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なってみないと分からないことってあるでしょ?
なってみないと分かんないことってあるでしょ?
男性で言えば、生理痛とか。
これについては「分からないし、仕方ないじゃん」なんて開き直ると、世界中からシバかれちゃうので、
1ミリも分からないけれど、たぶん一生分からないけれど、分からない前提で、配慮はしているつもりです。。
でもさ、
配慮はしたいんだけど、体調が悪そうな女性に「大丈夫?」とか不用意な声をかけると、
「男も生理になったらいいのに」
なんて言葉が高確率で返っくるもんだから、僕は配慮の仕方をたびたび見失う。
愚痴じゃないからね。
うちの妻はかなり重たいほうなので、出産もしかりなんだけど、本当に本当に感謝してます。
で、
話を戻すと、「なってみないと分からないこと」ってある。
そんなことを思わされた話をするね。
自転車置き場のおっちゃん
スーパーとかドラッグストアとか、まぁどこでもいいんだけど、駐輪場で自転車の整理しているおっちゃんいません?
お店によって違うでしょうけど、地面に駐輪する目安の線が引いてあったり、前輪を差し込む器具が付いていたりして、
それを無視するかのようにバラバラに停められた自転車を並べ直すのが彼らの仕事。
でね、
この前、そんな駐輪場のおっちゃんがいるお店に行ったんだけど、そのとき僕は二人の娘を自転車に乗せていたんですよ。
だからさ、
あえて、僕は入り口から少し離れてるけど、あまり自転車が駐輪されていない、空いている場所に駐輪したのね。
そしたら、おっちゃんが言うのよ。
「こっち、こっちに駐輪しなさい」
って。
そのおっちゃんはさ、善意で入り口に近い場所に駐輪しなさいと言っているのかもしれない。
でもさ、邪推しちゃうと、おっちゃんが整理しやすいテリトリーに誘導されているとも思えなくはないじゃない。
まっそんなことどうでもよくて、
僕は結局おっちゃんの勧誘を振り切って、入り口から遠いけど空いている場所に駐輪したんですよ。
そうです、空気はよろしくないですよ。
おっちゃんからすれば善意(?)を無視されて別の場所に駐輪された訳ですから、内心モヤモヤが止まらないでしょうよ。
でもね、おっちゃん。
おっちゃんがきれいに並べた自転車の列って、確かに見栄えはいいんですよ。
そう、見栄えはいいんだけれど、大抵の駐輪場の整列ってさ、自転車と自転車が近すぎると思いません?
例えばうちの娘たち、
ふたりとも10キロオーバーのやんちゃ盛りで、そんな奴らを自転車から乗り降りさせるのって、並大抵のことじゃないんです。
単純に同じ重さのお米なんて比べもんになんないくらい、
暴れる、
はしゃぐ、
隙間に入って出てこない、
最後にゃ泣いて脱力タイム。
兎にも角にも大変なのよ。
そんなもんで、自分勝手なことを言うならさ、自分の自転車の周り1メートルには自転車の欠片も近づけないで欲しいんですよ。
その気持ちってたぶん、親になって、自転車に子どもを乗せてみないと分かんないのよ。
だからさ、保育園の駐輪場なんて、誰の号令もなく自転車と自転車が1メートルは空いてるの。
それって地味にすごくない?
僕たちにはやってみることでしか理解できない理屈があって、それは未経験では理解できないことがある。
なのに僕たちは、理解できないことをいいことに、別物の正しさに盲目しちゃう。
理解は後から追いついてくる。
★密かにサークルもしています。
ほぼ誰もいないんで、盛り上げてくれる人、本当に本当に来てほしい!
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