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【『僕のヒーローアカデミア』を読んで】
脚本家もすなる国語講師が全力で読書感想文で作品愛をぶちまける
(という企画。
最終話に際しておもいがあふれやまぬ過ぎ)
わたしが1年半と少しの間、
最も愛してきた物語は徹頭徹尾
【特別な力はなくとも、
誰もが誰かのヒーローたり得る】
という人類讃歌だったと思っている
『僕のヒーローアカデミア』作品概要
週刊少年ジャンプで10年に渡って連載され
今週2024年8月5日にその幕を
朗読劇『今日、ここのへに咲く。』の続編
一年前の今頃に、昨年の四月の晦の公開を目指して練っていた作品のかけらが
ようやく少しずつ形を成しつつあります。
(まだとんでもなく氷山の一角ですけれども)
『今日、ここのへに咲く。』という作品は、
2013年4月27日に福島県立南会津高等学校で公開されたもので、わたしの最初の作品でもあります。
新島八重という人をめぐる物語。
上演から十年の節目に何かをと願って、
小説の形であらわにしていきたい
小説【一】雪月花に縁するひとひら
いとしい子らと学び、いきる日々を
あらたな創造に満ちあふれた日々を
この手の中にのこしてくれた
最愛なるあなたに
―雪月花の刻、最も君を憶ふ
水屋に陶器のコトリコトリと置かれる音が響く。
やわらかな布で、残る雫を拭き上げるとそれだけで一抹の達成感に満たされる心地がする。
今日の茶碗は、初釜のために吉祥紋が多くあしらわれている。梅花が目については、ついと布巾で撫でてしまう。我が家の庭の梅が咲
はじめまして と 新作のこと
劇作家・脚本家の鈴城 千尋(すずき ちひろ)と申します。
noteははじめてでして、10年前に上演した朗読劇の続編を公開する場として今回こちらを選ばせていただきました。
福島県の出身でして、当時会津で教員をしていて、新島八重の物語を書くこととなりました。
1年かけて構想を練って、まだ書き上げられていないのですが少しずつ陽の本に出していきたいと思います。
御縁のある方におたのしみいただけたら嬉