ポジティブすぎる・前向きすぎる ~ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン2)の場合
◆概要
【ポジティブすぎる・前向きすぎる】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン2の第5話)
▶1
本作の主要キャラの1人・シェルドン(20代後半の男性)。
彼は天才的な頭脳の持ち主だが――常識を持ち合わせていない、他人の気持ちをあまり理解できないなど、いろいろと問題を抱えている。
ある日のことだ。
・Step1:シェルドンが朝っぱらから隣家を訪問、ドンドンドンドンとしつこくドアを叩いた。
・Step2:ドアが開く。中から出てきたのはペニー(若い女性、シェルドンの友人)である。
・Step3:ペニーはまだ布団の中にいたようで、いかにも眠そうな顔をしている。
しかし、
・Step4:シェルドンはそんなことにはお構いなしだ(というか、おそらくはペニーが眠そうだということに気づいてすらいない)。彼は「出かけたいところがあるんだ。車で送ってほしい」と頼んだ。
・Step5:ペニーは断る。当然である。
・Step6:だがシェルドンは引かない。「送ってくれてもいいじゃないか。それが友だちってもんだろ」などとぐだぐだ言い続けた。
というわけで、
・Step7:ペニーはもううんざり!がっくりうなだれて「あー、神様!(Oh, dear God!)」と嘆息した。
・Step8:するとシェルドンは急に真面目な顔になって、「ごめん!朝のお祈りの邪魔をしているとは思わなかった。お祈りが終わったら出かけよう!」。
▶2
常識外れの言動を繰り返すシェルドンに対して、ペニーが嘆いた「あー、神様!(Oh, dear God!)」。
するとシェルドンは――「ごめん!朝のお祈りの邪魔をしているとは思わなかった。お祈りが終わったら出かけよう!」。
「お前の言動に呆れて『あー、神様!』と嘆いたんだよ!朝のお祈りをしているわけじゃない!!(笑)」「こいつ、どれだけ自己肯定感が高いんだ!?(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。
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