連続する2つのシーンの間に「大きな解離・落差・矛盾」がある ~アニメ「山田くんとLv999の恋をする」の場合
◆概要
【連続する2つのシーンの間に「大きな解離・落差・矛盾」がある】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:アニメ「山田くんとLv999の恋をする」(第7話)
▶1
本作の主要キャラの1人・桃子(女子大生)。
彼女は、茜(主人公)の友人である。
ある日、
・Step1:合コンに参加した桃子。
・Step2:彼女はトイレでメイクを直し、気合を入れる。グッと拳を握ると「よし!今日こそ王子様見つけちゃうぞー!」。
で、次のシーン。
・Step3:茜のもとに、桃子からメッセージが届く。曰く「合コン終わったー」「今日も私の王子様は見つかりませんでした!」。
▶2
ご注目いただきたいのは、Step2から3への流れである。
「よし!今日こそ王子様見つけちゃうぞー!」と気合を入れるシーンの直後に、「今日も私の王子様は見つかりませんでした!」というメッセージが届く……。
「このスピード感よ!(笑)」「テンポがよすぎる(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。
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