カウンターサポート
※注意※
こちらの治具は「ヒートインサーター」「ローラースタンド」「ギヤディグ」の別途購入が必要です。
なお、「ヒートインサーター」「ローラースタンド」を使用したプラローラーへの520圧入やプラリング付きWAの作成は6月10日のレギュレーション改定によりタミヤ公式レースでの使用が出来なくなっております。
ご承知おきください。
お久しぶりです。
今回は治具というより追加パーツのご紹介です。
メインとなるのはP!MODELLABOさんの「ギヤディグ」でその取扱いをサポートするものとなります。
「ギヤディグ」とはカウンターに830などのベアリングを仕込むための治具で写真のような加工ができます。
ギヤディグについてはこちらのP!MODELLABOさんの記事をご覧ください。
ヒートインサータについてはこちらをご参照ください。
ローラースタンドについてはこちらです。
○カウンターサポート
カウンターサポートの内容はこの写真の通りです。
それぞれの部品番号は下図の通りです。
AパーツはA1「前面用」、A2「背面用」の2種類あります。
830などをどちら側から差し込むかによって使い分けて下さい。
・その他必要部品
冒頭にお伝えしたように、ギヤディグやヒートインサーターといった別途治具が必要になります。
また、片軸のカウンターを加工する場合などローラースタンドの部品が必要になる場合があります。
片軸カウンター加工時にミニ四駆の部品の中にも「950ベアリングの内輪」といった特殊なものもありますが、これはなくとも工夫次第で何とかなります。
※取り扱いが両軸と片軸で異なるようになってしまう為、説明文では「950ベアリングの内輪」を使用しています。
・ベアリングの分解方法はこちら。
・使用方法
①~③
部品AとBを小ワッシャと5mmビスで組み立てます。取付は5mmビスがBからはみ出さないように取り付けます。
Bが落ちない程度で問題ありません。
図はA2を使用していますがA1の場合でも同様です。
◆A2を使用する場合
④~⑦
まず、A2(背面用)を使用する場合から説明します。
スタビセットのビスに520を取り付けます(写真は2個ですが気にしないでください)
その後、カウンター→部品C→ナットと取り付けていきます。
最後にOリングを取り付けます。
⑧
ヒートインサーターのガイドスタンドにビスを取り付けます。
カウンターを固定するだけで良いのであれば20mmのビス、ローラースタンドのサポーターを使用してギヤディグの3mm軸を支えたいのであれば40mmビスを使用します。
⑨
①~⑦で組み立てた部品を1つにまとめます。
この時、A,Bパーツに取り付けた小ワッシャーが穴側にズレないようご注意ください。後の部品Cを取り外す際に邪魔になります。
⑩
スタビセットのビスを取り付けているナットを外します。
⑪
Cパーツを外します。スタビセットのビスを使ってこねる様に外せば楽です。
⑫
カンターの固定が完了しました。
普通にギヤディグで加工するときはこの状態で十分と思います。
・3mm軸を支える場合
続いて、3mm軸を支えて作業中の手振れを軽減させる方法です。
⑬~⑮
ヒートチップに真鍮スペーサーを取り付けます。
⑯
ヒートチップの5mm側をカウンターのベアリング穴に差し込みます。
マスキングテープでヒートチップとガイドスタンドを仮止めすると作業が楽になります。
その後、ギヤディグを差し込みます。
・追記
片軸の場合、カウンター軸を切断します。
両軸の場合は赤丸部分の凸部分を削っておくと830などの埋め込み量が調整しやすいです。
⑰~⑱
ビスにスペーサを取り付け、ギヤディグのローレット部と面一になるよう調整し、ローラースタンドのサポートを取り付け、ナットで固定します。
◆A1を使用する場合
⑤~⑥
次にA1(前面用)を使用する場合から説明します。
A2と基本的には同じです。
スタビセットのビスに520を取り付け、ヒートチップの5mm穴側から差し込みます。
その後、カウンター→C→Oリング→A1とBを組み立てたもの→ナットの順に組み立てます。
⑦
A1に40mm(もしくは20mm)ビスを取り付けます。
ナットの取付向きが悪いとガイドスタンドとナットが干渉するので少し緩めに取り付け調整が出来る様にしておきます。
⑧
ガイドスタンドにナットが干渉しないよう調整しながら取り付けていきます。
ある程度締め付けた後、ビスを締めるとガイドスタンドがA1に取り付けたナットを支えることで締めつけることができます。
その後、ガイドスタンドに取り付けるためのナットを締めつけます。
⑨
カウンターの固定が完了です。
ギヤディグで加工ができます。
・3mm軸を支える場合
⑩
A2と同様にスペーサーで位置調整することでローラースタンドのサポートを取り付けることができます。
・片軸で使用する場合、追加パーツの使用方法
◆加工例
両軸のカウンターでも同様の加工ができます。
もちろん、ただ貫通させるだけの加工もできます。
以上です。
カウンターを固定するだけの追加部品ですが、手が痛くないので加工が楽になります(いつも痛かった)
最後に
既存の治具への追加部品の為、私のメルカリのみの販売になると思います。
(6月13日からの販売を予定しております)
追加部品ではありますが、末永く皆様のお手元で活躍できるよう製作者として願っております。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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