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【週末投稿】つれづれ有用植物#212(ミズキ科ミズキ属:サンシュユ)

中国原産の落葉小高木です。
日本では一般に花を観賞用とするため、庭木などに利用されて東北地方から九州で栽培されていますが、江戸時代に薬用植物として種が持ち込まれた歴史があります。

早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつける壮観さから、ハルコガネバナ(春黄金花)という名前が付いています。

秋になると枝一面にグミのような赤い実がつく様子から珊瑚に例えてアキサンゴ(秋珊瑚)とか サンゴバナ(珊瑚花)と言われています。
生食はできませんが、味は甘く、酸味と渋みがあります。

■実の利用
生薬:山茱萸(さんしゅゆ)
赤熟した果実を採取して、熱湯に数分間浸した後にザルに上げて種子を取り除き、日干し乾燥させた果肉を利用する。主に滋養強壮に使われている様です。

果実酒
ホワイトリカーに漬け込み、好みで砂糖をいれて成熟させます。
疲労回復、滋養強壮、冷え性、低血圧症、不眠症 改善に寝る前に1~2杯程度飲用する事が紹介されています。

ジャムとしても利用されています。

■併せて読みたい (Let's Green Life)
注目されているサンシュ。その将来性を語る。
カワイイ黄花、実は美味、漢方にもなる。欲しい~!サンシュ。


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