ARAHI

治具などを作って説明したり、謎理論を展開します。 目標は「難しい」を「簡単」に、「見え…

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治具などを作って説明したり、謎理論を展開します。 目標は「難しい」を「簡単」に、「見えない」を「見える」にです。

マガジン

  • 空理空論

    『机上の空論』妄想と仮説を徒然と書いていきます。正しい保証は無いので自己責任でお願いします(笑)

  • 治具の取り扱い説明書

    作成した治具の説明です。

最近の記事

DCモータのトルク測定について

前置き申し訳ありませんが、今回説明する内容について実測や確認を行っていません。 物理の計算式で見ればDCモータのトルク定数を算出できるのですが、実際にどの程度有効なのかといった最も重要な部分を確認できていません。 (非常に大雑把な計算となっています) その為、今回の記事はかじった程度の内容であり、空理空論に記載しております。ご承知おきください。 測定方法図のようにトルク定数を求めたい測定対象のモータ(オレンジ)とそれを回転させる回転用モータ(ブルー)を接続し、回転用モーター

    • ローラースタンド、ヒートインサーターの別途使用方法

      先日、カウンターを固定する為の別途追加パーツについてご紹介させて頂きました。 今回はローラスタンドとヒートインサーターを使用して、本来の用途とは別にどの様なことができるのか紹介させて頂きます。 ※用語説明 2種類の治具の別途使用方法をご紹介させて頂きますので、以下の振り分けをさせていただきます。 ★メイン・・・該当治具が必要 ◆サブ・・・一部パーツを使用して使用感を向上させる (1)ホイールの軸穴貫通 ★メイン:ヒートインサーター ◆サブ:ローラースタンド ヒートチ

      • カウンターサポート

        ※注意※ こちらの治具は「ヒートインサーター」「ローラースタンド」「ギヤディグ」の別途購入が必要です。 なお、「ヒートインサーター」「ローラースタンド」を使用したプラローラーへの520圧入やプラリング付きWAの作成は6月10日のレギュレーション改定によりタミヤ公式レースでの使用が出来なくなっております。 ご承知おきください。 お久しぶりです。 今回は治具というより追加パーツのご紹介です。 メインとなるのはP!MODELLABOさんの「ギヤディグ」でその取扱いをサポートするも

        • ベアリングの分解方法【金属シール】

          金属シールのベアリングの分解方法について手順を書こうと思います。 工具私が使用してるものは御覧の通りです。 ・デザインナイフ ・先端が細いピンセット 以上です。 精密ドライバーや待ち針があった方がやりやすいとも聞きますが、そこは各々でお試しください。 注意刃先を使った作業があります。また、作業中に刃先が欠ける場合もあります。 怪我などしないよう気を付けて作業してください。 Cリングを外すまず金属シールを押さえているCリングを外します。 1.Cリングの切れ目を

        DCモータのトルク測定について

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        • 空理空論
          6本
        • 治具の取り扱い説明書
          14本

        記事

          ヒートインサーター

          ※2022年6月10日のレギュレーションの改訂により、タミヤ公式大会ではレギュレーション違反となっております。 当記事についてはログとして残しておく事とします。 ご承知おきください。 最近、ますます暑くなってまいりましたね。 皆様いかがお過ごしでしょうか。冷たいものばかり食べて便器と親友になった私のようになることが無いようお過ごしくださいorz さて、今回の治具「ヒートインサーター」は「ローラースタンド」と組み合わせて使用する治具となります。 また、作成するものに

          ヒートインサーター

          ローラースタンド

          ※2022年6月10日のレギュレーションの改訂により、タミヤ公式大会ではレギュレーション違反となっております。 当記事についてはログとして残しておく事とします。 ご承知おきください。 新しい治具の紹介です。今回はなんとP!MODEL LABOさんとのコラボです。 ありがとうございます。 コラボするのはこれらの商品 ローラーディグ520シリーズです。 今回の治具はローラーディグ520シリーズを使用するとき、より高い精度で穴を加工できるようにサポートする治具です。

          ローラースタンド

          井桁保持治具

          お世話になります。 今回ご紹介させていただくのは井桁作成時にFRPフレームを保持し、精度良く接着することを補助する治具となります。 井桁の作成精度も大切ですが、接着する時の精度はより重要です。 〇利点詳細に書くと項目が多くなったので、ざっくりまとめました。 利点は下記の通りです。 ・接着前に完成状態の確認ができる。  ⇒完成前に寸法のミスなどに気づくことができる。 ・井桁を高い精度で貼り付けることができる。  ⇒寸法だけでなく、角度も含めて高い精度で作成できる

          井桁保持治具

          シャフトストレーサー

          「真っ直ぐなシャフトが欲しい」 ミニ四駆をされてる方なら多くの方が感じた事があると思います。 なぜならば、真っ直ぐなシャフトは速度の向上、安定性の向上に繋がります。 動画で比較検証されている方も居られるので、興味がある方は是非ご覧になって下さい^_^ そこで、シャフトの曲がりを修正する為の治具(工具?)を作成しました。 名前は「シャフトストレーサー」です。ポイントとしては下記の通りです。 ◯利点・六角シャフトは全種類対応。 ・1.4ペラシャ、2.0ペラシャも対応

          シャフトストレーサー

          ホールリーマーNについて

          本日はこちらについての記事を書かせて頂きます。 P!MODEL LABOさんで取り扱っているホールリーマーNです。 結論から言わせて頂ければ・・・ 軸受けの圧抜きとしてはとても使いやすいです^_^ ◯今回使用した方法 今回は実験的に軸穴の中心や距離については何も考えず、リーマーが奥まで入った状態で5回転させています。 結果として、リーマーを回転させる時に抵抗が無くなるまで削りました。 実際に使用する際にはこまめに確認しながら、回転中心を意識して丁寧に使用して下さ

          ホールリーマーNについて

          プロペラシャフトのピニオン角度のモデル式

          お世話になります。 私生活で色々あり遅くなりました。 まずモデル式は下記の様になりました。 〇モデル式COS(0.4×θ1+5)×COSθ1×      COS(θ1+ピニオン角のズレ)×COS(0.4×θ1+ピニオン角のズレ)-5) ※逆転は COS(0.4×θ1-5)×COSθ1×      COS(θ1+ピニオン角のズレ)×COS(0.4×θ1+ピニオン角のズレ)+5) となりました。 また、前提条件としましては下記の通りです。 ・シャフトやギヤの変

          プロペラシャフトのピニオン角度のモデル式

          片軸ピニオン角度のまとめと考察

          今回は片軸(ピンク、オレンジクラウン)におけるピニオン角度についてまとめます。 先日、片軸についてもモデル式の作成を行いました。 実測に傾向が近い結果が出たので多分参考程度にはなると思います。しかし、詳細を説明すると長くなるのでそれについては後日、別枠か追記にて公開します。 その為、分かりにくい部分もあるでしょうが、ご容赦ください。 〇ピニオン角度とその時の関連項目の値 結果をまとめるとこの表のようになります。 なお、モデル条件はまた後日提示します(;´Д`)

          片軸ピニオン角度のまとめと考察

          プロペラシャフトのピニオン角の測定データと考察(ピンククラウン)

          時々、お買い上げ頂いた方より「この治具のおかげで」と言っていただける場面があり、大変うれしく思っております。 また、「知人が使用しており、興味を持ったから」とお買い上げ頂ける事が増えており、お勧めしていただいた方々には頭が上がりません。 さて、今回はピンククラウンを使用している場合の測定データと考察についてまとめました。 原理は私が以前書いたものを参照して頂ければと思います(あくまで仮説ですが) なお、今回の測定データはダイさん(Twitter:https://twi

          プロペラシャフトのピニオン角の測定データと考察(ピンククラウン)

          フレキシブルピニオンインサートVer2

          先日発表しましたが、今後この治具の取り扱いはP!MODEL LABO(ぽらりんさん)に委託する流れとなりました。 それに伴い、Ver1との違いをこちらにまとめさせていただきます。 主な変更点は下記の3つです。 ①省スペース化 ②プロペラシャフトの支えを一体化 ③角度調整部分の精度向上 ①省スペース化 これは客様からお声がけをいただきました。 ありがとうございます。 効果:ポータブルピットのデットスペースの活用 ポータブルピットのこのスペース。私自身もですが

          フレキシブルピニオンインサートVer2

          ピニオン角度とモータへの抵抗変動の変化についての考察

          治具の取り扱い説明書で書いた「フレキシブルピニオンインサート」を作成した際、ピニオン角度を変化させることで周回タイムが変化しました。 ※私以外からも同様の結果を報告していただきました。 元々大雑把に仮説は立てていましたが、その結果を受けて改めて資料の洗い出しを行いました。 今回はその仮説についてお伝えします。 まず、実証実験の条件と結果からお伝えします。●条件 ◎使用マシンデータ(上記写真で目視できる範囲は省略) ・モータ:ノーマル ・ギヤ:3.5:1 ・

          ピニオン角度とモータへの抵抗変動の変化についての考察

          フレキシブルピニオンインサート

          両軸モーターやプロペラシャフトのピニオン角度を調整・確認が出来る治具です。 効果について聞かれますが、結論から言います。 このマシン(ノーマル仕様)を このコース(岡山 G-WORKS様)で走らせて、 0.5秒/周タイムが縮みました。ピニオン角度だけでここまで差が出るとは思っていませんでした。 なお、コース全長は分かりません(^◇^;) このコースはノーマルマシンでも走らせる事が出来るので、一緒に行った息子も大喜びでした。 一定以上の速度域になると攻略が難しくな

          フレキシブルピニオンインサート

          井桁サイド作成治具の使い方

          お久しぶりです。 遅くなりましたが、サイド作成治具の使い方について記載します。 まず、それぞれの数字の説明をします。 ①フロントバンパーのスラスト角度 ②フロントバンパーから軸受け中心までの距離 ③リアバンパーから軸受け中心までの距離 ④リアバンパーの高さ(0はVSリアバンパー高さ) となります。 次に、上記の①から④の項目について、作成したい桁の寸法を選びます。 字が汚いのは許して下さい。 今回はフロント(スラスト1度、バンパー中心から軸中心までの距離2

          井桁サイド作成治具の使い方