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2023年7月27日の日記

「今日も暑い一日になりそうです」なんつってる気象予報士の憂鬱を、トーストにサマージャムを塗りながら聞いていた。なりそうですじゃない、なるんだ。
 ナンダカンダと言われても夏は夏で、楽しいイベントや予定を組み込むことが多い。とりわけ旅愁が増すのは間違いなく真夏と真冬であり、こんな季節には徒歩2分のコンビニでさえ億劫になるが、遠い異国の地ならばそれは厭わない。

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 「帰省感のある帰省」に少し憧れる。今私が住んでいる大阪から、実家のある神戸まではJRを使えば乗り換えなしで電車1本。ものの1時間もかからないショートトリップ。神戸の山と海の間を走行しているときは確かに帰ってきた感はあるものの、線路沿線を自動車はビュンビュン飛ばしているし、コンビニもレストランも立ち並んでいる。いわゆる"街感"は抜けきらない。
 2時間に1本しか電車が来ないような、郊外のさらにはずれの無人駅、何者にも遮られていない青い山々にひたすら打ちのめされるような景色を目にしてようやく「帰ってきたなぁ」と思えるような帰省を、たまにだけれど、してみたくなる。夏になると特にね。

 そんなことを思いながら、3分に1本やってくる電車に乗って今日も家に帰るんだ。

 
 

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