いますし、最近では愚痴に関する研究もちらほら出てきており、愚痴って無駄でしかないということが証明されてきています。


研究では

🔷仕事上のネガティブなことは誰にも言わない方がいい

🔷ネガティブを発散するとやる気が下がる

🔷ネガティブは内に秘めるとやる気が上がる(怒りを燃料にしてやる気に変える感じです。「見返してやる!」みたいな)

🔷愚痴(不満)を言うと周囲の雰囲気が悪くなり、士気が下がって全体のモチベーションを下げる

という結果が出ています。


愚痴を口に出してしまうと、物事と気持ちが強く関連づけられてしまって、不安や不満がより強く記憶に残りやすいんじゃないかと言われています。



愚痴に変わる解決策はある


とはいうものの、愚痴を禁止にしてしまうとどうしてもストレスが溜まってしまいます。病気になる人もいるかも。

職場の問題であれば課題の提案として上司に相談するのも一つの手ですが、単なる愚痴の消化方法としてはエクスプレッシブライティング(筆記開示)がオススメです。

緊張を抑える方法をお話しした時にも書きましたが、これは紙に8分間自分の気持ちを書きまくるというもので、これを行うことでストレスなどのネガティブな感情を書き出すと同時に頭から排出することができます。

*ただし、誰にも見られないように注意してください。

誰にも見られないようにする分、どんなことでも書きまくってください。ストレスがその紙に乗り移るかのごとく、自分からストレスが抜けていきます。


程よくストレスが抜けたところで、その日はしっかり眠って、翌日の朝にその問題の解決策を考えてみましょう!「さて、じゃあどうしようか」の合言葉とともに。

問題が大きく、一人で解決できなければ上司に相談するのも手です。



次世代につなげるために、大人が用意すべき環境


そもそも、前向きに取り組むに越したことないと思うんですが、何事もモチベーション高く取り組まないと結果はなかなかでないと思うし、成功であろうと失敗であろうと結果から学べることも少なくなってしまうと思うんです。

自分たちが楽しく前向きに働く職場を作ることで、若い子たちはそれを見習いよりよい職場を作ってくれると思います。

もちろん、そういう職場を作るためには学びが欠かせません。

誰しも楽しく学びを行えるわけではないので、そのためのマインドセットも必要です。

そのマインドセットを習得するためにも、最初は我慢やストレスもあるでしょう。なので簡単ではありません。


しかし今その選択を放棄したら、一生辛い人生で、我慢しながら生きることになるかもしれません。次世代を辛い環境に導くことになるかもしれません。

子供達の人生を豊かにするためにも、自分が楽しめる環境を作っていきましょう!


それでは、また!



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