「比喩・たとえ話・換言」がおかしい/間違っている ~マンガ「宇崎ちゃんは遊びたい!」の場合
◆概要
【「比喩・たとえ話・換言」がおかしい/間違っている】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:マンガ「宇崎ちゃんは遊びたい!」(第2巻)
▶1
本作の主人公は、桜井真一(男子大学生)。
彼は穏やかな日常を愛する青年である。ところが……なぜか宇崎(かわいいものの大変にウザい後輩、女子大生)にからまれ、つきまとわれ、ペースを乱され、かくして騒がしい毎日を送っていた。
ある日、
・Step1:宇崎と共に猫カフェを訪問した桜井。
・Step2:2人は猫好きだ。猫に囲まれて楽しいひとときをすごす。
さて、
・Step3:その帰路のことである。宇崎が言った「猫カフェっていうのはなかなかいいもんですね。人懐っこい子多かったし」「私のうち猫飼ってますけど、たまには違う猫と触れ合うのも悪くないッスね」。
・Step4:宇崎が微笑んだ「結婚してるのにキャバクラ行く男の人ってこういう気分なんスかね」。
・Step5:宇崎の言葉に桜井がツッコむ「知らねえよ。なんかすごい嫌だわその例え」。
▶2
猫カフェを満喫した宇崎。彼女は言った「私のうち猫飼ってますけど、たまには違う猫と触れ合うのも悪くないッスね」「結婚してるのにキャバクラ行く男の人ってこういう気分なんスかね」。
「言いたいことはわからんでもないけれど……その比喩はどうかと思うぞ(笑)」「桜井の言う通り、すごく嫌なたとえだな(笑)」「大好きな猫と触れ合って桜井は幸せそうだったのに、宇崎ちゃんの比喩のせいでぶち壊しだよ(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。
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