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おかしな「励まし・激励・なぐさめ」 ~アニメ「不徳のギルド」の場合 #1

ハナバタ「(落ち込むひたむきを励ます)ひたむきの索敵だって素晴らしいものだぞ!あれがあったから迅速に対応できた。何も、敵を討つことだけが功績ではないと思うよ」
ひたむき「(感激して)ハナちゃん……!ひたむき、もっと頑張って魔物を見つけます!」

キクル「武道家の役割ではないけどな……」

アニメ「不徳のギルド」(第2話)




◆概要

【おかしな「励まし・激励・なぐさめ」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:アニメ「不徳のギルド」(第2話)

▶1

本作の主要キャラの1人・ひたむき(若い女性)。

彼女は、とあるギルドに所属する「武道家」である。自らの拳で魔物を倒して生計を立てていこうと張り切っている。


上述の通り、

・Step1ひたむきは武道家だ。いわゆる「前衛職」であり、己の肉体を武器として魔物に攻撃を加えるのがその役割である。

・Step2:ところが――彼女は大変なポンコツだった。いつも魔物に負けてばかり。同じパーティに所属するキクルやハナバタには迷惑をかけっぱなしである。


ひたむきは、その日も何もできなかった。

・Step3彼女は「私は役立たずだ……」と落ち込む。

・Step4:心優しいハナバタは慌ててフォローした。曰く「ひたむきの索敵だって素晴らしいものだぞ!あれがあったから迅速に対応できた。何も、敵を討つことだけが功績ではないと思うよ」

・Step5:その言葉にひたむきは感激する「ハナちゃん……!ひたむき、もっと頑張って魔物を見つけます!」


一方、

・Step6:話を聞いていたキクルはつぶやいた「武道家の役割ではないけどな……」


▶2

ポンコツ武道家のひたむきを、ハナバタが励ました。曰く「ひたむきの索敵だって素晴らしいものだぞ!あれがあったから迅速に対応できた。何も、敵を討つことだけが功績ではないと思うよ」。

ひたむきは「もっと頑張って魔物を見つけます!」と元気を取り戻すが――「お前の仕事は索敵じゃねーだろ!(笑)」「敵を倒すのがお前の仕事だよ!(笑)」「その励まし方はちょっと……(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。


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