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【有料級】ライター直伝!最新ChatGPT4oなら記事制作を自動化できる?

こんにちは!
「たった100日でプロのWebライターを目指す」ためのスクール【100ライ】広報です。

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昨日から話題沸騰中の「ChatGPT4o」、皆さんはどのように捉えていますか?

すでにChatGPTをゴリゴリ使っている方にとっては朗報でしょうし、あまり使い慣れていない方からすると「喋れるのすごーい」という印象が強いのでは。

しかし、Webライターとして活動している方、そしてこれからライターを目指す方は、ChatGPTのアップデートをただ眺めているだけではいけません。日夜進歩するテキスト生成の精度を「文章のプロ」としてチェックし、自分の仕事(ライティング)に生かせるか、どのように差別化できるかを検討する必要があります。

とはいっても、こんなにぽんぽんアプデされたんじゃたまったもんじゃありません。「新技術が出るたびに勉強するなんて面倒くさいよぉ」という声があちこちから聞こえてきます。

その悩み、解消します。

今回は100ライ運営のプロライターが実際にChatGPTを活用してコンテンツを作成する様子をまるっとお見せしちゃいます。
本記事を読めば、

「AI使って記事書けるらしいけど本当?」
「何回か試してみたけど結局自分で書く方が早くない?」
「アプデされても何が高性能になったのか分からない」

といったライターの皆様の疑問が解消されますし、

「生成AIでコストカットしたいけどリスクはあるの?」
「AIの書いた記事は上がらないって本当?」
「AIで作った記事は著作権が心配で手が出せない」

といった悩みを抱えておられる企業のSEO担当者の方にとっても、有用な情報に仕上がっています。両者必見、ぜひ10分ほどお付き合いくださいね。

そもそもChatGPTってなんぞ?

OpenAIが開発したテキスト生成AI

ChatGPTは、対話形式でAIが人間の質問に回答するジェネレーティブAI(生成系AI)の一種

株式会社日立ソリューションズ・クリエイト

つまりは対話できるAIということなんですが、この返答がなかなか優秀なので「記事制作とか仕事に生かせるんじゃ?」というのが本記事の主旨です。

これを読んでくれている方は、すでに何回かChatGPTを使ったことがあると思うので、詳しい説明は割愛します。

ホントのところ、Webライティングに生かせる?

これが本記事のテーマなのですが、どうです? 使えてます?

ざっくり市場を眺めた感じ、メディアのジャンルによっては取り入れることすら不可能な一方、物量で押せ押せのアフィジャンルや代行系の事業を展開している企業は取り入れている印象があります。熱量がすごい。

反対に医療系が分かりやすいですが、ガチガチのYMYL領域でAIに記事を書かせるのはちょっと無理があるように感じますし、修正の手間がかかりすぎてしまうので、ニッチなジャンルや難易度が高いジャンルでの導入はまだ先になりそう。

とはいえBtoB領域のオウンドメディアでAIを取り入れている企業は割と見聞きしますし、某大手メディアの記事をたまたま読んだときに「あ、これAIじゃん」って気付くことも増えました。

体感、取り入れている企業が4割、ノータッチが6割といったところでしょうか。

ホントのところ、Webマーケティングに生かせる?

よくぞ聞いてくれました。本記事では、この疑問にお答えします。

【比較検証】ChatGPT vs その他の生成AI

今回はChatGPTを使って記事を作ってみますが、実はChatGPT以外にも様々な生成AIが誕生しています。

ただぶっちゃけると、基本的に他のテキスト生成AIも名前やデザインを変更しただけで、裏で動いているモデルはChatGPTと同じものを流用しています。余談ですが、ChatGPTのAPIが公開された瞬間に「SEOコンテンツを自動作成するAIツール」なるものが大量に世に放たれたのが記憶に新しいです。今はどうなっているんでしょうか。

あれらに費用を払うくらいなら自分でプロンプト(呪文)を作って、同じクオリティの出力結果が出るように調整したほうが余程マs……げふんげふん。

ともかく、ChatGPTとそれ以外のテキスト生成AIを比較してみたらどうなるのか、という検証結果も近日中に公開するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(coming soon…)

プロライターがChatGPTで記事を書いてみた

さっそくChatGPTで記事を書いてみましょう。とはいえ、ChatGPTの業務上の実力は新入社員のようなもの。いきなりアバウトな指示を出しても、出力はめちゃくちゃになってしまいます。

最低でも文脈(意図や目的)を伝えて、一つずつ説明し、最終的に記事に仕上がるようルートをデザインしてあげましょう。より詳しく指示の方法を知りたい方は、プロンプトラボというサイトがおすすめです。

ということで、今回は以下のような手順でSEOコンテンツ制作を進めてみます。

①狙うKWを決める
②KWの潜在ニーズを考える
③ニーズに沿った構成を作る
④構成に沿って本文を作る
⑤手直し

普通のSEOコンテンツ制作と同じ手順ですね。ただ、かなーり簡略化して進めますのでご了承ください。

①狙うKWを決める

まずは狙うKWを決めましょう。今回は難易度低めに、

「ライター なり方」

というKWを設定してみます。ちなみに検索Vol(どれくらい検索されているのか)を見てみると…。

Uber Suggest

1ヵ月の間に約390回調べられていることが分かりました。まぁ、そこそこのボリュームです。

ちなみに今回はノリで決めましたが、実務ではメディアのテーマに関連したKWをツールで洗い出してから一覧表にまとめ、制作する順番を考えたりトピッククラスターごとに分類したり、ユーザーニーズの深度ごとにKWを分類したり……といった戦略的なことをやってから制作するKWを決めます。このあたりもライターさんは知っておくと役立つので、のちのちご紹介しますね。

②KWの潜在ニーズを考える

潜在ニーズとは「表に出てはいないけど、このKWを検索した人が求めているもの」のこと。逆に表に出ている丸わかりのニーズを「顕在ニーズ」と呼びます。分かりやすい顕在くんと、奥手で引っ込み思案な潜在くん。マーケ界隈で擦り切れるほど語られてきた、かの有名なニーズ兄弟です(誰)

「ライター なり方」

さて、検索欄にこの文字列を打ち込んだ人は、いったい何を欲しがっているのでしょうか。まずはいったんChatGPTに聞いてみましょう(適当)

以下が潜在ニーズの例。

割と的を射ている気がする…。

言い換えれば、「今の仕事を続けるか迷っている」し、「ライティングスキルを高めたい」とも考えている。そして、実際に「ライターとして成功した事例を知りたい」というのが潜在ニーズとのこと。

うーん……微妙な結果ですが、まぁ、このままいってみましょう。

次に、顕在ニーズ。

そこそこ使えそう?

ニーズ兄弟の兄(顕在ニーズくん)はおおっぴろげかつ論理的なので、見てのとおり「具体的にライターになる手段」を求めています。

ニーズ兄弟が出揃いました。ここから、いよいよChatGPTの本領発揮です。

③ニーズに沿った構成を作る

まずはこのまま、ニーズに沿った構成を作成するよう指示をしてみます。
結果は以下のとおり。

うーん……。

一発で分かるくらい微妙な出力結果。

結論から言えば、記事の目的やゴールがブレているため、ChatGPTも何を誰のために書くのかが分かっていない状態なんだと思います。
それでも自信満々に出力してくるChatGPT……騙されちゃいそう。

うそはうそであると見抜ける人でないと(ChatGPTを仕事に使うのは)難しい。

ということで、以下のような修正を加えてみます。

・ニーズを明確かつ簡潔にまとめ直す
・読者や記事のゴールもセットで伝える

以下の簡易プロンプトが完成しました。


”あなたはプロのSEOライターです。
これから「ライター なり方」というKWに沿って記事を執筆します。

## 前提
・想定読者は「ライターを目指している未経験者」とします。
・読者のニーズは以下を参照。全てのニーズに応える記事を作ります。

## ニーズ
・未経験からライターになる方法を知りたい
・ライターにはどんな働き方があるのかを知りたい
・ライターの種類を知りたい
・ライターに求められるスキルを知りたい
・転職や独立などのキャリアパスを知りたい

## 指示
・「ライター なり方」というキーワードに沿って構成を作成。
・全てのニーズに応える構成を作ります。
・大見出しには「h2」、小見出しには「h3」と記載してください。


さて、結果は……?

点数で言えば50点くらいかな(辛辣)

このままでは流石に難しいので、改善点を考えてみます。

・ニーズに直接答える見出しの追加
・見出しのテキストをSEOっぽく修正
・不要な見出しの削除
・見出しの順番を整理

など、まだまだ改良の余地はありますが、いったんこれをもとにコンテンツを作っていきましょう。ひとまず上の改善点に沿って修正し、次のような構成が出来上がりました。


1.未経験からライターは目指せる?
 そもそもライターってどんな職業?
 ライターを目指す3つの道のり
 ライターは大きく5種類
  ・SEOメインのWebライター
  ・取材ライター
  ・ルポ、ジャーナリスト
  ・エッセイスト
  ・シナリオライター

2. ライターにはどんな働き方がある?
 フリーランスのライターとして働く
 企業に就職してライターとして働く

3.ライターのキャリアパスは?
 特定の分野に強い売れっ子ライター
 メディアや雑誌の企画を立てる編集者
 ライターをまとめるディレクターや編集長
 マーケティングに特化したSEOディレクター
 雑誌や出版社の専属ライター
 エッセイやコラムを出版する文筆家
 ストーリー作成を手掛けるシナリオライター

4. ライターに求められるスキルとは?
 伝わる文章が書ける文章力
 構成を考える論理的思考力
 トレンドやソースをキャッチする情報収集能力
 納期を守るバイタリティ
 根気よく向き合うメンタリティ
 魅力的なテーマを見つける感性

5. ライターの転職先は?
 出版社
 メディア運営企業
 Webマーケティング企業
 広告代理店

6.ライターが個人事業主として独立するには?

7.ライターになるメリットとデメリット

8.ライターに向いている人と向いていない人

9.ライターになりたい方のよくある質問


どうでしょう、それなりに記事っぽくなってきたのではないでしょうか。原型があるかと言われると微妙ですが、見出しの文章を変更しただけの箇所も多々あるので、70%くらいは流用できたと思います。

次に、本文の生成に移りましょう。

④構成に沿って本文を作る

本文を作る際のポイントは以下の2点です。

・「見出しを一つずつぶち込む」
・「小見出しの執筆だけを任せる」

横着して、構成を丸ごと流し込んで「あと書いといて~」って言いたくなる怠惰な自分をぐっと抑え、一つずつ心を込めてコピペしていきましょう。

また、小見出しだけを書かせる理由は、ChatGPTは大見出しと小見出しの役割の違いと、それによって生じる「書くべき文章の差」が分からないためです。

基本的にSEO記事の大見出しの本文は「この章ではこんな内容を紹介するよ~」といった”導入文”としての意味合いが強いのですが、ChatGPTはそんなのお構いなしに全力で「これはこういうことで~」と解説してしまいます。早口オタクばりの空気の読めなさなので、彼には小見出しをお任せするのがいいんじゃないかな、という判断です。

実際に頼んでみたのがこちら。

直しがいのある文章書きやがって……おもしれーAI。

この調子で全部ぶち込んでいくと、あら不思議。ものの20~30分程度で15000文字程度のSEO記事が出来上がります。

実際に出来上がった記事がこちら↓

このままでも読めないことはないんですが、まぁプロレベルでは使い物にはなりません。SEO的にも効果は薄いでしょうし、このままだと上位には上がりませんね。

今、後方腕組み彼氏面の有識者が「いやいやプロンプトの時点で甘いからこの出力なのであって~」ってツッコむタイミングを見計らっているのが手に取るように分かりますが、今回はあくまで「初心者がやってみたら」という前提ですので、小難しいツッコミはナシの方向でお願いします。

⑤手直し

ChatGPTの原稿を手直ししていきます。ここでいきなりぶっこみますが、ある程度はライターやSEOの知見がないと正解が分からないので、AIの文章を直せません。

この手直しでクオリティを引き上げられないのでは、どれだけAIに記事を書かせたところで時短にもコストカットにもならないので、ライターを取り巻く現状は、

「すでにライターの手は必要ないが、これまでよりもライターの知見が必要」

といった状況です。ノウハウと経験知に価値が生まれている状態なんですね。ということで、AIの記事を手直しする風景を動画にまとめているので、実際にAIライティングを始めようと思っている方はぜひ参考にしてみてください(出血大赤字)

(動画と手直しした記事は近日中に公開します!)

結論:生成AIで「良質な記事制作」の自動化はまだ難しい

総評としてはChatGPTの生原稿は50%、そこそこの手直しで80%、ガチって直せば100%といったところでしょうか。
そして、50%を80%に持っていくにはライターやSEOの知見が必要不可欠。企業の担当者さま、AIライティングの監修のご依頼お待ちしております。

ただ、平均的なライターの執筆速度を考えると、手直しの時間を加味してもコンテンツ制作の速度は大幅に向上するでしょう。15000文字のSEOコンテンツを2時間で作れるライターさんはそう多くありません。
「いや俺はいけるぜ」って思った方、誇ってください。

ここで、タイトルのChatGPT4oを活用すれば記事制作が自動化できるか、という点に触れると、答えは「無理」です。あくまで文章を自動生成するだけなので、その生成機能がどれだけ高度になろうと「SEO対策を自動化できる」かどうかは別問題と言わざるを得ません。

なぜならSEO対策には必ず競合が存在し、敵であるはずの競合を分析して得られた結果が、コンテンツ制作においてコンパスとして機能しているためです。

ChatGPTは上位記事の解析機能を持たないので、自動化は実現しないでしょう。完全に自動化するには、そのKWで上位表示されている記事の分析などを行うSEO解析ツールと、その情報をもとにライティングを補佐するライターサポートツール、そこにChatGPTを組み込んだ新たなツールが誕生しなければならないでしょう。SEO界のキメラみたいなツールですね。

何より、最も重要なことは、これまでライターが我流で持っていた「文章を作成する技術」に普遍的な価値が生まれていることです。企業もライターもあまり気付いていないようですが、100ライは、今後この勢いはさらに加速すると睨んでいます。

あーあ、価値が高まっているライターやSEOの視点を、たった100日ぐらいで学べるスクールがあったらなぁ……。

ん?

実はあるんです。

番外編:プロライターがニーズの深堀り方法を考えてみた

さて、ChatGPTは潜在ニーズと顕在ニーズを以下のように仮定しました。

潜在ニーズ
顕在ニーズ

個人的にはこれだと記事質が薄くなってしまう気がします。ちょっとは上がりそうですが、焼き増しのSEO記事と大差がないのですぐに埋もれてしまうでしょう。

ということで、「②KWの潜在ニーズを考える」ところから、ちょっと自力でやってみます。潜在ニーズを考える感覚が、ちょっとでも伝われば幸いです。

まず弟(潜在ニーズくん)は「人としての気持ち」を表しています。それもそのはず、KWはデータですが、調べているのは人間です。私たちはたった一語、「ライター なり方」という限られた情報からコールドリーディングをして、画面の向こうにいる誰かの心を読まなければならないのです。

それでは、実際に話しかけてみましょう。ポイントは「深堀り」です。

ライター)「やぁ、どうしてライターになりたいんだい?」

潜在ニーズ)「えっと……昔から文章を書くことが好きで……」

ラ)「今は文章を書いていないのかな?」

潜)「まったく別の仕事に就いているんだけど、やっぱり文章を書いてお金がもらえたら嬉しいなって思って……。時間や場所に縛られずに働けるのも羨ましいから」

ラ)「それで、ライターになる方法を探しているんだね。でも、本業があるよね?」

潜)「うん、だからなるべく簡単で、分かりやすいライターへの道筋が分かればいいな。副業で始められれば向き不向きも分かるし、副業で始める方法でもいいかも」

ラ)「じゃあ、最終的には転職とか、将来のキャリアにも繋がればいいな、とかは考えてる?」

潜)「今の仕事をずっと続けるつもりはないから、良い条件で転職できるなら将来的にはありかも。それならライター以降のキャリアアップとか、年収とかも知りたいな。個人事業主のなり方も。それからそれから……」

といった具合に、潜在ニーズはKWの奥に隠れている「人の心理」を読み解くことで露わになってくるもの。逆に言えば、データや文字を見ているだけではたどり着けない領域でもあります。マーケティングと心理学の相性がいいと言われるワケはこういう点からも分かりますよね。

実務では、この潜在ニーズも「共起語・サジェスト」や「上位記事」などの手がかりをもとに精緻化していくのですが、今回は割愛。ペルソナも割愛します。

まとめると、以下のようになりました。

【狙うKW】
「ライター なり方」

【顕在ニーズ】
・ライターになりたい
・ライターになる方法を探している

【潜在ニーズ】
・時間、場所に縛られず働きたい
・文章を書くことが好きで、好きを仕事にしたい
・簡単で分かりやすい道筋を探したい
・本業があるので副業から始めたい
・将来的には転職も考えている
・ライター以降のキャリアや独立、年収も知りたい

このように、たった一つのKWからニーズ兄弟を割り出すだけで、かなり記事の内容が煮詰まってきた感じがします。ここに上位記事の傾向や周辺のKWを加味して記事の方向性を決め、構成を作っていくのが本筋です。

今回はChatGPTに任せたらどうなるか、という検証の意味も込めて記事を作ってみましたが、100ライでは本筋の記事の作り方をしっかり身に付けてからAIライティングに挑戦するカリキュラムを組んでいます。

ここまで読んでいただければ分かるように、足腰(ライター視点・SEO視点)をしっかり鍛えてから、時短になる箇所にだけAIを取り入れることで、質を落とさずに効率化が図れるためです。

と、長々解説してきた本記事もそろそろおしまいですが、実は初めから今の今までChatGPTに書かせてるんです。お気づきでしたか?






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