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展覧会へようこそ

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自分が行った展覧会の感想。
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画家の肖像

東京ステーションギャラリーで開催されている『佐伯祐三 自画像としての風景』を見に行ってきました。

東京ステーションギャラリーは今回初めて行ったのですが、まさかエレベーター降りたら即展示室になっているとは…トイレは1階にしかないので、先に行っておくのが吉です。

美術館巡りにハマり出した頃は、印象派を中心とした華やかで分かりやすい作品が好みだったのですが、ここ数年は、印象派を離れた頃のセザンヌやユ

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美の殿堂の歴史と変遷を垣間見る

アーティゾン美術館で開催されている『パリ・オペラ座 響き合う芸術の殿堂』を見に行ってきました。

アーティゾン美術館て、そもそもどこにあるのか?と調べてみたら、旧ブリヂストン美術館だったんですね。しかも2020年オープン。リニューアルして間もない美術館で、東京駅から徒歩で行けて、美術鑑賞の後はちょっと歩けばすぐ銀座という好立地でした。最高かよ。

6階までが美術館になっていましたが、収蔵庫はその上

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僕らはみんな生きている

僕らはみんな生きている

久しぶりに東京都美術館に行って、『岡本太郎展』を見てきました。

岡本太郎、名前も作品も知ってるけど、ちゃんと見たことなかったので良い機会だと思い、1番早い時間の日時指定チケットをとりました。

金曜日の朝9時でも上野公園には人がいっぱい‼︎
ピカソに並ぶ人、パンダに並ぶ人、国宝に並ぶ人…結構カオス。

天気が良くて、雲ひとつない青空に銀杏の黄色がとても色鮮やかでした。

ほぼ時間通りに到着してサ

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19世紀の風景

19世紀の風景

久しぶりに美術展に行ってきた。

『ランス美術館 風景画のはじまり コローから印象派へ』


フランスのランス美術館のコレクションから、風景画に焦点を当てて構成された展覧会で、特にランス美術館が誇るコローのコレクションから16点が公開されている。1部版画作品も含まれていて、いわゆる『印象派』の前身のような作品が揃った展覧会だ。
思えば、西洋絵画の展覧会はいつぶりだろうか?と考えてしまうくらいには、

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