中山道、妻籠宿を巡る旅 ~再訪~
今月初旬に長野県南木曽町にある妻籠宿へ訪れ、江戸時代当時の面影を残す宿場町を堪能してきました。
今回、妻籠宿までは、岐阜県中津川市にある馬籠宿から歩いて向かいました。片道7.7kmの道のりです。
妻籠宿では、48年前から宿場町の保存活動が実施されており、江戸時代当時の家屋を拝見することができます。
また、近年では、岐阜県中津川市の馬籠宿から妻籠宿までの街道歩きが、外国人観光客にも人気があり「サムライロード」の名で親しまれています。
こちらは、小規模水力発電の水車なのかな?と考えていた矢先「ちょっと写真撮ってもらえませんか~?」とお声がけをいただいたので、お手伝いをしました。撮影したのは、女性お二人でしたが、この後、行く先々でお二人とは顔を合わせるハプニング?がありました。笑
こういった一期一会も旅の醍醐味であり、楽しいひと時ですよね。
この日は日曜日だったので、多くの観光客の皆さんが宿場巡りを楽しんでいました。
その中で、ある観光客の人が「オレは馬籠より妻籠がいいなぁ」という感想を話していたのですが、ぼくはどちらの宿場も好きです。
中津川の馬籠宿は、宿場町としては珍しい坂道の続く宿場で、たくさんの飲食店やお土産屋さんで盛り上がっていますし、妻籠宿は、軒を連ねるお宿や飲食店の家屋が素朴な雰囲気で、優しさの伝わる宿場であるという印象を受けました。
樹高8mのギンモクセイ。
1968年(昭43)3月21日に長野県の天然記念物に指定されました。
その大きさには終始圧倒させられました。
ギンモクセイが大きすぎて、写真に納まりきりません。
桝形(ますがた)とは、幕府が敵からの攻撃に備え、宿場に設けた交通上の要塞で道を直角に2度曲げて外敵の侵入を防いだもの。
写真では、肝心の道を直角に2度曲げた場所は写っていません。w
階段から眺める宿場の雰囲気がとても気に入りました。
現在の妻籠宿は、江戸時代当時とどこに違うがあるのか?と言えば、宿場の道が土からコンクリートになった。という所でしょうか。
妻籠宿をみっちり2時間堪能した後、再び中津川市の馬籠宿まで歩いて帰りました。
道中、蘭川(あららぎがわ)の水の美しさに心奪われると「妻籠にまた来よう、中山道を歩こう」という決意を新たにしていました。
妻籠宿では、今から48年前に保存運動が開始されて以降、妻籠の人たちは、その場に住み続けながら「売らない・貸さない・壊さない」の三原則を忠実に守り、江戸時代の町並みという貴重な財産を後世に伝え続けています。
実際、妻籠宿を歩いていると、家屋には、雰囲気の柔らかさと清潔さを感じ、宿場全体が大切に保存されている証拠を随所に拝見させていただき、現地の方たちの熱い思いを感じました。
そして、妻籠宿を出発して2時間、無事に馬籠宿に到着しました。
この日の気温は18℃で過ごしやすく、天気もこの上ない青空だったので、絶好の妻籠宿観光日和となりました。
次は、来年の春に訪れたいと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、おやすみなさい。
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