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エッセイ

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#子育て

しあわせとは? 3/365

しあわせとは? 3/365

ぽかぽかした土曜日のお昼前。

ふと、ダイニングテーブルの向かいに座っている次女に、

「しあわせ?」

って聞いてみた。

次女は右手にバナナを、
左手にピーナッツバターを持って、
嬉々としている。

「うん!(ニコニコ)」

と笑顔で答える彼女。

「何がしあわせ?」

と聞いてみた。

何て答えたと思う?







「いま!」







ハッとしたのは私だけ?

しあわせ

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子育ての自分軸

子育ての自分軸

あるアスレチックに、子どもたちを連れて行った。

かなり難易度が高くて、初めてだったこともありなかなか進めない子どもたち。

その後ろには他の子たちが待っていて詰まっていた。

「大丈夫だから早く進みなさーい!」
と私が下から叫んでも、なかなか進めない。
一緒にいる夫も励まして進めようとするけれど、
子どもたちは怖くて一歩を出せない。

後ろの子たちに申し訳なくて、急かす私たち夫婦。

励ましたり

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自分を大切に

自分を大切に

ママになって8年

自分のことを大切にできてなかったと

気がついた

服は安物になったし

基礎化粧品もオールインワンだけ

お風呂にゆっくり浸かってないし

美容院に行く回数も減った

数ヶ月ぶりに行った美容院で頼むことは、
「セットが楽で長持ちする髪型」

・・・

でも、子どもが少し大きくなってきたら

子ども優先でなくてもいいと思った

ある時を境に、また自分優先に戻しても良いと思う

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ポジティブにとらえてみる。

ポジティブにとらえてみる。

ものごとをポジティブに考えるということについて、
ある本を読んで、自分に起こることは、全て中立であると学んだ。(バシャールさんの本)

何かが起こったとき、そこには何も感情はなく、感情を与えているのは自分ということだ(と解釈した)。

また本の中で、瞬間瞬間に、自分がワクワクすることを選んで行動しようと言っていた。

私は毎日、子どもたちが寝る前に絵本を読むことにしているのだけれど、最近これが苦痛

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寝たふり

寝たふり

金曜日になると、体力に限界がくる。

いつかの金曜の夜、
もう限界と思い、
次女が絵本を選んでいる隙に、
寝たふりをした。

読んでよ〜と、
お越しにかかる次女との攻防が5分ほど続いたが、
私が起きないので、
次女はふてくされて寝た。

次の日、次女を不憫に思った長女が、
「ママ、昨日ひどかったんじゃない?子どものお世話をしたり、絵本を読むのがママの仕事でしょ!」
と私を責める。

「すごーく疲れ

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夜空

夜空

夜。

子どもが寝て、
片付けや次の日の準備をして、
閉め忘れていたカーテンを閉めるとき。

ふと夜空を見上げて、
一瞬、
自分が抜け殻のようになる。

ハッ、と一息つく。

星が、月が、きれいだ。

ずっとずっと昔に生きた女性たちも、
そして私の母も、
きっと同じような夜空を見て、
一息ついていたに違いない。

子育ての方法が変わっても、
便利家電がたくさんあっても、
昔も、今も、
子育ての大変

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もみじ

もみじ

今朝のこと。

むすめ「今日は晴れたからもみじを
拾おうとおもったんだけどなー」

わたし「行く途中にもみじあるから拾えるよ?」

むすめ「ビニール袋は?」

わたし「え…?ビニール袋?そんなに拾うの?
持ってないよ。」

むすめ「じゃ今日はちょっとだけ拾う。」

友だちの分も拾って、指でぎゅっとつまんで、
嬉しそうに幼稚園までダッシュ。

もみじで幸せになるなんて、
子どもって小さな小さな宇宙だ

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ママ友

ママ友という言葉が、あまり好きになれない。

私には、ママ友がいない。

子どもの関係で仲良くなった人はいるけれど、
それはママ友ではなくて、私の友人だ。

子ども同士の幼稚園や学校が離れても、
友人だから、関係は変わらない。
子どもたちが友だちではなくなっても、
私たちは友人のままだ。

じゃあ幼稚園や学校のママたちは何だと言われると、
それはただの知り合いとなる。

だから笑顔で挨拶はするけれ

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Smile

Smile

訳あって、今日は車が使えなかった。

子どもの幼稚園まで、歩きとバスで行かなければならない。
憂鬱だ。

外に出ると、冷たい雨が頬を冷やした。

「今日は歩いて幼稚園に行くよ」

「はーい!」

と、子どもは何ともなさそう。

二人で傘をさして、並んで、とぼとぼとバス停に向かう。

寒いな・・・バス、混んでるかな・・・。
子どもの服が濡れちゃう。
着替え持ってくればよかった・・・と少し気が沈む。

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