ゼロからはじめる音楽生活
「好きは才能だ!」MOP MUSIC laboのコーステキストを期間限定で抜粋提供しています https://mop-music-labo.com/
自転車で坂を下る=ドミナントモーションさて、前の項で「ひとはなぜか『ソ→ドという方向に重力的なナニか』を感じている」と書きました。 "物体は重力にしたがって落ち…
音楽における重力について前の項目でも言ったとおり、ここは読み飛ばしても問題ありません。 ソという音をピアノでポーンと弾いたとします。 このとき、じつは「ソ」の以…
音は低いところから高いところに落ちる?あれ?でも、ここでもう一度譜面をみてみましょう。 譜面でみると「高いものが落ちてきた」というより、「低いところから上に登っ…
はじめに前回のラストで、「音楽理論は流行と感覚によってアップデートされてきた」という話をしました。 じっさい音楽理論は、わたしたちのさまざまな感覚と結びついて成…
時代の流行と感覚が音楽理論をアップデートするさて、前回は「ブルースは西洋クラシック音楽の外にある」というおはなしをしました。 では、音楽理論がブルースを「外の音…
音楽理論が通用しない世界がある?前回のブルースのところでもふれましたが、音楽理論の源流は、いわゆる「西洋クラシック音楽」です。 そして、「西洋クラシック音楽」の…
音楽理論が役にたつ4つの場面さて、音楽理論の必要性を考えるにあたってもうひとつ気になるのが、 「で、結局は理論ってなにに使えるの?」 というところだと思います…
はじめに音楽理論の必要性をめぐって、こんな会話がおこることがよくあります。 「理論なんかに役に立たない!音楽は感覚でやればいいんだ!!」 「いや、感覚…
2023年2月28日 14:28
自転車で坂を下る=ドミナントモーションさて、前の項で「ひとはなぜか『ソ→ドという方向に重力的なナニか』を感じている」と書きました。"物体は重力にしたがって落ちる"ということで、坂道を想像してみましょう。重力は "ソからド" 方向にはたらいていますので、ソからドへと続く坂道です。ここで、その坂の上に自転車があるとどうなるでしょうか?自然に自転車は坂をくだりますよね。この「自転車が自然
2023年2月28日 13:56
音楽における重力について前の項目でも言ったとおり、ここは読み飛ばしても問題ありません。ソという音をピアノでポーンと弾いたとします。このとき、じつは「ソ」の以外にもいくつかの音が鳴っています。これが倍音列とよばれるものです。一番低く、大きく鳴っている音を「ファンダメンタルトーン(基音)」といいます。そして、基音と同時にたくさんの高い音が鳴っていて、それらを倍音といいます。この
2023年2月28日 13:35
音は低いところから高いところに落ちる?あれ?でも、ここでもう一度譜面をみてみましょう。譜面でみると「高いものが落ちてきた」というより、「低いところから上に登ってる」ようにみえますね。音楽の世界では重力が逆さまになっているのでしょうか?では実際の音として、上のソからドに下がる場合と、下のソから上に登る場合の両方の音の動きを聴いてみましょう。*音源データは下記コーステキスト内でのみお聴
2023年2月28日 12:01
はじめに前回のラストで、「音楽理論は流行と感覚によってアップデートされてきた」という話をしました。じっさい音楽理論は、わたしたちのさまざまな感覚と結びついて成り立っており、このコースではさまざまな実例をとおして、そのことを理解していきます。そして、それらの感覚のなかでも、おそらく人類すべての人が共通して持っているであろう「ある感覚」が音楽理論の中心となっています。その「ある感覚」とは「
2023年2月28日 08:14
時代の流行と感覚が音楽理論をアップデートするさて、前回は「ブルースは西洋クラシック音楽の外にある」というおはなしをしました。では、音楽理論がブルースを「外の音楽」として排除しているかというと、もちろんそんなことはありません。古典的なクラシック音楽の理論では、ブルーノートというものは説明がつかない音でした。しかし、現代の音楽理論ではしっかりブルースについて説明がされます。つまり、「音楽
2023年2月27日 09:11
音楽理論が通用しない世界がある?前回のブルースのところでもふれましたが、音楽理論の源流は、いわゆる「西洋クラシック音楽」です。そして、「西洋クラシック音楽」の世界観を作っているのは、「12音平均律」というものです。12音平均律とは「1オクターブを12均等分割する」といことです。これは少しむずかしい言い方ですが、このように階段をイメージすると分かりやすいでしょう12段あがると1オクタ
2023年2月24日 16:52
音楽理論が役にたつ4つの場面さて、音楽理論の必要性を考えるにあたってもうひとつ気になるのが、 「で、結局は理論ってなにに使えるの?」 というところだと思います。それはそうですよね。 せっかく勉強しても、ふだん使う場面がないのであれば意味がありません。 ここでは、具体的にどんな場面で理論が役にたつのか見ていきましょう。①共演者との会話のためたとえばセッションなど
2023年2月24日 14:19
はじめに音楽理論の必要性をめぐって、こんな会話がおこることがよくあります。「理論なんかに役に立たない!音楽は感覚でやればいいんだ!!」「いや、感覚に頼ってちゃダメた! ちゃんと理論をおさえるべき!!」バンドのメンバー間で、大学の軽音楽部やジャズ研で、あるいは見知らぬ人同士がSNSでこんな話 をしては、決着がつかないまま険悪な雰囲気になったりしています