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相手の言葉の「含意・ニュアンス」を無視して回答する ~ドラマ「ジェントルメン」の場合

部下「一緒に行ったジェスロからいま変なメールが来て……」
ゴスペル「どんなメールだ?」
部下「なんか……漠然としたメールです」
ゴスペル「『漠然とした』ってどういう意味だ?」
部下「『曖昧な』とか『どうとでも取れる』というような……」

ゴスペル「(部下の肩に手を置くと、子どもに言い聞かせるような口調になって)『漠然とした』の意味は知っている。どういう文面なんだ?」

ドラマ「ジェントルメン」(第2話)




◆概要

【相手の言葉の「含意・ニュアンス」を無視して回答する】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:ドラマ「ジェントルメン」(第2話)

▶1

本作の主要キャラの1人・ゴスペル(60-70代頃の男性)。

彼は、とある犯罪組織のボスである。


ある日、

・Step11人の部下がゴスペルを訪ねてきた時のことだ。

・Step2:部下は「組織の幹部トミーと連絡が取れなくなった」と報告した。電話にも出ず、行方も知れない……。

・Step3:ゴスペルは言った「どっかで油でも売ってんだろ」。


しかし部下は、

・Step4:「そう思いたいですけど、一緒に行ったジェスロからいま変なメールが来て……」。

・Step5:ゴスペルが訊く「どんなメールだ?」

・Step6:部下が答える「なんか……漠然としたメールです」

・Step6:ゴスペルは改めて問う「『漠然とした』ってどういう意味だ?」

・Step7:すると部下は「『曖昧な』とか『どうとでも取れる』というような……」

・Step8:ゴスペルは部下の肩に手を置くと、子どもに言い聞かせるような口調になって「『漠然とした』の意味は知っている。どういう文面なんだ?」

・Step9:部下は「ああ」とうなずき、スマホを取り出した。そしてゴスペルにメール文を示した。


▶2

ゴスペルのもとに部下がやってきて、「漠然としたメールが届いた」と報告した。ゴスペルが訊く「『漠然とした』ってどういう意味だ?」。すると部下は――「『曖昧な』とか『どうとでも取れる』というような……」。

「そうじゃねーだろ!(笑)」「誰が『漠然とした』という言葉の意味を説明してくれって頼んだんだよ!(笑)」「アホな部下たちをとりまとめ、率いる……犯罪組織のボスも楽じゃないなぁ(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。


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