糸色交は、木津千里とよく似ている!!|【第九話(2) 女子高生と話がしたい変態かも】「さよなら絶望先生」を三幕構成で分析する
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分析対象
三幕構成
ポイント①
<1>
本話は、「糸色交(いとしき・まじる/望の甥)」を中心に据えたエピソードです。
<2>
ところで、交の特徴を整理してみると……
・1:常識人(他のキャラと比べて、随分常識をわきまえている)
・2:望に本音をぶつけられる(望の身内なので、望に対して強い態度に出られる。また生意気な年頃だからだろう、歯に衣着せぬ発言が目立つ)
これ、誰かに似ていると思いませんか?
そう、木津千里!
2人は比較的常識人で、かつ望に強気に出られる。ゆえに、ツッコミ役を担当することが多い。
また常識人だからこそ、望らの奇行の犠牲者・被害者になることも少なくありません。
ポイント②
本話のストーリーをざっくりまとめると……
・第1幕:交が登場 → 望が言う「自分が、間違いなく自分だと証明してください」
・第2幕:望が木津千里らに迫る → 交が望に反撃「今度はお前が証明してみせろよ!」 → 望「死をもって身の潔白を証明します」 → しかし可符香が「先生はそんなことを言いません!」
・第3幕:可符香の発言をきっかけに、望のアイデンティティが崩壊する
・エンディング:木津千里のせいで、交がひどい目に合う
交が登場したことで物語が動き出し(第1幕)、交の発言をきっかけに決着を迎える(第2幕終盤→第3幕)。そして、交の不幸がオチ(エンディング)。
本話は、まさに「交を中心に据えた物語」なのです。
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(担当:三葉)