【週末投稿】つれづれ有用植物#145(ヒユ科アカザ属:アカザ・シロザ)
世界中に分布している一年草の植物で、比較的乾いた荒れ地等によく見られ日本では北海道から沖縄まで全国的に分布しています。
先端の若葉の部分には微細な粒に覆われており、強い太陽の光から自身の組織を守っているそうです。白っぽくみえるものが「シロザ」と呼ばれ、ピンク色にみえるものが「アカザ」と呼ばれています。実際に触ってみるとざらざらした粉が付いているのが判ります。
アカザやシロザは最近は都会では見かけなくなってきましたが、皆様の所はいかがでしょうか。
さて、有用植物としてはどんな利用ができるのでしょうか。
■美味しく食べられる
柔らかい葉の部分は、湯がいて食べるとホウレンソウに似た食感があります。ホウレンソウも同じアサガ科です。
シュウ酸を含まれている為生食には向きませんが、湯がくと美味しくいただけます。
ホウレンソウよりは多少、歯ごたえがありますので好みにより細かめに刻むと良いかもしれません。
食べた後に強い日光に当たると紅潮、水腫、皮下出血などを起こす(アカザ日光アレルギー性皮膚炎)ことがあるそうです。
■杖として利用される
アカザの茎は軽くて丈夫でまっすぐな為に、杖の材料として最高級なのだそうです。水戸黄門のご老公がもっている杖や、七福神がもっている杖もアカザ杖だそうです。
アカザの杖作り体験(アカザ杖ひろめ隊)2分
mitokairakuen 様
■薬効がある
乾燥葉を使って痛み止めや、健胃や強壮を目的で煎じて服用したり、虫刺されには生の葉の汁を患部に塗布するなどの使い方がある様です。
PinguBanana は近場に生えている所が無かったので、メルカリでシロザ苗を譲ってもらい庭に植えました。
★参考
四季の山野草 アカザ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?