ヤバい少女たちが追いかけてくる！！｜【第二話（2）本当のディープラブをお教えしましょう】「さよなら絶望先生」を三幕構成で分析する

2020年11月6日 17:00

▶ 「三幕構成」を詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ😻 → シド・フィールドの「三幕構成」をバッチリ説明するぜ！！

分析対象

＜1＞

本話は、「超恋愛体質・ストーカー少女 = 常月まとい」を中心に据えたエピソードです。

元カレ（たかし）のストーカーだった常月まとい。彼女は望の何気ない一言を受けて、望に恋をする。かくして、望につきまとうようになった……。

＜2＞

なお、

・1：望の何気ない一言をきっかけに、少女が恋をする

・2：少女は、望にまとわりつく

・3：望が困惑する

……という本話のストーリー展開は、第二話の1（小森霧を中心に据えたエピソード）とよく似ています。

本話の「構造」は、前話までとは少し異なっています。

▶ ポイント1

まず何よりも、可符香の登場シーンが少ない。

代わりに、その他の少女たち（常月まとい、木津千里、小森霧 etc.）が目立っている。

▶ ポイント2

望の立ち位置も、やや違って見えます。

前話までは、【まごうことなき変人キャラ】という感じでしたが、本話では【ネガティブではあるものの、まぁ常識の範囲内にいる男／奇妙な少女たちに追いかけ回される哀れな一般人】という印象が強い。

つまり、

・前話まで：【超ネガティブな男 = 望】と【超ポジティブな少女 = 可符香】、2人の変人が織りなす物語

・本話：【超個性的な少女たち = 可符香、常月まとい、木津千里、小森霧 etc.】に振り回される【ネガティブではあるものの、まぁ常識の範囲内にいる男 = 望】の物語

……と整理できるでしょう。

---🌞---

とは

最後までご覧いただきありがとうございます！頂戴したサポートはすべてコンテンツ制作に使います！