ちょっちゃん

昔から書くことに憧れがあった。けっして上手ではない文章だけれど、気持ちが伝わるといいな…

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昔から書くことに憧れがあった。けっして上手ではない文章だけれど、気持ちが伝わるといいなと思います。言葉にしないとわかってもらえないことも多いし。猫好きなので、猫の話題が多いかもしれません。

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  • ちょっちゃんの日常あれこれ

    少し人と違う視点があって、生きづらいことがあると思っていました。でも、同じ視点の方も世の中にはいるかもしれないし、ひょっとしたらこの視点を面白がってくれる人もいるかもしれない。という訳で、日常で感じたことを綴ります。

最近の記事

飼い猫チョコのこと 家出編④

私と姉の二人暮らしに、仔猫がやってきて二ヶ月が過ぎた。一緒に眠ってくれるようにはなっていたけど、慣れているかどうかと聞かれたら「もう少しかな」という感じ。 例えば、シャーッと威嚇はされないけど一定の距離を保たれている、呼んでも振り向いてはくれない、だっこしてしばらくすると暴れて逃げていくといった様子。   ある日、姉の友人が我が家に遊びに来た。仔猫を中心に一しきり盛り上がった後の夜10時、マンション8階にある我が家から、一階の駐車場まで見送りに行った。その時、姉の腕の中に

    • コロナで体は消耗したけど、心は回復したこと。仕事と私の関係。

      ある朝の発熱により、いきなり社会と断絶されてから本日で9日目。東京都からは二日前に療養解除が言い渡され、仕事は明後日から復帰する予定だ。今はコンビニで買ったコーヒーを飲みながら、ぼんやりと街ゆく人と青空を眺めている。 そもそもコロナ療養に入る前、私は退職を申し出ていた。今年の春、転職したばかりの職場では分不相応な役職を与えられ、日に日に消耗していった。それでも、誘ってくれた代表の期待に答えたかったし、慣れればどうにかなるとも思っていた。 だから、会議で代表から理不尽に大声

      • 東京、独身、一人暮らしのコロナ闘病【2日目】

        この日も9度の熱。そして、東京都から、オキシパルスメーターと食料と飲料が届いた。 ポカリ、トマトジュース、コーヒー、ゼリー飲料、おかゆレトルト各種、カレーレトルト各種、ハヤシライスレトルト、パスタ、パスタソースレトルト、レンチン用の白ごはん、シーチキンの缶詰、カップラーメン、袋麺、お茶パックなどなど。ありがとう、一ヶ月は籠城できそう。でも、肝心の食欲がねぇ。。。ひとまずゼリー飲料を飲む。 東京都の見守りシステムであるインターネットサイトハーシスに今日の体温と酸素濃度と症状

        • 飼い猫チョコのこと やってきた頃の病院編③

          当時の我が家は、3つ上の姉との二人暮らし。地方都市のマンションの8階、3LDKの好立地という、今となっては後にも先にもないぐらいの立派なところで暮らすことができていた。家賃は姉と折半。とはいえ、私は学生の身分で、月々の仕送りで払っていた。親のおかげ。 おっと、チョコのことだ。そんな我が家にやってきたチョコは、その頃、玄関の靴箱の下にずっといた。怖かったんだろうな。 猫おばさんから買ったドライのペットフードには見向きもしないチョコのため、少量のご飯にだし汁をかけてだしてみた

        飼い猫チョコのこと 家出編④

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        記事

          東京、独身、一人暮らしのコロナ闘病【1日目】

          発症を0日目のとして、1日目の出来事を。前日、病院でまさかの陰性判定をされた私は、念を入れて、コロナの病原菌が活性化するまで1日待つことにした。一日過ぎた朝、9度4分で目覚めた。もう、頃合いだろう。薬局で購入したコロナウイルス抗原検査キットで診断することに。今度こそ陽性が出てもらわないと困る、逆になんの病気だよ?!ってなる、祈るように判定を待った。 陽性!!✨ ようやっとだ。よしっ、これからのことを東京都の発熱相談センターで相談してみよう。電話に出てくれた看護師さんに経緯

          東京、独身、一人暮らしのコロナ闘病【1日目】

          東京、独身、一人暮らしのコロナ闘病【0日目】

          こんばんは。東京一人暮らし、アラフィフ、独身のスリーコンボで、コロナになったらどうしよう感が人一倍強かったムーです。 そんな私がとうとう感染。本日で6日目。ざっくり、どんなことになっていたのかお話ししようと思います。 【0日目 発症日】 早朝、目が覚めると熱があるような気が。とはいえ、今週は代表に怒鳴られる確率かなり高めの会議(←あっ、うちの会社は怒鳴られ率高め。黒に近いグレーよ、とほほ。)があるし、出社したくない気持ちが高じているだけかも。念の為に検温すると8度4分!イ

          東京、独身、一人暮らしのコロナ闘病【0日目】

          飼い猫チョコのこと お家にやってくる編②

          猫おばさんのところに、アーケードで見かけた白猫を引き取りに行くことになった。同居していた姉は仕事だったので、当時お付き合いしていた彼に一緒に行ってもらった。 猫おばさんのお家は、駐車場の奥に小さな事務所をかまえていた。摺りガラスの引き戸をするすると開けると、小さなケージが積み重ねられており、確か12ケージぐらいあったように思う。各ケージには2匹ぐらいずつの仔猫がいた。 お目当ての白猫のケージを見ると、もう一匹グレーの仔猫がいた。元気いっぱいの白猫に踏まれているのに、足を体

          飼い猫チョコのこと お家にやってくる編②

          飼い猫チョコのこと 出逢い編①

          私が大学時代に暮らしていた地方都市には、週末になると、繁華街に通称猫おばさんと呼ばれる人が出没していた。アーケード内に1メートル四方の柵を貼り、猫数匹をそこに入れ、その横に小さなチェアーを出して日がな一日気怠そうに座っていた。今思えば、譲渡会の先駆けのような活動だったが、猫おばさんの放つ精気の感じられない目線が怪しげに見えて、とても近寄りがたかった。 私は大学に通うために実家を離れ、社会人の姉と二人暮らしをしていた。当時、姉も私も20代。休みが合うと、二人でよく繁華街に出か

          飼い猫チョコのこと 出逢い編①

          殿様みたいな野良猫さんの話

          歩道の真ん中に、白色に黒の斑模様の大きな猫がいました。私は、猫を驚かさないように、猫を中心として1メートル程度の距離を測りながら、周りを囲むように迂回することにしました。 でも、心の中では、「1メートルぐらいの距離では、迂回したとしても、猫はきっと逃げ出すだろう」と思っていました。しかしながら、その予想は大きく裏切られ、猫は迂回する私をジロリと睨みつけながら、微動だにしませんでした。まさに威風堂々。 先を急いでいた私は、そのまま通り過ぎました。しばらくしてから、気になって

          殿様みたいな野良猫さんの話