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第23回【地元大分トリニータの試合に行ってみた】vs湘南ベルマーレJ1第33節

こんちゃ!どうも、いったーです。
今回は【地元大分トリニータの試合に行ってみた】シリーズ第2弾vs湘南ベルマーレについて書いていきたいと思います。

前節の振り返りです。

 湘南ベルマーレのホームスタジアム「Shonan BMWスタジアム平塚」に来るのは今回で2度目です。(※最初は2017/04/22で、大分が1-0で勝利しました。)Shonan BMWスタジアム平塚のネーミングライツが今期で契約が切れるというメモリアルマッチが2度目の観戦日に重なり、複雑な気持ちでスタジアム入りしました。2017年の対戦から今回もピッチに立ったのは、RCB岩田智輝、CB鈴木義宜、CF伊佐耕平(以上、大分)CF石原直樹、CMF斎藤未月、RWB岡本拓也(以上、湘南)と6人しか?いませんでした。

キックオフ

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ホームチーム
湘南ベルマーレ
監督:浮島 敏
フォーメーション:3-1-4-2

アウェイチーム
大分トリニータ
監督:片野坂 知宏
フォーメーション:3-4-2-1

<新たなビルドアップ>

 大分は深い位置からショートパスを繋ぎながら、相手を自陣おびき寄せる「疑似カウンター」が特徴的です。昨季にJ1に披露されたスタイルは研究され、むやみやたらに相手もプレスを掛けずに狙いを絞るやり方を採用してきました。そのため、ビルドアップのパターンが多様化したように感じました。

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新型パターン

今回は、RCB刀根、CB鈴木、LCB三竿ということで、純粋なCBが2枚起用されました。(※普段はRCBを務める智輝くんが今回は1列前のRWBで出場のため)その為、CMFが最終ラインに下がることなく、3バック+RWBの4枚でビルドアップを開始します。

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パターン①

大分はハーフディフェンダー(3バック時の攻撃的なRCB,LCBを指す)を2枚起用し、ビルドアップ時には、CMFを1枚最終ラインに下げた4枚の陣形でビルドアップを開始します。

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パターン②

ハーフディフェンダー+CB+GK+CMFのひし形の陣形でビルドアップを開始します。

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前半12分から13分にかけて、よく新しい型のビルドアップを見ることが出来ます。

 しかしながら、湘南のプレスの掛けるタイミング、ランニングのコースが素晴らしく、横パスの連続から、最後はLCB三竿の位置で完全に蓋を閉められました。1人が走り出すと次々に連動して、スペースを埋め、人に付くのはさすが「湘南」という形でした。

 特に、湘南スタイルの体現者#16齋藤 未月の状況判断や無駄のないランニングのコース取りは試合中何度も見ることが出来ました。ルビン・カザンにローン移籍前最後の試合ということで、自分の目で彼のプレーを見ることが出来てシンプルにうれしかったです。(ちな、同い歳w)

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 大分も3バックながら守備時にはWBを含めて5バックとなります。押し込まれていたために、アタッキングサードにボールを運ぶ回数は少なかったです。3バックの悪循環に陥るパターンにはまってしまいました。ビルドアップが難しいと判断するとLCBやRCBを中心に、STが中盤に降りてきた瞬間に、CFをサイドの空いたスペースに走り込ませる形で陣地回復をしました。
 大分は、ビルドアップをするのか、ロングフィードを蹴るのかの判断がクリアであり、チームとして共有できているように思えます。

湘南の先制点

 前半にスコアが動いたのはセットプレーでした。プレスを中心に相手大分を自陣から前進させない、アグレッシブな守備を採用したために、ほぼ前半はハーフコートゲームでした。
相手が5バックになり、PA内では手詰まりになりました。

ボックス内が渋滞した際には以下の解決方法が一般的です。
〇純粋にハンマータイプCFやパワーで優位を取る
〇一瞬のスピードで、小さなスペースを攻略する
〇ドリブルスキルやパススキルで相手の裏をかく

しかしながら、湘南には上記のような、大分に対して大きな優位性を持つ武器がなかったために、ゴールに近いようで遠い時間が流れてきました。そこで均衡を破ったのは、セットプレーCKからでした。24分のCKで中でフリックしてファーサイドの選手が押し込むという、力ずくではなく工夫されたCKでした。

ワンチャンスをものにした大分

 大分も同じようにビルドアップが上手くいかずに、相手アタッキングサードに侵入することすらままならない状況でした。前半ラストプレーのこちらもCKでネットを揺らします。
 基本的には大分はCKの際ニアサイドに固まってフリックという形をとっていましたが、珍しく蹴る瞬間にばらけて、PKスポット付近のCF伊佐がフリックし、ファーサイドの空いたスペースにST高澤が飛び込みシュート。という形で同点ゴールをもぎ取りました。恐らく、準備してきたセットプレーと推測できます。

CF伊佐の技あり逆転弾

 大分は本日2度目のビックチャンスで2点をもぎ取りました。大分の武器でもあるハーフDFが攻撃参加した際に得点が生まれたことは必然と言っても過言ではないでしょう。3バックシステム特有のひし形の連続のポジショニングが功を奏した形です。今回はCB,RCB,CMF,RWBでした。CF伊佐の裏への動きだしのタイミング、ひし形でのパスがワンタッチの連続だったからこそ、CF伊佐も相手DFの視界から消えることが出来たのだと思います。

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 ゴールセレブレーションで#27ST三平和司を真似たものを全員で披露しました。最年長の三平ですが、チームメイトから大変愛されており本当に、契約満了は悲しい知らせです。

 幾度となく、湘南の背後をとり、GKとの1on1のシーンを創出しましたが、相手の息の根を止める追加点を奪うことが出来ませんでした。ここは今週のvs鳥栖や来期以降の課題として持ち越しです。

<結果>

湘南ベルマーレvs大分トリニータ(1-2)
スタジアム:Shonan BMWスタジアム湘南
得点:‘24金子大毅(湘南) ’45高澤優也(大分) ‘53伊佐耕平(大分)

 今日、最終節はサガン鳥栖が相手です。横浜FC vsサガン鳥栖を見に行った際に、鳥栖はアカデミー出身や若い選手を積極的に起用し活躍していたので、若手の躍動という点でも注目したいです。CFレンゾ・ロペス選手目掛けた迫力あるセットプレーも注目です。

 6試合ぶりの勝利ということで、最終節に向けて弾みをつけたと思います。
最終節vs鳥栖は「バトル・オブ・九州」(Battle of Kyushu)ということで、なんとしてもライバルを叩きのめして、九州に大分ありを見せつけてほしいです。

ここで、最後に大分のチャントを紹介して締めたいと思います。

「勝利のために ただ突き進む 俺ら大分 九州の誇り」

ライバルを下して勝利で、シーズンを締めくくりましょう。

それではこのへんで、、、

ばいころまる~


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