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【週末投稿】四季がある日本のバナナ #1(春を待ちわびる)

立春がすぎても、なかなか温かい日がやってこない。
寒い日は家でぬくぬくしたい気持ちであるが、植物たちの息遣いが気になる。

芭蕉が生えているいつもの道を歩く。
カリカリに枯れた様に見えるが、温かくなるとその枯れた先端から勢いよく緑の巻葉が出てくる。
生きているのだ。

芭蕉と近縁のバナナは姿がとても似ている。
私たちが日本で食べるバナナは、温室など特別な環境がないと
本州の冬は寒すぎて越せないのだが、ある種のバナナは簡単な工夫で
関東以南の露地で越冬が出来、実も収穫できるのだ。

バナナは実芭蕉ともいう。
その越冬できるバナナは、写真の芭蕉と同じように今はカリカリの状態だ。
しかし桜の咲くころ、バナナは芭蕉と同様、緑の巻葉を出してくる。

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