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「比喩・たとえ話・換言」がおかしい/間違っている ~ドラマ「コミンスキー・メソッド」の場合

サンディ「(ノーマンがなかなかトイレから戻って来ないのを心配して、ドア越しに声をかけた)おい、大丈夫か?」「随分長いから……」

ノーマン「仕方ないだろ!俺の小便はモールス信号。ツートントンなんだ」

ドラマ「コミンスキー・メソッド」(第2話)




◆概要

【「比喩・たとえ話・換言」がおかしい/間違っている】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:ドラマ「コミンスキー・メソッド」(第2話)

▶1

本作の主人公はサンディ(70代半ばの男性)。

彼には親友がいる。ノーマン(サンディより少し年上の男性)だ。


いろいろあってある日、

・Step1:サンディがノーマン宅を訪問した時のことである。

・Step2:しばらくして、ノーマンがトイレに行った

・Step3:ところがなかなか戻ってこない


いくら何でも遅すぎないか!?

・Step4:サンディは心配して、ドア越しに声をかけた「おい、大丈夫か?」「随分長いから……」

・Step5:するとドアの向こうからノーマンの声が聞こえてきた。曰く「仕方ないだろ!俺の小便はモールス信号。ツートントンなんだ」。――じつはノーマンは前立腺肥大症。尿の出が悪いのだ。


▶2

前立腺肥大症は決して珍しい病気ではない。少なからぬ男性が加齢とともにこの病気にかかり、頻尿や残尿感などに悩まされることになる。

ノーマンもその1人だ。

彼は尿の出が悪い。若い頃が「じょー!」だったとすれば、いまは「とん……とん……とん……」という具合。

彼はこれをモールス信号に喩えたわけだが――「いちいち喩えなくていいから!(笑)」「なるほど、モールス信号か。上手いこと言うな(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。


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