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シャフトストレーサー

「真っ直ぐなシャフトが欲しい」

ミニ四駆をされてる方なら多くの方が感じた事があると思います。

なぜならば、真っ直ぐなシャフトは速度の向上、安定性の向上に繋がります。

動画で比較検証されている方も居られるので、興味がある方は是非ご覧になって下さい^_^

そこで、シャフトの曲がりを修正する為の治具(工具?)を作成しました。

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名前は「シャフトストレーサー」です。

ポイントとしては下記の通りです。

◯利点

・六角シャフトは全種類対応。

・1.4ペラシャ、2.0ペラシャも対応。

・目盛りによって曲げ量の調整が容易。

・シャフトへの接触部がアクリルの為、シャフトに傷が付かない。

・シャフトの固定が簡単。

・アクリル以外の使用材料はミニ四駆のビスとナットのみで、摩耗時交換可能。

・シャフトを任意の位置で曲げる事も可能。


◯問題点

・作業者の技量が必要。

※問題点については後述する作業方法を確立する事で対応しました。


◯実証結果

作業者の技量によりますが、1本15分くらいの作業で強化ブラックシャフトが1.97(中空用)のシャフトチェッカーを通過出来る様になりました。

1本だと説得力無いので8本やりました。

https://youtu.be/wmwvV6IJR3g

ストンと落ちていきます(笑)


また、ダイさん

https://twitter.com/m4tuning1?s=20

から平面率2/1000(とにかく平!)のジュラルミン板を頂いたので乗せてみました。

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写真は6面のうち1番隙間が大きい箇所です。

隙間ゲージで測定したところ0.04㎜でした。

測定条件は下図の様に端から5ミリの箇所に力を加えています。

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6面転がしている動画です。ほとんど隙間は見られません。

https://youtu.be/HPq1zmvAZxI


シャフトの選別が不要になりますね。


なお、1.97のシャフトチェッカーを通過するシャフトであれば、タミヤのセッティングボードで十分作成可能です(今回の動画のシャフトはセッティングボードで作成しました)

以下は治具の組み立て方ならびにシャフトの曲げ方をまとめています。


〇組み立て方

・使用材料(アクリル)

図1

・使用材料(ミニ四駆部品関係)

図2


図3

※塗り潰した部分にビスを通します。仮止めとして、各部品1箇所で組み立てていっても問題ありません(最終的には全ての穴にビスを通して下さい)

図4

図5

図6

図7

図8

図9

※このナットを固定する作業は重要です。中でナットが滑ると治具の破損にも繋がります。ご注意ください。

図10

図11

図12

図13

※Eパーツが傾くと治具の破損にも繋がります。出来るだけガタを無くして下さい。

〇治具の線について

図14

※基準線も六角シャフトの中心くらいの位置になります。


〇使い方

・シャフトの曲がり確認(六面の中で一番隙間が大きい箇所)

図15

黄色い板はタミヤのセッティングボードなど平な物を使用して下さい。

図の⚫️の箇所は全て治具を使用して修正する箇所です。

・治具への装着方法

図16

・治具の使用方法

図17

※Eパーツがビスにより少しづつ削れていきますが、強化ブラックを20本曲げても1ミリ程度でした。なお、削れても使用には問題ありません。

※ご購入者様より情報提供がありました。

・チタンシャフト:2〜2.5mm 

図1

※「線の幅の半分を追加して曲げる」とは下の図のように少しづつ曲げる量を増やしていくことです。

図19


1つの面が終わったら、他の面でも同様に確認をして、隙間が大きい様であれば同じ方法で修正していって下さい。


◯備考

今回の治具はシャフトを任意の形に曲げる事も出来ます。

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強化ブラックシャフトがグニャッてます。

だからどうしたとは言いませんが、改造の幅が広がりそうですね。

◯まとめ

・慣れるとシャフトの選別が不要になりそうです。

是非真っ直ぐなシャフトを作成して下さいね^_^

お付き合い頂きありがとうございました。

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